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2019’11.15・Fri

CARMEN PARIS, NABYLA MAAN 「DOS MEDINAS BLANCAS」

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 スペインの女傑カルメン・パリスと、モロッコ出身の歌手ナビラ・マーンの、2017年発売の共演アルバムであります。この2人がどのような経緯で出会ったのかは存じませんが、モロッコとスペインって地中海を挟んで向かい側同士の国ですから、人の行き来や文化の交流が昔からあったというのは想像に難くありません。まあ昔から交流があったとは言え、カルメンさんとナビラさんが出会ったのは必然なのか奇跡なのかよくわかりませんけど、音楽ファンとしては「出会ってくれてありがとう!」と言いたくなってしまいますね。

 コチラのアルバムで聞ける音楽は、前からわっちが一人であーだこーだ言っておりますアラブ・アンダルース音楽であります。まあスペインのカルメンさんとモロッコのナビラさんが共演するとなれば、出来上がる音楽は必然的にアラブ・アンダルース音楽になるワケではありますが、その完成度の高さに思わずニンマリとしてしまうのでありますよ。両者とも伝統的な音楽を大事にしつつ、そこに幅広い要素を溶け込ませて非常にハイブリッドな音楽を作り出す才能に長けていますが、それが遺憾無く発揮されたアルバムだと言えると思います。アラブっぽくもあり同時にヨーロッパっぽくもあり、そのブレンド具合が絶妙な美しい音楽に仕上がっていると感じられます。アコースティックな質感を大事にした大らかでゆったりとしたバックの演奏も素晴らしければ、対照的な個性を持つ2人の歌も素晴らしく、時間を忘れて聞き惚れてしまう今日この頃であります。

 ちなみにハスキーで迫力のある力強い歌声がカルメンさんで、透明感のある柔らかくて可憐な歌声がナビラさんでありますが、聞いているとどちらがアラブの歌手でどちらがヨーロッパの歌手なのかわからなくなって来るぐらいに2人の良さが混ざり合っていて、相性は抜群に良いと思います。ですので冒頭で申し上げましたように、「出会ってくれてありがとう!」なんて言いたくなってしまうんですよね~。まあ人によっては「カルメン・パリスみたいなババアの歌声は要らん!」ということもあるかと思いますが、カルメンさんの辛口の歌が、ナビラさんの優しい甘口の歌をより一層引き立てているように感じられるのはわっちだけではないと思います。

 いや~、SPOTIFYで見つけるまでその存在を全然知らなかった作品でありますが、聞くことが出来て本当に良かったと思います。先日取り上げましたナビラさんのソロも良かったですけど、コチラの共演盤も負けず劣らず良い、わっちはそう思います。人知れずいつの間にかこんなアルバムがリリースされていたなんて(と言うか、わっちが知らなかっただけですが)、アラブ・アンダルース音楽って奥が深いな~と実感している次第なのであります~♪
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