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2019’11.08・Fri

TANIA SALEH 「A FEW IMAGES」

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 レバノンのシンガーソングライター、タニア・サレーの2014年のアルバムであります。レバノンの歌手ですが、何故かノルウェーのシルケリグ・クルチュール・ヴェルクスタ・レーベルからリリースされている作品であります。シルケリグってカリ・ブレムネスとかシリエ・ヴィーグ、シゼル・アンドレセン等々の地元の優れた歌手の静謐なアルバムを出すレーベルという印象があるんですけど、レバノンの歌手の作品を出したりもするんですね~。先日取り上げましたリム・バンナのアルバムも、シルケリグからのリリースでしたけど。

 ところでサレーさんってレバノンのアングラ・シーン出身の人らしいですが、ジャズやら欧米風ポップスやらボサノバなんかの要素が多々入った音楽をヤッテいて、めっさアラブという感覚はあまり無い人ですね。となりますと、アラブ世界よりはヨーロッパの方が活動しやすいのかもしれません。ファイルーズ系の柔らかくて優しい歌声は誰でも抵抗無く聞けるかと思いますし、この音楽性には良く合っていると思います。アラブ的なコブシ回しをシッカリと持ってはいるものの、欧米的な要素とのバランスは絶妙に取れていますので、とても聞きやすいです。言ってみれば、エキゾな感覚があるジャズ・ヴォーカルみたいな感じで聞けるのではないかと。

 まあ考えてみるに、アラブ世界の大歌手でありますファイルーズだって結構欧米的な要素が強いポップスを歌っていますし、この手の音楽が何故メイン・ストリームではなくてアングラ・シーンから出て来るの?という気は致します。しかしアングラという言葉から連想されるような危ない(?)要素はありませんし、もしかしたら歌詞は過激だったりするのかもしれませんけど、ドリーミーで心地好い響きを持ったサレーさんの音楽は、ポップス好きにはアピールすると思います。ファイルーズがお好きな方にも、普通のポップス・ファンの方にも、是非聞いていただきたい音楽ですね~。
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