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2020’10.31・Sat

NELSON CAVAQUINHO

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 サンバの大御所ネルソン・カヴァキーニョの、1973年発売のアルバムであります。わっちが初めてこのおっさんの歌を聞いたのは大学生の頃で、「サンバの巨匠たち」というアルバムで耳にしたのでした。このアルバムには他にギリェルミ・ジ・ブリート、エルトン・メディロス、カンディアが参加していて、確かに巨匠と呼ぶに相応しい凄いメンバーが揃っていると思います。しかしですね、当時のわっちはネルソン・カヴァキーニョの歌だけはどうしても親しめないと言いますか、拒絶反応が出てしまったのであります。何故かと言いますと、とにかく「ド下手」にしか聞こえないから。酔っぱらいのおっさんが調子外れな鼻歌を歌っているようにしか聞こえず、これは酷いなと思ったのでありました。

 それ以来わっちは、所謂「おじいサンバ」と呼ばれる歌手の中ではただ一人、ネルソン・カヴァキーニョだけを拒絶して来たのであります。「このジジイの歌だけは、どうしても無理!」って感じで。ですのでSPOTIFYでこの人のアルバムを見つけた時も、特に聞く気は無かったんですよ。どうせ調子外れな歌を聞かされるのはわかっていますので。しかし今回は何故だか聞いてみる気になりまして、コチラの1973年盤を再生してみたのでありました。全然知らなかったのですが、このアルバムは「ルーツ・サンバ復興黄金期の金字塔的作品」などと言われ、サンバ・ファンの間では名盤との誉れ高い作品のようでありますね。

 まあそんな名盤だなんてことは知らずに聞き始めたワケでございますが、相変わらず歌は調子外れで下手っぴーなんですけど、不思議なことに以前のような拒絶感無しに聞けるんですよね~。わっちもそれなりに歳を取って、こういう歌を聞けるようになったということなのでしょうか?下手ではあっても下手なりの味わいがあると言いましょうか。あ、別にどうでもいいことを思い出しましたが、メアリー・ブラックが曲を取り上げたことで有名になったノエル・ブラジルというソングライターがいまして、ノエルさんも強烈に歌が下手でしたので、学生の頃のわっちは猛烈に拒絶反応を示したんですけど、もしかして現在の耳なら聞けるとか?今度SPOTIFYで検索してみます。

 というどうでもいい話はさて置き、カヴァキーニョさんのコチラのアルバム、評判通りの仕上がりかと思います。哀愁漂う美しいサンバの妙を感じ取ることが出来る、滋味溢れる味わいになっていますね。同時に弾力性に富んだ躍動感も伝わって来ますし。わっちは所謂「おじいサンバ」の中ではカルトーラが一番好きなんですが、流石にカルトーラと並び称されるだけのことはあるかと思います。今更ながらに素晴らしい発見をしたと思っている、今日この頃なのであります。これまで自分がわからなかったモノがわかるようになるのって、何だかとてもステキで有り難いことですよね~♪
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2020’10.30・Fri

MARTINHO DA VILA

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 何故だか最近はサンバのアルバムをよく聞いています。SPOTIFYで大好きなベッチ・カルヴァーリョの諸作を聞いたからだと思いますが、他にもこれまで気になっていたのにゲット出来なかったブツもSPOTIFYで色々と見つけていますので、順次聞いている次第でございます。今回取り上げますのは、マルチーニョ・ダ・ヴィラの1974年のアルバムで、邦題は「サンバを歌おう」ありますが、既に名盤との誉れ高い作品かと存じます。実はこの盤、数年前から或るブックオフの安棚に鎮座していまして、現在もなお置いてあるんですけど、何故だかゲットしなかったんですよね~。しかしこうやってSPOTIFYで聞けることがわかったら、もう買う必要はありません。

 何故この盤をゲットしなかったかと言いますと、おっさん歌手だからです。とは言いつつ、カルトーラやらネルソン・サルジェントやらのお爺サンバの盤は多々持っておりますので、だったらおっさん歌手でもエエやんけって話ではあるんですけど、その辺は気まぐれオレンジロードなわっちですから、自分でも確たる理由はよくわかりません。「聞いてみたいけど買わん!」などと、意味不明の意地を張っていたワケでございます。多分、おっさん歌手如きに払うカネは無い、ということだと思います(爺さんには出すクセに)。

 しかし、おっさん歌手でもSPOTIFYにアップされているなら聞いてみよう!となるのが世の常でありまして(?)、わっちも世の常に倣って聞いてみたのでございます。するとですね、コレが何とも実に素晴らしいではないですか!歌のクセが強い~という人もいらっしゃるようですが、わっちは特にそうは思わないですね。ハリのある良い歌声だと思いますし、音楽全体に瑞々しい躍動感が溢れているのは、この歌声だからこそなのではないかと思います。まあ演奏には名手が揃っているのでしょうし、歌が無くても活気に満ち溢れた演奏だと思いますけど、やはりイイ歌手・イイ演奏が揃っての素晴らしい仕上がりなのではないでしょうか。

 今回初めてマルチーニョ・ダ・ヴィラのサンバを聞いてみたワケでございますが、その素晴らしさにこれまで聞かなかったことを後悔してしまった・・・なんてことは全くありませんけど、とりあえずはこの人の他のアルバムも聞いてみようかな~と思った、今日この頃なのであります。

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2020’10.29・Thu

ELZA 「HALF & HALF」

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 全然知らなかったんですけど、エルザという日本におけるハーフ・タレントの先駆け的存在の人がいたそうです。わっちにとっての元祖ハーフ・タレントは、すぐに思いつくところではキャロライン洋子なんて人がいますが、キャロラインさんってレコードを出したりしているんでしょうか?とりあえずエルザという人はシッカリとアルバムを1枚出しているワケでありますが、それだけの人気があったということでありましょう。今回取り上げるのは1975年に発売された、エルザさん唯一のアルバムであります。

 内容としては結構本格的なロックになっていまして、歌謡曲とは言えない仕上がりになっていると思います。それだけに当時はそんなに売れたとは思えないのですが、実際はどうだったのでしょうか?ハーフ・タレントに歌わせるにはブルース・フィーリングに溢れ過ぎ~って感じの音楽は、もしかしたらニュー・ミュージック・マガジンの読者みたいな本格派のロック・ファンにはウケが良かったのかという気もしますが、一般ウケする音楽とは思えませんので、一体どういう層を狙って制作されたのか謎であります。とは言っても英米のロックには無い、如何にも日本的な湿った情緒も持ち合わせていますので、実は歌謡曲や演歌が好きな人にも通じるモノがあるのではないかと思ったり思わなかったり・・・。

 それにしてもエルザさんの歌ですよ。タレント活動のついでに出した作品とは思えない、なかなかにシッカリとした歌を聞かせてくれるんですよね~。まあ喉だけで歌っているような線の細い歌声ではあるものの、これだけ歌えれば十分でしょう。スッキリと晴れない曇った表情の歌声には独特の哀愁とか諦観が見え隠れしていて、妙に耳に残ってしまうんですよ。特に「父よ」という曲の居心地の悪さは一体何事なんでしょうか?この違和感が気になってしまってですね、ついつい繰り返し聞いてしまうんですよね~。何だか変な歌手でありますな。とりあえず個人的にはロックンロールな「天才少女よ、今のうちだ!!」がめっさ好きです。

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2020’10.28・Wed

ANDRA SI SANDEL MIHAI 「DE LA FRATE LA SORA」

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 ルーマニアの歌手アンドラとおっさん歌手サンデル・ミハイによる、2007年のアルバムであります。SPOTIFYで見つけたのですが、民族衣装ジャケが気になって、思わず再生してしまった作品であります。とりあえずおっさんのサンデルはどうでもいいとして、わっちの興味の対象はアンドラさんでありますが、顔からして結構歳のイッタ年増歌手と思っていたら、1986年生まれのまだ33歳なんだそうです。へ~、既にベテランの雰囲気を漂わせていますが、意外に若いんですね。まあ14歳でデビューしているらしいですから、芸暦は長いワケですか。

 コチラのアルバムですが、民族衣装のジャケからわかる通り民俗音楽的なフォーク・ミュージックをヤッテいます。せわしないリズムを刻むストリングスにアコーディオンやクラリネットが絡んで来るという如何にも東欧的な演奏をバックにして、アラブ風味が感じられる曲を聞かせてくれるワケでありますが、何となくハンガリーのマルタ・シェベスチェーンなんかを思わせるところがある音楽ですね。比べてみればアンドラさんの歌声はマルタさんよりも下世話で土俗的な感覚がありまして、歌い口はわっちが昨年のベストに選出したダニチャ・ドーラさんに似ているかと思います。歌手としては貫禄のある顔の通り(?)非常に安定していて、なかなかの実力派だと感じられますね。

コチラがダニチャ・ドーラ盤
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 まあ何にしても土着の共同体に根ざした音楽という感覚が濃厚に漂っていますけど、シッカリとショーアップされた「見せる為の」若しくは「聞かせる為の」音楽になっていますので、聞いていてとても楽しいです。お気軽にルーマニアの民間伝承の世界を味わうには適した音楽かな~という気が致します。

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2020’10.27・Tue

GORDANA STOJICEVIC 「TRAZIM MALO MIRA」

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 SPOTIFYで見つけたセルビアの歌手ゴルダナ・ストイチェヴィッチ(と読むのかどうかは知りません)の、1982年のアルバムであります。現在も現役で活躍しているベテラン歌手のようですが、如何にも昔っぽいジャケに惹かれてこのアルバムを聞いている次第であります。それにしてもセルビアの音楽なんてこれまで全いたことが無かったのですが、なかなかに面白いモノですね~。

 音楽としては如何にも東ヨーロッパという雰囲気ですが、ハンガリーとかブルガリアっぽさもありつつアルプスの少女ハイジでも出て来そうな牧歌的な感じもありますね。セルビアのフォーク・ミュージックをベースにしているのだと思われますが、その辺の音楽を良く知らないわっちには、ハッキリとしたことはよくわかりません。でもスウィング感たっぷりのストリングスを従えて、キレの良いアコーディオンが縦横無尽に活躍するバックの音は実に楽しいです。曲によってはダルブッカみたいなパーカッションが使われていますので、アラブ音楽の影響もあるんでしょうね。また、1曲の中でちょっと沈んだ曲調かと思えば突然明るくノリノリの曲調になったりと、コロコロと転調するのも何だか妙に面白いです。

 如何にも昔の歌手という感じの(?)折り目正しいゴルダナさんの歌声も美しいですし、何だか古き良きセルビアの農村地帯で収穫祭に参加しているような気分になって来る仕上がりのアルバムですね。実際にコレがセルビアの伝統的な音楽の流れを汲んでいるのかどうかは知りませんけど、これまで馴染みが無かったセルビアという国に親近感が湧いてしまう、今日この頃なのであります。

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2020’10.26・Mon

MOGADISCO-DANCING MOGDISHU-SOMALIA 1972-1991

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 9月にプランテーションに行った時のことです。いつもの如く店長さんにアジア歌謡のオススメCDを色々と試聴させていただいている時に、見てしまったんですよ。何をって、棚に入っているこの「モガディスコ」のLPをですよ。値段は4000円位だったような気がしますが、アジア歌謡の試聴をしながらですので、ハッキリした値段は覚えていません。「へ~、ソマリア音楽のLPなんて出てるんだ~」とか思いながら、アジア歌謡を試聴していたわっちであります。その後梅田のディスク・ユニオンに行った時にはこのブツのCDを見かけまして、値段忘れましたけどLPよりは安かったです。「へ~、この盤ってCDも出てるんだ~」とか思ったのですが、興味津々ではあったものの、高いので買いませんでした。

 ソマリアと言えば、わっちは今年の始めに「謎の独立国家ソマリランド」と「恋するソマリア」を読みまして、おかげでソマリアにはちょいと親しみを感じているのであります。この2冊には特に音楽の話は出て来ませんでしたけど、やはりわっちは音楽ジャンキーですから、どうしても音楽が気になってしまうワケでございますよ。戦乱の地ソマリアには一体どんな音楽があるんだろう、な~んて。それで「モガディスコ」なんてアルバムが出ているのを知ってしまったモノですから、関西から帰って来て早速SPOTIFYを検索してみると、出て来たではないですかこのアルバムが!ということで、喜んで聞かせていただいている次第でありあす。

 まずはカセットの表紙を開きにしたようなジャケが発掘録音っぽくてイイ感じなんですが、中身の方もなかなかに面白いですね~。ソマリアって、独特過ぎる奇妙な音楽文化を誇るエチオピアの隣国ですから、エチオピア演歌(?)っぽいメロディの曲が多々あるみたいなんですよね。しかしアフロビートっぽいファンキー音楽の影響も受けているようですので、音楽としてはエチオピアみたいにクセが強過ぎるなんてことは無くて、意外に聞きやすい演歌ファンク集になっていると思います。まあ、めっさ垢抜けない田舎っぽい音楽ではありますけど。

 へ~、ソマリアにはこんな音楽があるんですね~。当然ここに収録された音楽はソマリア音楽のごく一部分だけでしょうし、コレを聞いただけでソマリアの音楽をわかったような気になってはいけないんですけど、こんな感じのファンキー音楽があるのを知ることが出来て、何だか嬉しい今日この頃。「謎の独立国家ソマリランド」と「恋するソマリア」を再読したくなって来たぞ?

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2020’10.25・Sun

何だかおかしくないか?

 昔はよく読んでいて、ここ5~6年はスッカリご無沙汰になっていたブログがありまして、タイトルを「黄金の金玉をしらないか?」(以下、黄金ブログ)と言うのですが、ご存知でしょうか?めっさふざけたタイトルですけど、内容はなかなか示唆に富んでいて読む価値は十分にあるかと思います。あ、誰も覚えていないと思いますが、随分前にこのボログで「・・・してますた。」とか「・・・ですた。」なんて表現を乱発していたことがありますが、コレは黄金ブログが好きでしたので真似をしていたのでありますた。

 好きだったブログから遠ざかっていたのは、単に縁が無くなっていたからとしか言いようが無いかと思いますし、存在自体をスッカリと忘れてしまっていたのですが、先日突然このブログに再会したんですよ。どこかのサイトに亡くなった俳優の三浦春馬の記事のリンクがあって何気なくクリックしたところ、黄金ブログに飛んだというワケであります。読んでみたら相変わらず色々な情報を集めておられることに感心したのですが、他の記事も昔通りに鋭くて示唆に富んでいますので、再びファンになってしまったのでありました。興味深い記事が満載ですが、特にコロナワクチンに関する情報は有益だと思います。日本の全国民がコロナワクチンを無料で受けられるようにするという政府発表がありましたけど、感覚的に「何だかおかしくないか?」と思った人は必読かと思いますよ!

「己の感覚を磨くべきだろう。」
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 ちなみにアストラゼネカ社が開発しているコロナワクチンは、インフルのワクチンみたいなウィルスの活性を奪ったものを成分とする不活性化ワクチンではなく、遺伝子操作したウィルスを成分にしているウィルスベクターワクチンとのこと。チンパンジーの風邪ウィルス「アデノウィルス」にコロナウィルスが持つたんぱく質の遺伝子を組み込んだもので、それを人間に接種すると体内でコロナウィルスのたんぱく質が作られるようになり、それによって免疫を獲得するという仕組みらしいです。また、ファイザー社が開発しているのも遺伝子操作したmRNAワクチンとのこと(仕組みはよくわかりません)。バイオベンチャー企業のアンジェス社と大阪大学が共同で開発中の「DNAワクチン」も遺伝子操作したワクチンのようです。何かよくわかりませんけど、mRNAって遺伝子情報を書き換えたりするんじゃないんですかね?

 アストラゼネカ社はワクチンの供給に関して、副作用が出ても責任を負わないと契約内容に明記しているようですし、西村経済再生相は「ワクチンの安全性・有効性は不明ですが、国民に必要なワクチン確保に 全力を挙げるべきとのご指摘いただきました。 現在、ファイザー社、アストラゼネカ社とワクチン供給の基本合意済みです。ワクチン確保に努めます。」と発言しています。安全なのか・有効なのか不明なワクチンを確保してどうするのでしょうか?アストラゼネカ社に至っては「副作用出てもワシ知らないよ~」と言ってるんですよ?何だかもうメチャクチャです。まあコロナのワクチンが今後どのようになるのかは不明ですが、感覚的に「何かおかしくないか?」という気がする今日この頃であります。

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2020’10.24・Sat

3900回記念

 今回で3900回目の更新となります。とりあえずの目標であります4000回まであと100回。現状の更新頻度で行けば来年の2月ごろには達成出来るかもしれません。その次の大きな目標は5000回となりますが、とりあえずは今後もあまり気張らず頑張らず必死にならず、脱力走法で(?)ボチボチと続けて行ければ良いかと思っております。音楽を聞きたい時に聞き、本を読みたい時に読む、そんな感じでヤッテ行きたいですね~。

 ご存知の通り最近は音楽をSPOTIFYで聞くのがメインになっておりまして、CDなんて殆ど買わなくなって久しいのでありますが、これからは所有しているCDを整理して行かねばならんかな~と思っております。既に以前から不要なCDを100枚近く抜き出しているのですが、本もどんどん増えている状況ですし、現在わっちの部屋はほぼ足の踏み場も無いような状態であります。部屋の乱れは心の乱れ、とはよく言われることですし、もっと部屋をちゃんと整理して身も心もスッキリしたいモノであります。要らぬCDと本をブックオフに売るなり、売れそうにないシロモノならば捨てるなりして、出来るだけ整理を進めたいと考えております。

ヤル時はちゃんとヤルんです!
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 本に関しては手当たり次第の乱読という形は現状も続いておりますが、今後は自分の中でテーマをある程度決めて、それに沿った本を中心に読んで行く必要がありそうです。現在の自分の中のトレンドは、「地政学」と「MMT」ですので、その辺を中心に自分の知識の整理をして行き、他は雑学吸収みたいな感じで色々読んで行くようにしたいと思います。気の向くままに読んで行くと、単に読んだだけで何も吸収出来ていないという状態が一向に改善出来ませんので。

 とりあえず、音楽についてはCDからSPOTIFYへと聞き方が完全に変わってしまいましたし、本については乱読を控えてある程度テーマを絞るという形で読み方を変えて行こうと考えています。他はテレビのドラマなんかも手当たり次第に見ている感じになっていますので、こちらもある程度本数を絞るようにして、浮いた分の時間を本の知識吸収なんかに充てて行ければと思います。ただ、その為には部屋の環境を整えなければいけないワケで、足の踏み場も無い、テーブルが散らかっていて本を広げたりノートを開いたりするスペースが全く無い、床が本だらけなので椅子に座ることも出来ない、そんな状況をまずは打開したいです。

部屋の整理に「全集中!」
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2020’10.23・Fri

CAROLINA DESLANDES 「CASA」

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 ポルトガルのシンガーソングライター、カロリナ・デスランデスの2018年発売のアルバムであります。ポルトガルのポップスと言えば、まずはルイーザ・ソブラルという素晴らしい才媛がいますけど、カロリナさんはソブラルさんに続く才能の持ち主・・・と言えるほど、わっちはポルトガルの音楽については知識が無いのですが、ソブラルさんに負けないレベルの魅力的なポップスを作っている人であることに間違いはありません。

 ソブラルさんはジャズ風味のちょっとトボケた感覚がある軽快な音楽をヤッテいる人ですが、こちらのカロリナさんはもっとポップス寄りですね。ソブラルさんと同様にブラジル風味もホンノリと漂わせていて、優しくも柔らかいタッチのホノボノ音楽を聞かせてくれます。アコギやピアノ、ストリングスなんかを使ったアコースティックな演奏をバックにして、ちょっと舌足らずな感じの可愛らしい声で歌う人でありまして、聞いていると何だか心の中の荷物を降ろしてくれるような感覚があると言いましょうか、とても和める音楽になっていると思います。いや~、肩の力が抜けた、実にイイ歌手じゃないですか。

 この人のことはこれまで全く知らなかったんですけど、SPOTIFYで「CROLINA」という名前で検索した時にたまたま見つけまして、ちょいと気になる顔をしていましたので聞いてみた次第であります。まあ要は「ジャケ買い」みたいな感じなんですが、コレが大当たり!まさかこんなにステキな歌手だとは思ってもいませんでしたから、「常にルックスから入る」わっちの感覚はまだまだ衰えていないな~と自画自賛(?)。でも、ジャケはイイ感じでありますが、実際はちょっと怖い顔かも?

ちょっと怖い?
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 ルックス的にはビミョーな感じではありますけど、歌手としての実力はシッカリあると思います。肩の力が抜けた可愛らしい声の歌手とは言っても、歌に込められた熱量は意外にあって、切々とした気持ちが感じられるのもポイント高いです。本国ではどのような位置づけの人なのかは知りませんけど、注目に値する歌手だと思いますよ!

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2020’10.22・Thu

NIC JONES 「PENGUIN EGGS」

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 ニック・ジョーンズと言えば「こち亀」の両さんを思い出すのはわっちだけ?今回取り上げますのは、英国フォークの名盤中の名盤との誉れ高い、ニック・ジョーンズの1980年発売のアルバムであります。わっちも以前からこのアルバムの評判は存じておりますし、聞いてみたいと思っていたんですけど、こんなに眉毛のぶっとい変な顔のおっさんのアルバムなんてブツを探す気にならず、そのまま忘れていたのであります。しかし何かの間違いでふとこのおっさんの名前を思い出してSPOTIFYで検索し、こうやって今回のアルバムを聞いている次第なのであります。

 とは言えなかなか聞く気にならないジャケですので聞くかどうか少々迷ったものの、とりあえずは聞いてみたところコレが素晴らしいではないですか!スコットランドにはディック・ゴーハンという巨人がいますが、ニック・ジョーンズはゴーハンに並ぶイングランドの巨人である!などと、今更ながらに吹聴したくなっている今日この頃なのであります。う~む、こんなに素晴らしいなら、もっと早く聞いておけば良かったな~。でも、今更ながらでも聞くことが出来て本当に良かったと思いますけど。

比べてみればゴーハンの方が厳しくて辛口の歌声でギターも超絶的に上手いですが、ジョーンズも負けてはいません。朗々としつつまろやかな歌声は非常に魅力的ですし、特徴とされているパーカッシヴなギターも実に素晴らしいです。こんな風にギターを弾けたらいいな~と、その腕前を羨ましく思う次第であります。ゴーハンのギターはとても真似なんかする気にもならない神技みたいな演奏ですけど、ジョーンズのギターだったらもしかしたら真似出来るかも?と思わせてくれるのがよろしいかと。現在はタロパッチ・チューニングでハワイアン・ギターをセコセコと練習しているわっちですが、その内DADGADチューニングでトラッドの世界に入って行くつもりであります・・・って、一体いつの話?あ、そもそもニック・ジョーンズって、DADGADチューニングを使っているのでしょうか?

 まあリズムとメロディを分離して意識することが未だに出来ないわっちですから、リズムを強調したジョーンズ奏法なんて出来る見込みは全く無いのですが、こういう素晴らしい演奏を聞き続ければその内何とかなる・・・のかな?という話は置いとくにしても、シンプル極まりない歌と演奏ながらもこれ程までに人の耳を惹き付けて止まないアルバムなんて、他になかなか無いかと思います。流石に名盤中の名盤と言われるだけの事はある、ホンモノの名盤だと思いますよ!ディック・ゴーハンの「ハンドフル・オブ・アース」と並び、一家に一枚のお宝盤だと言えるでしょう。

コチラがディック・ゴーハンの名盤中の名盤。
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2020’10.21・Wed

KHIN POE PANCHI 「MIN GA LAR AT KAR TOR」

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 ルパン3世の作者と言えばモンキー・パンチ、ミャンマー伝統歌謡の若手期待の星と言えばキンポーパンチ、コレ常識。プランテーションでゲットしました、昨年発売のキンポーちゃん19歳の春の(?)作品であります。ヤッテいる音楽はミャンマー・タンズィンでありますが、実はわっちはミャンマー・タンズィンってあまり得意ではないんですよ。ミャンマー・タンズィンなんて聞いたことがある方はあまりいらっしゃらないかもしれませんけど、皆様はお好きでしょうか?

 ミャンマー・タンズィンって流れるような美しい旋律で始まったと思ったら、突然ピアノや打楽器が乱打され、これまで聞いたことが無いような摩訶不思議な展開になだれ込んで行くという、わっちにとってはジックリ聞いていたら気が狂いそうになる音楽であります。例えば普通のポップスのメロディがA-A'-B-Aみたいな感じで繰り返されるとしたら、ミャンマー・タンズィンはA-B-F-P-Z-Q-L-Yみたいな全くワケがわからない展開をして行きまして、理解の範囲を超えためくるめくあまりの破天荒さに、めっさ戸惑ってしまうのであります。楽器の使い方も独特ですし。歌自体はとっても美しいモノが多いんですけどね~。

 当然このアルバムも気が狂いそうな展開をして行くワケでございますが、キンポーちゃんのルックスがカワイイのと、歌声が涼しげで実に爽やかなこともあって、何とか(?)聞き続けてみたのであります。するとですね、これまで聞いたタンズィンとはちょいと感覚が違うと言いましょうか、伝統的でありながらもシンセなんかを使いながら実に現代的な音になっていて、タンズィン色を薄めることなく聞きやすくなっていることに気付いたのであります!コレだったらわっちでも聞けるな~って感じですね。

ルックスは良いでしょ?
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 プランテーションの店長さんのお話では、イマドキのミャンマーの若い人達はタンズィンなんか全然聞かなくて、洋楽風のポップスやらラップやらを聞いているんだそうです。いくらルックスが良いとは言っても、若い人達はキンポーちゃんなんて見向きもしないらしいですね。まあ若い人達が伝統音楽を聞かないのは日本の状況と大して変わりないですが、こういう強力な伝統音楽がシッカリと受け継がれてしかもアップデートされているワケですから、ミャンマーの音楽界ってやっぱり健全だな~と思う、今日この頃なのであります。

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2020’10.20・Tue

BETH CARVALHO 「NOS BOTEQUINS DA VIDA」

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 ブラジルのサンバ歌手ベッチ・カルヴァーリョの、1977年発売のアルバムであります。邦題は「人生は居酒屋」ですね。コレを最初に聞いたのは大学生の頃で、ゲットしたのは確か難波にあった大十という中古盤屋だったかと思います。LPが安くで手に入った記憶がありまして、確か半額セールか何かの時で600円だったかと。家に帰ってライナーを読んでみたら、書いているのは中村とうようだったのですが、「このアルバムは前作に及ばない」とか「曲目が前作より劣る」みたいなことが書いてあって、めっさ腹が立ったのを覚えています。せっかく喜んでレコードを買ってんのに、人の気分を害するような解説なんか書くな!前作の「素晴らしき世界」は確かに名盤ですが、わっちにとってベッチと言えばまずは「人生は居酒屋」でありまして、サンバのアルバムの中では個人的に一番回数を聞いている作品であります。

 わっちは女性サンバ歌手の中ではベッチが一番好きなんですけど、何故そんなに好きかと言いますと、おっさんみたいに低い声は全然好みではありませんし、ルックスもただのオバハンなんですけど、歌は超上手くて、音程もリズムも完璧でノリも素晴らしく、文句の付け所など何一つ無いからであります。初めて聞いたサンバがコレですから、そりゃあ一番好きになるしかありませんね。もしクララ・ヌネスを先に聞いていたら、「歌もルックスもクララが一番!」なんて言ってたかもしれませんが、実際はベッチはわっちにとって一番の女性サンバ歌手なのであります。

 そして同時に本作はわっちにとっては最高のサンバ・アルバムでありまして、歌も演奏もまさに完璧。サンバと言えばリオのカーニバルみたいなどんちゃん騒ぎみたいなモノ、などと思っていたわっちに、サンバは賑やかで楽しいけどしっとりと哀愁漂う美しい音楽でもあるということを教えてくれた、忘れられないアルバムであります。「人生は風車」なんかが入っている曲目も最高ですしね~。「前作より曲目は劣る」だの何だのという解説は、一体何を聞いてんだ?って思います。最高の歌手による最高のアルバムということで、わっちの中では名盤中の名盤であります。現物はLPしか持っていませんので現在は聞くことが出来ませんけど、先日SPOTIFYを検索したら本作がアップされていまして、あまりの嬉しさに狂喜乱舞している今日この頃なのであります。

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2020’10.19・Mon

鬼滅の刃

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 劇場版「鬼滅の刃」が物凄い人気のようで、大盛況らしいですね。コロナのせいで映画館に行くのを自粛していた人達が、一気に殺到しているようです。何だか社会現象とでも言うべき状態になっている劇場版「鬼滅の刃」でありますが、実はわっちはこの漫画のことをこれまで全然知らなかったんですよ。勿論名前ぐらいは知っていましたが、「どうせ子供向けの漫画じゃろ?」なんて思って、まるで興味が無かったのであります。しかしここまで凄い人気になっているとですね、話ぐらいは知っておいた方がイイかな~ってことで、10月10日と17日の2回に分けてテレビで放送がありました、テレビアニメ版のいいとこ取り総集編を見てみたのであります。「どれどれ、ちょっと見ておいてやるか」などと思いながら。

 な、何ですかコレは。尋常ではない物凄い緊張感!ウィスキーのロックとおつまみお菓子を用意していたのですが、手が完全に止まり、圧倒されてしまいました。「『鬼滅の刃』ってこんなに凄かったのか!」と。まあ話自体は目新しくはないんですよ。鬼に襲われたことで鬼になった妹を人間に戻す為、主人公が必死で鍛錬して一人前の剣士となり、鬼殺隊という組織に属して鬼を退治して行くワケであります。激しく鍛錬して行く様はドラゴンボールなんかに似ていますし、一人前になったと思ったら自分よりも遥かに強い「柱」と呼ばれる存在がいたりするのは、聖闘士星矢のブロンズセイントとゴールドセイントの関係を思わせます。また、次々に奇怪な敵が出て来るのはジョジョの奇妙な冒険みたいでもあります。要はこれまでの優れた少年漫画の集大成的な作品になっていると、わっちには感じられるのであります。

 ところで、鬼が主人公に斬られて灰のようになって消えて行く時に、鬼になる前の回想シーンが出て来るのですが、鬼には鬼の悲しい事情があるという部分がシッカリと描かれているのは、この漫画の特徴なのかもしれません。主人公はその鬼の気持ちを優しく受け止めて、看取るのであります。しかしそれに水を差すかとのように「柱」の一人が主人公に、「人を食った鬼なんかに同情するな!」という意味のことを言い放つ場面があります。主人公は「柱」に反発するのですが、わっちは「柱」が言っていることの方がよくわかるんですよね~。食われた人にだって人生があり家族があるわけで・・・って、激しくどうでもいい話ですね。まあ色々と考えさせられる場面があるワケでございますよ。

 何にしても、とにかく登場人物が多くて名前が覚えられないんですけど、主人公の竈門炭治郎、妹の禰豆子、炭治郎の仲間の嘴平伊之助、我妻善逸、「柱」の冨岡義勇と胡蝶しのぶ、ここまでは覚えました。その他の人物はこれからって感じですね~。名前に使われている字や読みも難しいですし、時代は大正時代ですし、鬼はわんさか出て来るし、現実離れしていてややこしいったらありゃしません。あと、「必死に頑張って努力しろ!」みたいな精神論が飛び交うド根性モノでもありますし、そもそも鬼を刀で退治するワケですから、イマドキな要素がコレっぽっちもありません。それでも老若男女問わず爆発的にウケているのは、日本人が昔から受け継いで来た精神性に響くモノがあるからでありましょう。とりあえず漫画の単行本を全部読んでみようと思った、今日この頃なのであります。

「柱」の一人、クールな嫌われ者(?)冨岡義勇がカッコいい。
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2020’10.18・Sun

FAY HIEALD 「WRACKLINE」

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 イングランド・トラッド歌手フェイ・ヒールドの、今年発売のアルバムであります。現在のスコットランドのトラッド界は活況を呈していますが、派手さは無いながらもイングランド・トラッドもなかなかに充実していますよね。ケイト・ラスビーは相変わらず絶倫ですし、キティ・マクファーレンのような有望新人も出て来ています。また、レディ・マイゼリーやアスキュー・シスターズ、ハンナ・ジェームズ、ジャッキー・オーツなんかの充実具合も見逃せませんよね。そんな中で横綱級の実力を持ったフェイ・ヒールドの新作が出たワケですから、そりゃあわっちなんかはめっさ嬉しいワケでございますよ。

 この人のアルバムは前に2012年盤を取り上げたことがありますが、伝統を受け継ぐまさに正統派の英国トラッド歌手として、その実力をまざまざと見せ付ける素晴らしい作品でありました。今回のアルバムも基本的な路線は変わりませんけど、少し彩りが豊かになって来たかな~という印象がありますね。まあ歌も伴奏も相変わらず極めて簡素ですが、簡素な中にも色彩感があると言いましょうか、モノトーンな感覚の音が非常に多い英国トラッドの中ではちょっと華やかさがあるな~という気がしますね(ケイト・ラスビーみたいなカラフル姫は別格です)。人を突き放したような感覚がある辛口な歌声は、極めて英国トラッド的ではありますが、淡々として愛想が無いながらも、歌い口が柔らかくなって来ているのが印象的です。

 まあ何にしても英国トラッド界でトップクラスの実力を持つ歌手のアルバムですから、どうやっても悪いはずはありません。ジューン・テイバーはババア過ぎるし、ケイト・ラスビーは華やか過ぎ、キティ・マクファーレンやハンナ・ジェームズはまだまだヒヨっ子、な~んて思っておられる方にも自信を持ってオススメ出来る、優れたアルバムだと思いますよ!

フェイ・ヒールド42歳。充実の時期ですな。
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2020’10.17・Sat

MONITA TAHALEA 「DALI BALIK JENDELA」

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 インドネシアのポップス歌手でソングライターでもありますモニタ・タハレアの、今年発売のアルバムであります。前作の「ダンデライオン」が2016年発売でしたから4年ぶりですね。相変わらず寡作な人ですが、ファンには嬉しいリリースですよね~。たまたまSPOTIFYでモニタさんを検索したら出て来たアルバムでありまして、喜んで聞かせていただいた次第でございます。

 モニタさんの音楽と言えば、ちょいとジャジーで爽やか且つ涼し気なポップスを思い浮かべる人も多いかと思いますが(多いか?)、今回もこれまでの路線を踏襲しつつも、ジャズ色が後退してアコースティックなフォークっぽくなって来たかな~という印象がありますね(エレクトロ音もかなり使ってますけど)。こんなことを言うと語弊があるかもしれませんが、80年代辺りのシンプルなネオアコを思わせると言いましょうか、おそらくあの頃のネオアコとかニューウェーヴがお好きな人であれば、何かしらの感じる所がある音楽になっているように思います。

 モニタさんの歌声はこれまでに増して儚い感じとなっておりまして、最早シビル・ベイヤーとかヴァシュティ・ヴァニヤンみたいな幽霊ヴォーカルと言いましょうか、彼岸の世界へ行ってしまったかのような感覚がありますが、何にしても白昼夢的な淡~い感じなのが心地好いですね。浮遊感のあるバックの音作りもこの歌声に合っていて、実に美しい音世界が広がっていると思います。もうクソ暑い季節は過ぎてしまいましたが、常夏のインドネシアから届けられた涼し気な彼岸音楽でありまして、とても素晴らしいと思います。やはりモニタさんはいつでもステキですね~♪

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2020’10.16・Fri

TAYLOR SWIFT 「FOLKLORE」

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 わっちの嫁さんがですね、テイラー・スウィフトが好きなんですよ。歌詞が良いだか何だかで女子達の間で人気とかいう話で、それで好きになったみたいなんですが、わっちは基本的に歌詞なんてどうでもいいと考えているようなクチであります。ですので、カントリー畑から出て来たものの最早カントリーでは全くなくなって、ロックとかポップスのスターになってしまったスウィフトさんの音楽には、大して興味が無かったんですよ。とりあえずアルバムは何枚も聞いて来ましたけど、ピンと来る作品なんて1枚もありませんでしたし。ですのでSPOTIFYがスウィフトさんの今年発売のこの新作をオススメして来た時も、全く聞く気なんて無かったんですよ。しかし嫁さんが好きですので、とりあえずはどんな仕上がりなのか試しに聞いてみたのでありました。

 「な、何じゃこりゃ!」と思ってしまいました。これまでのスウィフトさんの音楽とは全く違うではないですか!「フォークロア」なんてタイトルの通り、フォークに大幅に近付いた静謐な音楽になっているのであります。まあ流石に大物のポップスターの作品ですから、音作りは普通の(?)フォークに比べたら物凄く豪華に感じられますけど、残響を生かしたちょっと浮遊感のある音が幻想的な雰囲気を醸し出していて、何とも儚くも美しい世界を作り上げているのであります。スウィフトさんの歌声も抑制が効いていてあまり熱くなることが無く、努めて淡々としているように感じられます。へ~、こんな歌を歌うことが出来るんですね~。

 ぶっちゃけ、今回のスウィフトさんはめっさ良いと思います。曲も良ければ音作りも良いですし、何よりも本人が元々持っている歌の良さをダイレクトに感じ取ることが出来るのがよろしいかと思います。イヤイヤ、実に良い仕上がりになりましたね~。コレは傑作だと言ってよろしいかと思いますよ!

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2020’10.15・Thu

MI SANDI 「THAT THI KHEL」

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 ミャンマーのラッパーで歌手でもありますミ・サンディの、昨年発売のアルバムであります。ヒップホップ~ラップは世界を席巻していると言いましょうか、どこの国でもラップは流行っていますが、当然っちゃあ当然なんですけどミャンマーにもラッパーがいるんですね。最早ラップの影響力はレゲエを超えていると思いますが、それぞれの国や地域の音楽の特色を取り入れたラップも色々と出て来ていますから、普段はラップなんて殆ど聞かないわっちでさえも少しは注目せざるを得ない状況であります。

 で、こちらのアルバムでありますが、ミャンマーらしさがあるかと言いますと、特にそういうワケではありません。聞けば東南アジアのラップだな~とは感じますけど、ミャンマーと特定出来るほどの特徴があるとは言えないですね~。ただ、この人の場合はラップ一辺倒ではなくて、ラップも歌も織り交ぜてR&B風の歌謡ラップみたいな音楽に仕上げているのが面白いかと思います。もしかしたらミャンマーでは、ある程度の歌謡性が無いと聞いてもらえないとか(知らんけど)?

 まあ変り種のラップといううことでわっちなんかは無責任に楽しませてもらっていますが、ミャンマー・タンズィン・ラップみたいな民俗色出しまくりのをヤッテくれたらメチャクチャに面白くなるだろうな~とか何とか、今後のミャンマーのラップ展開に期待したいと思っている、今日この頃なのであります。

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2020’10.14・Wed

LADY MAISERY 「LIVE」

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 英国の女性3人組トラッドバンド、レディ・マイゼリーの今年発売のアルバムであります。サイトによっては2018年リリースとしているところもありますが、どちらが正しいのかは不明です。もしかしたら2018年録音の音源を今年リリースしたということでしょうか?まあどっちだってイイんですけど。本作のタイトルは「LIVE」ですからライヴ盤なんだと思いますが、観客の声や拍手なんかはいっさい入っていなくて、もしかしたらスタジオ・ライヴを収録したということかもしれませんが、詳細は不明でございます。

 不明なことが色々とあるアルバムではありますが、そこはやっぱりレディ・マイゼリーですから、作品自体は悪いはずがありません。アコーディオンのハンナ・ジェイムズ、フィドルのローアン・レイガンズ、ハープのヘイゼル・アスキューと、名のある腕利きが揃っているグループですので、ライヴであってもスタジオ録音と何ら遜色の無い見事な歌と演奏を聞かせてくれるワケであります。英国トラッドらしく極めて簡素で淡々とした音楽になっていますけれども、英国トラッドにありがちなモノトーンな感触ではなく、このグループならではの淡い色彩感と瑞々しさがシッカリとあるのがイイですね。前にこの連中の2016年盤「CYCLE」を取り上げた時に、「最高に新鮮なトラッド・バンド」と評しましたが、現在もその考えは変わっていません。本当に最高の英国トラッド・バンドだと思います!

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2020’10.13・Tue

まつもと泉さん死去

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 最近は色々な著名人が亡くなりますよね。三浦春馬、芦名星、竹内結子と、俳優陣三連発も結構ショックでしたし、エディ・ヴァン・ヘイレン、筒美京平の音楽関係二連発もショックでしたが、今度は漫画家のまつもと泉さんが亡くなりましたね。実はわっちは、恥ずかしながら(?)「きまぐれオレンジ☆ロード」が心の底から大好きでしたので、かなりショックです。まあ「きまぐれ・・・」以外のまつもとさんの漫画は全く知らないのですが、その一発だけでも超強烈な印象が残っていますからね~。鮎川まどかに恋してしまった人も、きっとわっちだけではないと思います。

 当時の週刊少年ジャンプと言えば、「北斗の拳」、「ジョジョの奇妙な冒険」、「ドラゴンボール」、「魁!男塾」等々の錚々たる漫画が連載されていたと記憶していますが、「きまぐれ・・・」の連載が始まった時、こんなにゆるくてホワっとした(?)ラブコメが続くのかな~って思ったんですよ。個人的には連載1回目で好きになってしまった漫画でしたので、ちょっと心配になってしまったのであります。しかしそんな心配をよそに、いつの間にやら大人気漫画になってしまったんですよね~。多分わっちみたいに、この漫画に毎週癒される人が多かったのでしょう。

 まあ「きまぐれ・・・」の連載が終わって30年以上経ちますし、2000年代に入ってから同作品を読んだことなんて一度として無いワケではありますが、記憶には強烈に焼き付いているのであります。当時は「鮎川まどかと一緒にバンドを組んで~、うひょひょのひょ~♪」などと妄想していましたし(すいません、アホです)。それだけ好きな漫画でしたので、作者のまつもと泉さんには本当に感謝している次第であります。「きまぐれ・・・」をこの世に生み出していただいて、ありがとうございました。謹んでご冥福をお祈り致します。

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2020’10.12・Mon

TOHPATI 「FOREVER」

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 インドネシアの腕利きギタリスト、トーパティの今年発売のアルバムであります。わっちはこの人のことはあまりよく知らないのですが、インドネシアのトップ・ギタリストとして結構有名なんだそうです。既に何枚もアルバムを出していますが、今回はチェコ・シンフォニー・オーケストラをバックにして、壮大且つとても流麗で美しいインスト音楽を聞かせてくれています。まあ言ってみればイージー・リスニングとかニュー・エイジとかに分類される音楽なんですが、音の端々からインドネシアらしさが零れ落ちて来るのが感じられまして、実に心地好いんですよね~。

 まあぶっちゃけ言えば何ちゃあ無い音楽なのかもしれませんし、個人的に普段はあまり聞かないタイプの音楽ですけど、マラヴォワやカリなんかに通じる美しさがあるように感じられまして、今のところはついつい聞いてしまうのであります。他にも色々とアルバムを出しているようですので、今後ボチボチと聞いて行ければと思っております~♪

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2020’10.11・Sun

ANLY 「SWEET CRUISIN'」

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 沖縄出身のシンガーソングライター、ANLYの今年発売の3枚目のアルバムであります。今年の話ですが、テレビでたまたま或るギター弾き語りのライヴ番組を見たんですよ。そこにANLYさんが出ていて、ギターを弾きながら何故だかクイーンのややこしい曲をカバーしていたのでした。あまりサマにはなっていなくて、「何だか変なヤツじゃな~」と思ったものの、なかなかに情熱的なパフォーマンスは意外に(?)印象に残りました。そんなワケでこの最新作を聞いてみた次第であります。

 ところで別にどうでもいい話なんですが、このボログでも取り上げました前作の「LOOP」は流行りのR&B系の音楽で、弾き語りとは全然縁が無い感じでしたので、わっちは今回のANLYさんが「LOOP」のANLYさんと同一人物だとは全く気付いていなかったのでありました・・・。

 という話はさて置き実際にこのアルバムを聞いてみるとですね、コレが結構イイじゃないですか。クイーンのカバーではよくわからなかったんですけど、このアルバムで聞けるのは基本的にあっけらかんと明るくて、軽快なポップスであります。音楽的なベースは弾き語りではなくて、前作の延長線上のR&B系ですが、そこにアコギの音を入れてギター女子っぽい雰囲気を出しているって感じです。最近流行りの暗く澱んだ感覚はあまり無くて、青春応援ソングみたいなのを時に元気に、時に切なく歌っていますね。

 歌はそこそこ歌えますが、テクニックだとか歌唱力とかをひけらかすタイプではなく、歌うのが楽しくてたまらないという気持ちが伝わって来る歌ですし、英語と日本語をチャンポンにして日本人だか何人だかよくわからない歌を聞かせるのもよろしいかと。とにかく音楽が好きなんだということは良くわかるのが、何ともカワイイ娘であります。沖縄出身ながら島唄の民謡がベースになっているのではなく、60年代から80年代辺りのロックに慣れ親しんで来たという経歴にも、個人的には親しみが湧きますし、何だか応援したくなる娘ですね~。

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2020’10.10・Sat

PAN YAUNG CHEL 「SOLO」

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 ミャンマーのシンガーソングライターで女優でもありますパンヤウンチェルの、今年発売のアルバムであります。1996年1月14日生まれの24歳だそうです。これまでこの人のことは全く知りませんでしたが、SPOTIFYでミャンマーの音楽を検索していた時に見つけたのでありました。とりあえずは見て下さいよこのルックスを!めっちゃくちゃに美人さんではないですか!わっちは基本「ルックスから入る」ケーハクな音楽ファンでありますが、こんなジャケを見たら聞かないワケには行かないですよね?当然の如く喜んで飛びついた次第であります。

凄え美人さん!
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 しかしルックスは良くても歌はド下手、な~んてことは世の常であります。正直、アルバムの内容に関しては、わっちは期待していなかったんですよ。ところがですね、聞いてみるとコレがめっさ良いのです!歌上手いんですよね~。若々しく清楚でキュートな歌声でありつつ安定した歌唱は実に素晴らしく、安心して身を委ねることが出来ます。声には天然のしっとり切ない成分が含まれておりまして、何とも耳に優しくて心地好いです。う~む、素晴らしいではないですか!楽曲は普通にポップス・R&B系でありまして、特にミャンマーらしさがあるワケではありませんけど、極めて上質なマレーシア・ポップスやインドネシア・ポップスを聞いているのと同じ感覚になれる、まさに最上級のアジアン・アイドル歌謡と言えるかと思います。

 それにしてもミャンマーって、若手の良い歌手が続々と出て来ますよね~。これまではあまり情報が入って来ない国でしたけど、ポップス界ではメーラータンズィン、伝統音楽ではキンポーパンチやトーンナンディなんかが出て来て、なかなかの活況を呈しているようであります。プランテーションの店長さんも「ミャンマーは今もかなり音楽が盛んですね」とおっしゃっていましたが、本当にその通りだと思います。CDやDVDもちゃんとリリースされていますし、理由はわかりませんけど、他のアジア諸国に比べたらミャンマーの音楽界はかなり良い状況にあるようですね。

 そんなミャンマー音楽界から飛び出して来たパンヤウンチェルちゃん、アジア歌謡ファンには要注目の存在だと思います。まあこんなことを言っても誰も注目してくれないと思いますけど、わっちは全力応援したいと思います!重ねて申し上げますが、パンヤウンチェルちゃんは素晴らしい!ってことで。

ルックスも本当に素晴らしい!
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2020’10.09・Fri

杏沙子 「ノーメイク、ストーリー」

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 日本のシンガーソングライター杏沙子(あさこ)の、今年発売のアルバムであります。前作の「フェルマータ」はこのボログでも取り上げましたが、かなりの完成度を誇る隙の無い作品でありまして、あまりに職人芸的な歌と演奏がちょっと鼻につくと評しました。今回のアルバムもカワイイポップスという基本的な路線は前作と変わらずですが、抜群のポップセンスにますます磨きが掛かって来たという感じがしますね。

 このアルバムも前作同様に、安定した可愛らしい歌と腕利きのスタジオミュージシャンが演奏しているようなバックの音が、とにかく高い完成度なのですが、今回は全てが自然にこなれた感じになっていますね。前作同様の職人芸的な歌と演奏ではありますが、嫌味な所とか鼻につく部分は無くなっていると感じられまして、これだけヤッテくれたらもう感服するしかないでしょう。水をも漏らさぬ完璧な仕上がりでありつつ親しみ易いという、見事なポップス盤に仕上がっていると思います。特に「見る目ないなぁ」という曲が、とても切なくてキュートでポップでステキです。

 ところで別にどうでもいいんですけど、杏沙子さんって女優の蓮佛美沙子の妹って話は本当でしょうか?本名が蓮佛杏沙子らしく、「蓮佛」なんて苗字は極めて珍しいですし、同じ鳥取県出身ということですから、血縁者である確率は高いのではないかと思われます・・・って、本当にどうでもいい話ですね。失礼致しました~♪

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2020’10.08・Thu

BRUCE SPRINGSTEEN 「WESTERN STARS」

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 泣く子も黙るメリケンロック界のボス、ブルース・スプリングスティーンの昨年発売のアルバムであります。もう70歳になるはずですが、まだまだ現役バリバリなんですね~。洋楽ロック界はジジイやババアが元気で、と言うか、若い連中はロックではなくてヒップホップとかエレクトロ系とかに走りますから、ロックなんて時代遅れの音楽は必然的にジジイとババアばっかりになってしまう?まあ人間国宝みたいなジジイとババアばかりの、化石になりかけた芸能になるのも悪くはないと思いますけどね~。わっちは好きですし。

 というどうでもいい話はさて置き、スプリングスティーンが新作を出していたなんて全然知りませんでしたけど、たまたまSPOTIFYで見掛けましたので聞いてみた次第であります。スプリングスティーンって躁鬱の差が激しい人で、「ボーン・イン・ザ・USA」とか「マジック」みたいな躁状態のロックンロール馬鹿の時は、わっちはめっさ好きなんですよ。でも「トム浄土の幽霊がどーのこーの」みたいな鬱状態の滅々と暗いフォーク系の時は、マジ勘弁って思ってしまうんですよね~。今回のアルバムはフォークっぽい感じで始まりましたので、「うわ~、鬱のスプリングスティーンやんけ!」とドン引きしてしまったのでありました。しかし聞き進めて行くとですね、何だか暗い鬱リングスティーンとは様子が違うんですよ。

 今回の歌い口は結構淡々としていますけど、これまでみたいにただ暗いのではなくて、優しいんですよ。何だか憑き物が落ちたような感じとでも言いましょうか、柔らかいストリングスの音なんかを上手く使いながら、新生スプリングスティーンという面を聞かせてくれているような気がします。日々懸命に生きている人達を温かく見守っているような視点が感じられて、「へ~、このおっさんって、こんなにイイ歌を歌えるんだ」って、感心してしまったのでありました。曲も胸に沁みるようは良いメロデイのモノが多いですし、今回のアルバムは聞き所満載って気がしますね。実にイイと思います!このおっさん、伊達に歳喰ってるワケじゃないですね。

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2020’10.07・Wed

KATE RUSBY 「HAND ME DOWN」

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 とにかく多作な絶倫姫と言えばタイのフォン・タナスントーン姫ですが、タイで新作CDが全然リリースされなくなった現在、フォン姫に代わる絶倫姫は英国のケイト・ラスビー姫となっています。コレ常識。とにかく色々とリリースしまくるラスビー姫ですが、今年の新作はカバー集であります。曲目を見たら1曲目がプリンス作でバングルスがヒットさせた「MANIC MONDAY」となっていたので、「マジか?」と思ってしまいました。しかしポピュラー曲のカバーとは言え、トラッドだろうとポップスだろうと姫が動じることはありません。変わらぬ麗しの歌声で、いつも通りに鼻歌の如く気持ち良さそうに歌っているのが印象的であります。

コチラが旧絶倫姫のフォン姫
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 今回はポップスのカバー集ですので、バックの演奏はエレキギター・エレキベース・ドラムが基本となっていて、全然トラッド編成ではありません。ところがですね、何故だか音の感触はいつものトラッドとあまり変わらないんですよ。まあ考えてみるに、元々あまり英国トラッドらしくない華やかで可憐な響きがある歌声ですから、トラッドだのポップスだのに関係無く、姫が歌えばカラフルな美しい歌になるのではないかと思います。流石に楽曲がポップスですから今回はトラッド作品よりも華やいだ雰囲気はありますけど、基本的に姫の歌は何も変わらないというのが凄いです。

 あ、別にどうでもいいんですけど、姫の発音って物凄く独特なんですよ。例えばシンディ・ローパーの「TRUE COLORS」のカバーがあるのですが、「THROUGH I SEE YOUR TRUE COLORS AND THAT’S WHY I LOVE YOU」という歌詞の「THAT’S WHY I LOVE YOU」の部分が「ざっつぁいらびゃー」だったり、「MANIC MONDAY」は「まにっく・もんでい」だし、独特過ぎて気になってしまい、歌が耳に入って来ない・・・。あと、「MANIC MONDAY」は自分が歌いたい部分だけ歌って、歌いたくない部分は完全無視というワガママさも凄いです。流石に姫、何をヤッテも許される素晴らしい立場のお方ですね~。わっちはそんな姫が大好きなのでやんす!

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2020’10.06・Tue

MARIZA

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 ポルトガルのファド歌手マリーザの、2018年発売のセルフ・タイトルのアルバムであります。本格派のファド・ファンの評価も非常に高く、既に何枚もアルバムを出している人ですが、実はわっちは今回初めて聞くのでありました。勿論この人の顔と名前は出て来た時から知っていますが、見ての通り(?)パンチの効いた研ナオコみたいなルックスですので、聞く気にならなかったんですよね~。今回はSPOTIFYでファドを検索している時にたまたま見つけたんですけど、何を血迷ったのか聞いてみようという気になりまして、再生してしまった次第であります。

 するとですね、コレが実にイイんですよ!ジャケットはいつにも増してアレなんですけど、ジャケからは想像出来ない仕上がりになっているんですよね~。まあ本格派のファド・ファンから支持されているだけあって、当然の如く歌はメチャクチャに上手いワケであります。アマリア・ロドリゲス直系の強靭な喉を感じさせる歌いっぷりで、おそらく通常は声を張り上げて歌っていると推測致しますが、このアルバムでは肩の力を抜き気味にして、スッキリした歌い口になっております。伝統的な味わいは残しつつも、何だかファドにしては明るいと言いましょうか、人生の苦悩を背負い込んだような歌ではないのがイイですね。

 そしてバックの音が、これまた実にイイんですよ。伝統的な簡素極まりない演奏ではなくて、エレキベースやパーカッションなんかも使っていますので、ロックやポップスに親しんで来たわっちなんかにも聞きやすいんですよね~。伝統的ファド的な味わいも残しつつ、同時代的なファドを作り上げて来たな~という感じがしまして、コレはなかなかに優れた作品だと思いますよ!本格派のファド・ファンにもファド初心者にもオススメしたい、素晴らしい仕上がりであります。

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2020’10.05・Mon

CONNIE DOVER 「RESTLESS ANGEL」

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 わっちの大好きなアメリカのケルト系シンガーソングライター、コニー・ドーヴァーの2016年発売のアルバムであります。この人のアルバムは全てCDで持っていると思っていましたが、SPOTIFYを検索するとこんな作品が出て来ましたので、喜んで聞かせていただいている次第でございます。ジャケを見ると流石に老けたな~って感じはしますけど、デビュー盤を出したのが1991年ですから、ほぼ30年選手。そりゃあ老けますわな。でもスティーヴィー・ニックスみたいだった顔が、人の良さそうな柔和な表情になっているのは好ましいと思います。

 ところでわっちは、この人のことは基本的に大して上手くない歌手だと思っていまして、ぶっちゃけこのレベルの歌手であればケルト系音楽の世界には多々いるかと思います。それでもこの人のことが大好きなのは、生真面目に自分のやりたいことをコツコツとやっている姿勢がよく伝わって来るからであります。どちらかと言えば学者肌で、頭で考えたかのような音楽をヤル人ですけど、不器用でありつつもシッカリと努力していますという雰囲気が、実に好ましいんですよね~。

 まあ流石に30年選手ですから、今回のアルバムはこれまでの努力が血肉化した感覚があって、自然に湧き出て来た音楽という感じになっていますけど、誠実に音楽に向き合う姿勢は全く変わらないですね。カントリー風味のケルト系音楽という路線はこれまで通りですが、柔和で優しくなった表情が本当にステキでありまして、イイ歳の取り方をしているな~と実感出来る素晴らしいアルバムに仕上がっていると思います。やっぱりわっちはこの人のことが大好きであります!

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2020’10.04・Sun

MAY LA TAN ZIN 「PYAN LAL SAN THIT HNAUNG TIT KHIT」

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 ミャンマーの歌手メーラータンズィンの、今年発売のアルバムであります。SPOTIFYに音源はありますが、プランテーションでDVD付きの現物をゲット致しました!まだ17歳とのことで、ジャケを見ての通り実に可愛らしいな~と。それに、個人的に昨年はミャンマーに行きましたから、何だか余計に親しみを感じるのであります。ただ、ヤンゴンの街ではCD屋なんて全然見掛けなかったですし、街の中でも観光地でもミャンマーの音楽なんて全然聞こえて来なかったですから、ミャンマーって独特の音楽で有名ですけど、本当に音楽が盛んなのか?と思ってしまったりして。

 まあ、音楽大国トルコでもイスタンブールの街中ではCD屋は見掛けませんでしたから、もしかしたら都市部よりも田舎の方が音楽が盛んだったりするのかもしれません。な~んて思っていたら、プランテーションの店長さんがおっしゃるには、ヤンゴンにはわかりにくい場所にブツを売っている店が色々あるんだそうです。服を売っている店の奥にCDが並んでいたりとか、売り方が独特らしいです。「言ってくれはったらお教えしましたのに」とは店長さんのお言葉ですが、今更どうにもなりませんね・・・。

 ところでミャンマーと言えば、ミャンマー・タンズィンみたいな気が狂いそうな(?)音楽が特徴ではありますが、日本の歌謡曲のカバーがヒットしたりする国でもありますので、結構普通に歌謡曲っぽいポップスが聞かれていたりもします。今回のメーラータンズィンちゃんが歌っているのは明るくてキュートな歌謡ポップスですが、とてもポップなんですけど聞けばすぐにそれとわかる「如何にもミャンマー」というメロディが楽しくてイイですね!この独特さが実にステキであります。そしてメーラータンズィンちゃんの歌声がこれまたキュートでイイ!ルックスの通りの可愛らしさと言いましょうか、こういう明るくて涼やかで軽快な歌声って本当に素晴らしいと思います。

 店長さんがおっしゃるには、ミャンマーではメーラータンズィンちゃんってスーパースターらしいですけど、こういうキュートで華のあるステキな歌手は、日本でも応援して行きたいですよね~。キュート女子が歌うキュート・ポップス、実に良いモノであります。あ、もしかしたら今後はミャンマー・タンズィンみたいな気が狂いそうな音楽をヤッタりするかもしれませんが、メーラータンズィンちゃんが歌ったらどんな感じになるのか、興味はありますね~。キュートな発狂音楽なら、是非聞いてみたいと思います!

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2020’10.03・Sat

MAFALDA ARNAUTH & ATLANTIHDA

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 ポルトガルのファド歌手マファルダ・アルナウス(と読むのかな?)とアトランティーダによる、2015年発売のアルバムであります。マファルダさんなんて全く知らない歌手ですが、通常はソロで活動している歌手らしく、ソロのアルバムも何枚かあるようです。共演しているアトランティーダのことも全く知りませんでしたが、恐らくファドのバンドと思われ、2011年にグループとしてのアルバムを出しているようです。一体どういう経緯で両者がコラボしたのかは不明ですが、結果として良いモノが出来上がったのではないかと思います。

 以前から言っている通りわっちは伝統的なファドって結構苦手で、簡素極まりない音をバックに女性歌手が声を張り上げて歌うスタイルにどうにも馴染めないのであります(アマリア・ロドリゲスの弊害じゃ!)。だからリナ・ラウル・レフリーみたいなエレクトロでアンビエントな音作りのファドとか、アナベラのポップス的ファドが好きだったりするワケでありますが、今回のマファルダさんはロック的なファドでありまして、わっちにはとても親しみ易いんですよね~。ロック的とは言っても、ファドらしい哀愁漂うサウダージ感覚はシッカリとありますし、マファルダさんの消え入りそうな儚い歌い方も音に良く合っていて、なかなかに美しい仕上がりになっていると思います。

 イヤイヤ、やっぱり伝統的ではない作りのファドってイイですよね~・・・って、伝統的なファドがダメなのではなくて、わっちの耳が伝統的ファドに馴染まないだけなんですけどね。今回のアルバムは、恐らくバリバリのファド・ファンにはボロクソに否定されるんでしょうけど、伝統的なファドがシッカリと受け継がれているのと平行して、こういうミクスチャーなファドがあっても良いと思います。こういう音楽でファドのことを知って、伝統的なファドに回帰して行くリスナーもいると思いますし、色々と同時進行で存在しているということ自体、ファドが健全な音楽であることの証明なんじゃないかと思う、今日この頃なのでやんす。

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2020’10.02・Fri

FUR PATROL 「LOCAL KID」

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 ニュージーランドの女1・男2のロックバンド、ファー・パトロールの2008年のアルバムであります。SPOTIFYで偶然見つけたのですが、試しにちょっと聞いてみたら結構イイ音でしたのでアルバム丸ごと聞いてみた次第であります。あ、「イイ音」というのはオーディオ的な意味で音質が良いという意味ではなくて、わっちの主観で「イイ感じの音楽」に聞こえるということであります。文章ではあまり使いませんけど、わっちは口頭では結構「イイ音」という表現をします。プランテーションなんかに行って試聴させてもらった時に、店長さんに「コレはイイ音してますね!」なんて言うことがよくあるんですよね~。

 この連中がヤッテいる音楽は基本的にギター・ベース・ドラムだけで演奏されるシンプルなロックですが、落ち着きと音圧のある達者な演奏がなかなかの高揚感をもたらしまして、聞いていてとても気分が良いんですよね~。例えるなら日本のマス・オブ・ザ・ファーメンティング・ドレッグスとかフィリピンのパラミタみたいな感じなんですよ・・・って、話が誰にも通じないですね。失礼致しました~。もう少し有名どころで近いのは、エイミー・マン辺りですかね~。まあ、エイミー・マンほどカラフルな音ではありませんけど、沸々と湧き上がるようなエネルギーが感じられる音だと言えるかと思います。紅一点女子による歌声は、感情抑制気味って感じですが、抑えている分かえって内に秘めたパワーが感じられるという気がしまして、わっちはめっさ好きです。

 などと言ったところで所詮はニュージーランドのバンドですから、おそらく日本では殆ど誰にも知られていないのが悲しいんですけど、ロック辺境の地(?)ニュージーランドであっても地道にこういうイイ音楽をヤッテいる優れたバンドであれば、その内に芽が出てブレイクする・・・前に、既に解散してしまったんですねこのバンド。2016年にちょろっと再結成したようですが、現在はリーダーだった紅一点のジュリア・ディーンズという人がソロで活動しているらしく、アルバムを2枚ほど出しているようであります。おそらくグループでもソロでもあまり変わらない音楽をヤッテいると思われますので、その内ジュリアさんのソロも聞いてみたいと思う、今日この頃なのであります。

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