FC2ブログ
2019’06.10・Mon

SIBYLLE BAIER 「COLOUR GREEN」

psibyllebaier001.jpg

 ドイツのシンガーソングライター兼女優シビル・ベイヤーの、2006年発売のアルバムであります。実際の音源は1970年から73年に宅録されたモノらしく、2004年にシビルさんの息子がCD化して、それを聞いたダイナソーJR.のJ.マスシスが協力して2006年にやっと発売となった経緯があるようですね。発売当時はちょっとだけ話題になったと記憶しておりますが、聞いてみたいとは思ったもののその後はすぐに忘れ去ってしまっておりました。しかしこの度SPOTIFYサーフィンをヤッテいる時に偶然見つけまして、めでたく聞くことが出来た次第であります。

 この作品は宅録だけあってほぼデモテープという音源になっていますが、簡素に淡々と綴られる歌が、なかなかに魅力的で味わい深いんですよ。全編にわたってシンプルなアコギの弾き語り状態で、ほぼ何の飾りも味付けもありません。歌声は今にも消え入りそうな、まるで白昼夢という感じの儚さであります。コレは勝手な妄想ですが、もしこの人が歌っている姿を目撃したら、多分足が無くて体が透けて見えたことでありましょう。その佇まいは、ほとんど幽霊って感じです。しかしですね、この幽霊みたいな歌が、意外に強烈な磁場を持っているんですよ。フワフワと頼りなく漂っているだけのように感じられるのに、いつの間にかシビル・ベイヤーの世界に引きずり込まれてしまうんですよね~。う~む、コレは怖い。

 この人に似た歌手で、イギリスにヴァシュテイ・バニヤンという人がいますが、幽霊度合いはどっちもどっちで、聞いていると取り憑かれてしまいそうな感じがして来ます。そしてその内アチラの世界に引っ張っていかれそうな・・・。ですので、わっちにとっては結構不気味で怖~い音楽なんですけど、怖いモノ見たさ(聞きたさ)でついつい聞いてしまうという、なかなかに危険な作品であります。こういう儚くて淡い幽霊世界がお好きな方は結構いらっしゃるかと思いますが、聞かれる際は取り憑かれないよううにお気をつけ下さいませ~。アチラの世界に行って戻って来れなくなっても、わっちは知りませんからね~♪
スポンサーサイト



Categorie欧米  トラックバック(0) コメント(0) TOP

 |TOP