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2019’12.08・Sun

TUULETAR 「RAJATILA」

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 フィンランドの女性4人組コーラスグループ、トゥーレタルの今年発売のアルバムであります。全然知らないグループですのでネットで検索してみたのですが、クラシックの学校でありますコペンハーゲンのロイヤル・アカデミーで出会った4人が2012年に結成し、フィンランドの伝統的なフォークミュージックとヒューマン・ビートボックスなんかを混ぜ合わせて独自のポップミュージックを作り出している連中なんだそうです。まあとりあえずは何だかよくわかりませんので、聞いてみた次第であります。

 この連中はコーラスグループということですので、わっちとしましては前に取り上げましたカルデミンミットみたいなステキなコーラスワークを期待してしまうワケでありますが、比べるとヤッテいる音楽は全然違いますね。カルデミンミットは民俗楽器のカンテレを演奏しながら優しくも美しいコーラスを聞かせてくれますが、コチラのトゥーレタルは随分前衛的と言いましょうか、曲によってはかなり攻撃的な音を聞かせるのであります。

 基本的には相当なテクニックを持つ4人のコーラスを中心として、実に北欧らしいヒンヤリ冷たい空気感を持った曲をヤッテいるんですが、エレクトロなサウンド・エフェクトなんかを使いつつ、前衛的と表現する以外に無いタイプの音作りをしています。フォークミュージックと呼ぶにはあまりにラジカルですので、ワールド系音楽ファンよりは寧ろプログレファンとかエレクトロ系の音楽が好きな人に響くところがあるのではないかと思われます。

 ぶっちゃけ言ってこの手の音楽って、個人的にはあまりタイプではないはずなんですよ。しかしですね、カッコいいんですよこの連中の音楽は。伝統的なフォークをベースにしているからって、別に素朴でシンプルな演奏にしなければならないという決まりがあるワケではありませんよね。伝統を汲みつつ過激な音作りを導入して、如何にも北欧らしい凍てつく様な世界をシッカリと表現しているのは見事だと思いますし、やっぱり4人のコーラスワークが本当に素晴らしいんですよ。テクノロジーを駆使しつつも、結局行き着くところは人間の声の素晴らしさの再発見というワケでありまして、このしたたかな4人組にしてヤラレたって感じですね~。フォークミュージックとしてもプログレとしてもポップミュージックとしてもオススメ出来る逸品だと思いますよ!

 ところでこの連中、既に来日公演をしたことがあるらしいですが、その時は東京だけだったようですので、次に来日する時は是非九州にも来ていただけたらと思います。出来ればカルデミンミットと一緒に来てくれたら、伝統フォークと過激フォークを一気に体験出来ますので嬉しいかな~。アルカス佐世保あたりでライヴをヤッテくれることを楽しみにしております~♪
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