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2020’05.14・Thu

JENNY STURGEON「FROM THE SKEIN」

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 スコットランドの女子2・男子1の3人組トラッド・バンド、ソルト・ハウスの鍵盤弾き(ギターも弾きます)兼歌手、ジェニー・スタージョンの今年発売のソロ・アルバムであります。ソロとしてはコレが初めての作品かと思います。ソルト・ハウスの作品はその内取り上げるとして、「チョウザメ」なんて変わった名前を持つジェニーさん(芸名ですか?)のソロでありますが、グループでそこそこキャリアを積んで来ただけのことはあって、デビュー作にして完成度の高い作品を出して来ましたね。

 な~んて知ったかぶりをしていますが、実はわっちはジェニーさんがソルト・ハウスのメンバーだったなんて、ネットで検索するまで全然気付かなかったんですよね~。たまたまSPOTIFYで今回のアルバムを見つけて聞いてみたところ、無伴奏バラッドや純トラッド演奏もありつつトラッド風ポップスもあり、かと思えばインド音楽の歌手と共演してみせたりしていて、「コイツ、なかなかヤルな」と思って調べてみたらソルト・ハウスのメンバーだったというワケであります。まあ日本でソルト・ハウスなんて言ったところで、誰にも話は通じませんけど。

 結構幅広い音楽性を聞かせてくれるコチラのアルバムでありますが、そうは言ってもまず耳に残るのは、ジェニーさんの歌声です。声の傾向としてはドロレス・ケーンを思わせる、な~んて言うとちょいと大袈裟過ぎますね。落ち着きのある歌声は何となくドロレス・ケーン風ですけど、そこまでどっしりとしてるワケではなくて、声自体はもうちょっと軽やかであります。ただ、響き成分少な目の歌声ですので、トラッド系の女性歌手に良く使われる「麗しの歌姫」なんて言葉が相応しいタイプではありませんけど、結構しっとり感がある歌声なんですよね~。これでもうちょい歌い口が柔らかければバッチリなんですが・・・。

 まあそんな歌声でスコティッシュ・トラッドの流れを汲んだ美しいメロディの曲を歌っているワケでございまして、わっちが好きにならないはずはないってタイプの音楽であります。しかもトラッド以外の要素を意外に大胆に取り入れつつも、全体としては見事にスコティッシュ・トラッド作品になっていまして、なかなか充実した仕上がりであります。う~む、ヤルじゃないですか、チョウザメ・ジェニーさん! ソルト・ハウスよりも出来は良いんじゃないですか?
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