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2021’03.31・Wed

CHEB KADER 「RAI」

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 今時アルジェリアの音楽「ライ」なんかを聞いている人がいるのかどうかは知りませんが、日本で80年代終盤から大爆発したワールド・ミュージック・ブームにおいて、ライも一気に知られる存在になったモノでありました。特に話題を集めたのがシェブ・ハレドの「クッシェ」というアルバムで、好きモノ達の間では大評判になって名盤中の名盤という扱いを受けていましたよね。確かに「クッシェ」は面白いアルバムでわっちも好きでしたが、個人的にライのアルバムで一番好きだったのは、今回取り上げますシェブ・カデールの1989年日本発売盤「ライ」であります。

 シェブ・カデールはアルジェリアのオラン生まれですが、両親がモロッコ人ということで国籍はモロッコで、9歳の時にパリに移り住んだというコスモポリタンな経歴の人であります。ですのでヤッテいる音楽は所謂アルジェリアのライとは違っていてどこか洒落てスマートな感覚がありまして、言ってみればパリに住む移民のライという感じになっていると思います。それが実にカッコいいんですよね~。若々しいながらも堂々としているカデールの歌いっぷりもカッコ良ければ、全編で大活躍するアラビア~ンなバイオリンの流麗な響きもカッコ良く、当然のように曲自体もカッコ良いですから、まさに惚れ惚れするような仕上がりになっていると思います。

 まあ人によっては「ライなんてどれを聞いても同じ曲にしか聞こえない」、なんて感じたりするでしょう。確かにラシッド・ババがプロデュースしていた金太郎飴的な初期のライはそうかもしれませんけど、カデールさんのライはロック的なダイナミズムも持ち合わせていますし、実にカッコ良くて聞きやすいかと思います。ライ初心者とかライなんて存在自体知らないという人にもオススメ出来る、なかなかの逸品に仕上がっていると思います。当時のライと言えばシェブ・ハレドの「クッシェ」ばかりがクローズ・アップされますが、わっちとしましてはシェブ・カデールの「ライ」もよろしく!ってことで。とは言っても、今時こんな盤はどこにも売ってないと思いますけど・・・。
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2021’03.30・Tue

JULIO PEREIRA & KEPA JUNKERA 「LAU ESKUTARA」

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 ポルトガルのマルチ弦楽器奏者ジュリオ・ペレイラとスペインはバスク地方のトリキティシャ(バスクのボタン・アコーディオン)弾きケパ・フンケラが共演した、1995年発売のアルバムであります。その昔、日本のワールド・ミュージッカー達の間でバスクの音楽が盛り上がった時期がわずかにありましたけど、その時はそこそこ評判になった作品かと思います。確か国内発売もされたはずです。何故バスクの音楽が大きな話題になったのかはよくわかりませんが、その時にアライツ・エタ・マイデルとかマイシャ・タ・イシャールみたいなキュートな女子グループを知った人も多かったのではないかと思います。勿論わっちもそうであります。

 今回のアルバムは、基本的にペレイラさんの弦楽器とフンケラさんのアコの演奏だけで出来ているインスト・アルバムで(1曲だけミネーラという女性歌手をゲストに迎えている曲あり)、キラキラと輝くような響きを持つペレイラさんの弦楽器の音と、軽快で歯切れの良い超達者なフンケラさんのトリキティシャの音が実に美しいです。感覚的には軽~くオッサレーに聞けるイージー・イスニング風の音楽に仕上がっていますが、都会的な品の良さと民俗音楽的な生命力を同時に感じさせてくれまして、なかなかに奥が深い音楽であると思います。

 二人とも非常に上手くてどちらも達人レベルと言って良いかと思いますが、特にフンケラさんはチャラン・ポ・ランタンの小春にも引けを取らないと感じられまして、腕が痙攣してんのか?という位に細かいフレーズを余裕で繰り出してくる腕前は見事であります。それでいてテクニックをひけらかしているような感じは一切無くて、「みんなで楽しく踊ろうぜ~♪」みたいな親しみ易さに溢れているのが素晴らしいです。あと、ラストにフンケラさんが奏でるバスク特有の不思議な楽器、チャラパルタの音が聞けるのもこのアルバムの価値を高めているように思います。

 何にしてもめっさ楽しいインスト・アルバムでありますが、録音状態も非常に良くて、弦楽器のアタック音やトリキティシャのボタンを押す音までちゃんと聞こえるのがイイと思います。久しくCD棚に埋もれてしまっていたアルバムですが、本当に久~し振りに聞いてみて、改めてその素晴らしさに感激してしまった次第であります。

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2021’03.29・Mon

ともさかりえ 「LIVE & REMIX」

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 アンプを新しくしたことでやたらと臨場感のある音が楽しめるようになり、CD棚からライヴ盤を引っ張り出して聞くことがよくあるのですが、実はともさかりえのライヴ盤なんかも持っていたりするのであります。わっちは歌手としてのともさかさんって結構好きですので。コレは1998年発売のライヴ8曲・リミックス2曲入り盤で、ファンの間で評判になったなんてことは一切ありませんけど、なかなかに勢い溢れる仕上がりになっていて楽しいと思いますよ!

 まあ最近は大した仕事は出来ていない印象ですが、90年代後半は主役級の活躍をしていましたから、当時は調子に乗って(?)歌手活動もシッカリとヤッテいたともさかさん、勢い余ってこんな盤を出してしまったワケであります。しかし歌は下手ではありませんし、それこそ女優ではなく歌手としてヤッテ行けるだけの力はあったかと思います。この盤で聞ける歌は勢い任せで味わいに欠けるキライはありますけど、腕達者なキレッキレの演奏をバックに従えて(というより演奏が歌を喰ってますけど)超ノリノリで歌っているのが微笑ましくも楽しいです。

 このライヴってそこそこ大き目なホールで開催されたのだと思いますけど(会場どこですか?)、闇雲な勢いに溢れつつも聞きやすい整理された音で録音されていて、音は実にイイと思います。CDを再生しながらパソコンでこのネタを書いているんですけど、客席の後ろの方でミキサー卓でもイジっているような気分になって来る、なかなかのステキ盤でありますよ!

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2021’03.28・Sun

TESSA IA 「CORRESPONDENCIA」

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 メキシコの歌手テッサ・イアの2016年のアルバムであります。全く知らない歌手ですが、SPOTIFYでメキシコの音楽を検索していた時に引っ掛かって来ましたので聞いてみた次第であります。この人については何一つわかりませんのでネットで調べてみたのですが、大した情報はありませんね。わかったのは1995年生まれの現在25歳の女優さんで、2012年の「父の秘密」という映画に出演していたということぐらいですね。女優さんというだけあってなかなかの美人さんですので、「まずはルックスから入る」わっちにはそれだけでも聞く気になる人であります。

聞く気になりますね~。
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 とりあえずはこの人について何も知らない状態で聞き始めたのでありますが、コレが実にイイ感じじゃないですか。歌声は実に可愛らしいですし、楽曲も粒揃いです。曲を自分で書いているのかどうかは不明ですが、ちょっと昔のロックとかポップス風の楽曲は実にポップで楽しく、それをキュートな歌声で歌うワケですから、この手の音楽が好きなわっちには、まさにハマる音楽であります。曲によってはロネッツみたいな感覚があるのもステキですね。

キュートな歌声!
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 まあ本職が女優さんですから歌が大して上手いワケではないのですが、この人の歌にはまるで蜘蛛の巣とでも言いたくなる、わっちみたいなケーハクに飛び回っている人間の耳を簡単に捉えてしまう魅力がありますね。多分ですけど、テッサさんの蜘蛛の巣に引っ掛かってしまう殿方は、わっち以外にも多々いらっしゃるのではないかと思われます(ほら、そこの貴方も引っ掛かったでしょ?)。しかし引っ掛かったとしても取って食われるワケではなく、カワイイ歌を数十分ほど聞かされるだけですから、寧ろ自ら引っ掛かった方がよろしいかと思います。

自ら引っ掛かろう!
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 まあ全然得体の知れない(情報が無い、という意味)人ではありますが、これだけステキな歌を聞かせてくれますし、かえって謎の美女みたいな存在であり続けてもらった方がコチラも妄想が進んで良いかもしれませんね。ジャケ写も猛烈によろしいですし、美人女子のキュートな歌を聞きたい方にはマストアイテムかと思います。

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2021’03.27・Sat

NIHAL NELSON 「SALLI MITI GANAN」

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 最近はターラブをよく聞いているのですが、ターラブの本場でありますザンジバルと同じくインド洋の島で、スリランカという島国があるのをふと思い出しました。スリランカと言えば1枚だけCDを持っているな~ってことで棚から引っ張り出して来たのが、ニハール・ネルサンというおっさん歌手の1991年に日本発売されたアルバムであります。ちなみにコレが102枚目のアルバムなんだそうな(当時のスリランカではカセットテープが主流だったらしいですね)。1963年に1枚目のアルバムを発表して以来精力的に活動を続けていたようですが、現在は何をしているのかは存じません。

 ニハールさんがヤッテいる音楽はスリランカの大衆音楽「バイラ(BAILA)」ですが、ポルトガル語で「踊り」という意味の言葉なんだそうで、その名の通り思わず踊り出したくなるような陽気で明るい雰囲気の音楽であります。踊り出したくなるとは言っても、リズムは所謂ハチロクと言われる8分の6拍子ですので、日本人には踊りにくいとは思いますけど。このバイラという音楽は、大航海時代以来ポルトガル、オランダ、イギリスの支配を受けたことで、スリランカの土着文化とヨーロッパの文化が融合して出来上がったという大雑把な成り立ちしかわからないのですが、沿岸地方を支配していたポルトガルの影響が特に強いようですね。当然海を隔てたお隣のインド音楽や、アメリカのロックとかポップスなんかの影響も見て取ることが出来ます。

 ニハールさんの歌い口にはインドポップスっぽさがありますが、聞いてすぐにそれとわかるインドポップスみたいなクセはそれ程強くはないと思います。如何にもアジア的な節回しではありますけど、とても軽快でスッキリしていますので、耳に馴染み易いのではないかという気がしますね。スリランカで第一人者と言われる人ですから当然のように歌は上手いですし、包容力を感じさせる男らしい歌声も魅力的であります。

 まあスリランカ音楽の情報なんて日本には全く入って来ませんから、ニハールさんの現況もスリランカ音楽の現状もわっちには全くわからないのですが、バイラを発展させたような音楽が出て来ているのであれば、是非聞いてみたいところであります。とりあえずはSPOTIFYで色々と検索してみようかな~と思う、今日この頃なのであります。

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2021’03.26・Fri

オーディオ話~音の頂点?

 最近は色々とオーディオのネタを書いておりますが、出来る範囲での音の改善をヤッテいる途中でありますけれども、こんなことをヤッテいますと実際のところ一体どこまで音質を追求して行くかという問題にブチ当たるワケであります。わっちの信頼するPROCABLEさんがおっしゃる究極の音は「生音」ということですが、それを頂点としますと、わっちは決してその「頂点」を極めようとは思っておりません。勿論「頂点」の音を聞いてみたいとは思いますけど、そこまで徹底して突き詰めて行く程のオーディオマニアではありませんので。自分としては、「コレが制作側がスタジオで意図して作り上げた音に近いんだろうな~」と、主観的に思えるレベルの音で良いかと考えています。例えば「頂点」の音を標高1万メートルとするなら、8千メートル位まで行けたらな~ってところですね。まあ「頂点」を知らずに8千メートルなんて図れやしないのは当然なんですが、何となく感覚的にそれ位だと思えるところまで行ければ良いかと。その地点が実際は5千メートルだったとしても、自分が「よっしゃよっしゃ、コレは8千メートル行っとるな!」と自己満足出来ればそれでよろしいかと存じます。

 ところで「頂点」とは一体どのレベルなのかは全然わかりませんが、PROCABLEさんのサイトを読んでいると、到底そこまでは辿り着けないと感じるワケであります。まずは設備的な問題ですが、家の壁コンセントの電圧を200Vに変更する工事をしてダウントランスを使って減圧し、そこから電源を取るというところから実行出来そうにありません。わっちに出来るのは、壁コンセントはそのままでギタリスト電源を導入すること位であります。またスピーカーのウーファの口径は38センチのモノを使用というのも、6畳程度の部屋であれば無理。だってスピーカーがデカ過ぎますので。それにスピーカースタンドを使用して厳密に「音の結界」を作ったり、スピーカーケーブルの長さを調整して厳密に「音の焦点」を合わせることも出来そうにないです。と言うか、そこまでやる気がありません。テキトーなわっちは、テキトーに「なんちゃって音の結界」をヤッテみる程度で満足していますし。あと、アレン&ヒースのめっさ値段が高いミキサーを導入するのも厳しいかな~って思っています。要は設備的な問題及びヤル気の問題で、「頂点」なんて最初から行く気が無いのでありますよ。

 最初から「頂点」を目指す気は無いとは言え、出来る範囲のことはヤッテみたいとは思っております。ですから機器はDVDプレーヤーを除いてPROCABLEさんご推奨のモノで揃えていますし、「なんちゃって結界」を作るべくスピーカーの位置や向きを調整してみたり、インシュレーターとして使えそうなモノを色々試してみたりと、出来る範囲のことはヤッテおります。そのお陰で現状でさえも、これまで聞いたことが無いような音が出ていますので、既に結構満足しているのであります。他にヤレることは、ギタリスト電源とサブウーファーを導入すること位かな~と思っていますが、それなりの費用が掛かりますし品物が売り切れのこともありますから、すぐに実行出来るワケではありません。

絶賛売り切れ中のギタリスト電源。
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 しかし、何だかんだ言っても現状で凄く良い音が出ていますから、毎日毎日CDをとっかえひっかえ再生して、「おおっ、エエ音じゃな~♪」などと独りでウヒウヒと喜びながら音楽を聞いているのであります。音が違って来ると音楽の聞こえ方も印象も全然違って来て、どれもが新鮮に聞けるんですよ。ボニー・レイットの「GIVE IT UP」なんかは前の小型アンプでもその音の良さはわかりましたけど、今のアンプでは桁違いに良い音で鳴っていまして、音の透明感やら分離やら定位やらバランスやら迫力やら何もかもが凄くて、最早音楽ではなくこの音を聞きたいからCDを再生するという感じです。また、カルチャー・ミュージカル・クラブのターラブなんかは、録音場所の音響空間さえ想像出来ますし、マリア・テレーサの盤のパーカッションの鳴りはほぼ生の音がします。コレだけの音が聞けるなら、既に標高5千メートルは超えていると勝手に思っていますし十分に満足出来るレベルの音なんですけど、ギタリスト電源の追加ぐらいまでなら音の追及をヤッテみたいと思っている次第であります。その辺まで行けば、「自称」標高8千メートルぐらいが見えるのかな~、なんて。

良い音ですね!
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2021’03.24・Wed

高鈴 「ヒビノウタ」

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 日本のアコースティックユニット高鈴(こうりん)の、2009年発売のアルバムであります。2003年にメジャーデビューし、2017年に無期限活動休止を発表したとのことですが、これまで全然知らないグループでありました。今回のアルバムは2009年発売の3枚目になりますが、何故コレを聞いたかと言いますと、「愛してる」という曲が収録されているからであります。この曲はわっちが大好きなアニメ「夏目友人帳」のエンディングに使われていて、フォーク調の儚い歌声と哀愁漂うメロディが非常に印象的な曲で、初めて聞いた時からず~っと気になっていたんですよね~。

 別にどうでもいいんですが、先日は「夏目友人帳」のおかげでAIMERという歌手に出会ったと言いましたけど、高鈴も同様で、「夏目友人帳」はアニメ自体が面白いだけではなく、わっちにとっては新しい歌手との出会いの番組にもなっていまして、何とも嬉しい限りであります。あ、この「夏目友人帳」ってエンディングの歌はとてもイイんですけど、オープニングの歌がいつも酷いモノばかりなのは何故でしょうか?もしかして、オープニングの曲でアニメを見るのをやめてしまう人が多々いらっしゃるかもしれませんし、至急改善するべき事項だと思います。

 という本当にどうでもいい話はさて置き、高鈴の今回のアルバムは実にイイ仕上がりなんですよね~。アコースティックユニットというだけあってアコースティックな音の響きを大事にしながら、儚くも切ない日本的な侘び寂びの情緒を表現しているのがステキです。消え入りそうな歌声とアジア的な湿った曲調が実に美しく、聞いているとホワホワとして心が落ち着いて来るんですよね~。良いアルバムだと思います。

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2021’03.23・Tue

FRANKIE ARMSTRONG 「LOVELY ON THE WATER」

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 イングランドのフォーク歌手フランキー・アムストロングの、名盤中の名盤との誉れ高い1972年のファースト・アルバムであります。この人のアルバムは以前このボログで取り上げたことがあるはずなのですが、検索しても何故だか出て来ません。何か変だな~、と言っても仕方ないですね。今回の72年盤はフランキーさんのデビュー盤にして最高傑作と言われていまして、わっちも大学生の頃から聞き続けて来たアルバムであります。ちなみにわっちが持っているCDは、1990年にキング・レコードからユーロ・トラッド・コレクションと銘打って発売された作品群の中の一枚です。別にどうでもいいんですが、ディック・ゴーハンとかアン・ブリッグスなんかもそのシリーズで知りましたね~。

 コチラのフランキーさんですが、「飛ぶ鳥を撃ち落とす」とか「空の星を落とす」とか形容された歌声の持ち主であります。「それってどんな歌声やねん!」とツッコミたくなる表現でありますが、とにかく歌のパワーが凄いんですよ。パワーが凄いと言っても別にデカい声で歌うとかいうワケではなくて、確信に満ちた真っ直ぐな歌声が心に突き刺さって来るって感じなのであります。まさに聞く者を圧倒する歌声でありまして、この盤を聞けば必ずやご納得いただけるかと存じます。無伴奏若しくは極めて少ない楽器をバックにした曲ばかりですが、この説得力がある歌声の他には何も要らないと思えてしまいますね~。

 しかもですね、72年のアルバムながら意外にイイ音で録音されているんですよ。歌っているフランキーさんの口元が見えてくるとでも言いましょうか、息遣いとか口が開いた瞬間とかが見えるような気がします。言ってみればスタジオで歌っているフランキーさんを覗き見しているような感覚でありまして、息を呑んでしまうように聞いている自分に気付くのでありました。「飛ぶ鳥を撃ち落とす」と言うよりも、覗き見しているわっちが撃ち抜かれてしまうような気がする、今日この頃なのであります。

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2021’03.22・Mon

NORA BROWN 「CINNAMON TREE」

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 アメリカのブルーグラス・バンジョー奏者兼歌手ノラ・ブラウンの、2019年発売のデビュー・アルバムであります。ピーターセンズの映像をチェックしている時に偶然演奏している映像を見かけた歌手で、ルックス的には随分若く見えますけど腕達者でイイ感じの歌を聞かせますので、「結構エエな~」などと思って見ておりました。すると同じ映像の中でゴチャゴチャと喋り始めたのですが、「私15歳」なんて言ったのが聞こえて来まして、「へ~、15歳でこんなに上手いんだ」と思って興味を持ち、ブルーグラスなんて超絶マイナーで日本では誰も聞く人がいないような音楽であるにも関わらず、SPOTIFYで検索してみたらコチラのアルバムが出て来たのでありました。やっぱり凄いわSPOTIFY。

 コチラのアルバム発売時、ノラちゃんはまだ13歳だったらしく、おそらく地元では天才少女扱いをされているのではないかと推測しますが、そう言えばシエラ・ハルも天才少女として名を馳せてましたよね~(ハルちゃんはマンドリン奏者ですが)。それにしても13歳でデビューアルバムなんてなかなか珍しいと思いますが、通常この手の天才子供のアルバムって周りの大人達が寄ってたかってサポートして作り上げたりするものですけど、ノラちゃんの場合は本人の歌とバンジョーの他は、フィドル奏者のサポートのみというのが潔いですね。基本的には本人のバンジョーと歌だけで成り立っていますので、お膳立ては周りの大人達なんでしょうけど、音楽自体はほぼ本人の完全ソロになっているのが凄いです。

まだまだ子供っぽい。
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 しかもこの音楽がですね、素晴らしいんですよ!バンジョーの腕前も非常に達者ですし、歌声がこれまたイイのであります。13歳だからってアイドル風の萌え~な歌声ではなくて、幼さだとか子供っぽさを全然感じさせず、実に堂々としてシッカリと地に足の着いた歌唱を聞かせてくれるのであります。何と言いますか、その演奏と歌声はアメリカの豊かな音楽的土壌に根を張っていると言いましょうか、まるでアメリカの大地の土着の精霊が宿っているかのような、まさに伝統に直結した音楽に聞こえます。コレをアメリカン・ゴシックの世界と呼ぶのか、それともアメリカの田舎の豊饒な音世界と言うのかは知りませんが、13歳でこの境地に達しているんですから、とんでもないバケモノですよこの娘。

 曲目としましてはバンジョーのソロ・インストもあれば歌入りもありますが、どちらにせよ見事に伝統を汲んだ音楽に仕上がっているのは間違いありません。ポピュラー音楽と言うよりは、寧ろ土着のパワーが噴き出した民俗音楽という趣でありまして。キレイキレイで爽やかなピーターセンズと比べたら、同じブルーグラスとは言っても全然違う音楽に聞こえるのが面白いです。どちらもステキな音楽ではありますけど、個人的にはルックスは圧倒的にピーターセン三姉妹、音楽は圧倒的にノラちゃんが好みであります。ジュリアンヌ・ピーターセンちゃんのルックスでノラちゃんの音楽だったら完璧なのに、などと思ったある日の夜なのでありました。

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2021’03.21・Sun

THE PETERSENS 「HOMESICK FOR A COUNTRY」

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 アメリカのブルーグラス・グループ、ピーターセンズの2019年のアルバムです。これまで全く知らなかった連中ですが、先日たまたま演奏している映像を見まして、そのルックスの良さに思わず反応してしまった次第であります。森泉に似た美人フィドル女子と、かなり若そうな美人マンドリン女子が歌い、バックでちょいと落ち着きのある顔の美人バンジョー女子と若いギター青年、おっさんのドブロ弾きとババアのベース弾きが演奏する6人組でありまして、歌を歌う2人の美人女子を見ながら「うおーっ、めっさカワイイやんけ!」と萌えまくってしまったのでありますた。他の映像ではバンジョー女子とギター青年も歌う姿がありましたが、歌うのは美人女子3人だけで良いです。男は歌わんでよろしい。

 その映像を見ていたら「THE PETERSENS」なる名前が出て来ましたので、早速ネットで検索してみたところ、母・娘3人・息子1人・どっかのおっさん1人の6人組ということがわかりました。どっかのおっさんは全くの他人ですが、他は家族のグループだそうです。それにしてもこんな美人3姉妹のブルーグラス・グループなんて全然知りませんでしたね~。兎にも角にもこの3姉妹を見る為に何度も映像を再生してしまい、1人でウヒウヒしていたのでありました。ちなみに長女がフィドルのケイティ、次女がバンジョーのエレン、三女がマンドリンのジュリアンヌであります。個人的なルックスの好みはジュリアンヌかな~♪あ、激しくどうでもいいですが、ババアがベースのカレン、長男がギターのマットです。

ケイティさん
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 とにかく「まずはルックスから入る」わっちでございますので、急いでSPOTIFYで検索してみたところ、ありましたよピーターセンズのアルバムが!イイですね~、流石にSPOTIFYです。早速再生して聞いてみたところ、映像ありなら実に華があってステキな連中ではありますが、音だけになるとちょっと物足りないかな~などと思ったりして。イヤイヤ、別に悪いワケではないんですよ。ルックスが猛烈に良いので、やはり映像が欲しくなるってことであります。演奏自体はシンプルで爽やかでまとまりの良いグループですし、聞いていて楽しいです。如何にもブルーグラスといった田舎っぽさは希薄で、ちょっと洒落たセンスを持っているのもイイ感じです。

エレンさん
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 う~む、コレだけルックスが良くて歌声も演奏も爽やかであれば言うこと無しって感じですが、音的にはお行儀が良くて無難に纏まっていますので、ちょいと物足りなさを感じるのも事実でございます。まあ「ルックス良ければ全て良し」とはよく言われることですし(わっちだけ?)、ジュリアンヌちゃんとあーしてこーして、などと妄想するのも楽しいワケではありますけどね~。何にしてもブルーグラスなんて超絶マイナーで今時の日本では誰も聞かない音楽ですから、こういう見た目にパッと華やかさがある連中をどんどん推して行くのがブルーグラス普及の為には得策かと思われ、レコ会社には是非営業努力をしていただきたいと存じます。「美人過ぎる三姉妹による美し過ぎる音楽!」とか何とかいうキャッチフレーズで。

ジュリアンヌちゃん
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2021’03.20・Sat

AMALIA RODRIGUES 「AMALIA NO CAFE LUSO」

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 言わずと知れたポルトガルの大衆音楽ファドの大歌手アマリア・ロドリゲスの、1955年録音盤で名盤中の名盤との誉れ高い「カフェ・ルーゾのアマリア・ロドリゲス」であります。わっちが持っているのは1993年にオーマガトキからCDでリイシューされた2枚組で、発売当初に即ゲットしたブツであります。当時は期待に胸を膨らませてゲットし、ワクワクしながら再生したのをよく覚えております。しかしですね、基本的にわっちは声を張り上げて歌うファドのスタンダードなスタイルとは相性がよろしくなくて、当然の如くアマリアの歌い方ってあまり好きではないワケであります。ですのでゲットしたのは良いものの、結局はあまり聞かないまま棚の肥やしになってしまったのでありました。

 まあ折に触れて棚から引っ張り出して聞くことはありましたけど、その度に「あ~、やっぱり相性悪いわ」と思ってすぐに聞くのをやめるという状態がず~っと続いておりました。しかしアンプを新しくしてからこれまでゲットしたCDがめっさ良い音で聞けるようになりましたし、特にライヴ盤がかなりの臨場感を持った音で再生出来るようになったことで、もしかしてアマリアの「カフェ・ルーゾ」もエエ感じで聞けるかも?と思って、試しに再生してみたのであります。イイ感じに聞こえたら儲けモノ、ダメだったらいつも通り、ということで。するとコレが何とまあイイ感じに聞こえるではないですか!

 録音は1955年ですから、歴史的録音なんて言ってもおかしくない位に昔の作品ではありますが、まるで現場に居合わせたような臨場感があるんですよね~。当時は満足な録音機材も無かったと思われますが、客のざわつきや拍手、皿(コップ?)がカチャカチャいう音なんかが、アマリアの歌や伴奏楽器の音と一緒に克明に記録されているのであります。そして、おそらくアマリアはカフェの中をアッチ行きコッチ行きと動きながら歌っていたのだと思いますが、歌声が近付いて来たりちょっと離れたりと、動きが見えるような聞こえ方がします。決して音質が凄く良いというワケではないのに、時空を超えて当時のカフェ・ルーゾに居合わせているような気分になって来るのは、わっちだけでしょうか?

 こんな感じでライヴ現場の疑似体験をしてしまうとですね、声を張り上げるアマリアのスタイルが好きじゃないだとか鼻毛だとかはどうでもよくなって来て、アマリアの声のパワーに圧倒されてしまうワケですよ。現場にいる一観客として、わっちはアマリアの歌に聞き惚れているのでありました。う~む、評判通りの素晴らしいライヴ盤ですね!今更ながらに見直していまいました~♪

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2021’03.19・Fri

ABDEL AZIZ EL MUBARAK 「STRAIGHT FROM THE HEART」

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 30年ほど前に日本でも大評判になって来日公演までしたことがあるスーダンのスター、アブデル・アジズ・エル・ムバラクの1989年のライヴ盤であります。「スーダンの河内音頭」なんて言われていたことを覚えておられる方も多いのではないかと思いますが、日本人の耳にめっさ馴染むムバラクおじさんの音楽、わっちも学生の頃から大好きでしたね~。わっちがよく聞いていたのはこのライヴ盤ではなくて、名盤中の名盤であります下記スタジオ録音盤であります。とにかくノリノリでめっさ楽しく、友人にも聞かせてムバラクおじさんの長い名前を覚えさせたりしたモノでありました。

コチラがスタジオ録音盤。
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 ムバラクおじさんの音楽の何が良いかって、河内音頭にも似た親しみ易いメロディがまず一番に挙げられるでしょうけど、ムバラクおじさんの顔も良ければ人懐っこい温かみのある歌声も良いですし、バックの流麗なヴァイオリンや躍動感のあるパーカッションの音も良くて、本当にもう何もかもが良いんですよ!何だか極上の温泉にでも浸かっているかのような極楽気分になって、ホワホワしてしまうのであります。少しも気取ったところが無くてとても間口が広いこの音楽、みんな大好きなお煎餅音楽とでも言いましょうか、それともカレーライス音楽と言いましょうか、こんなステキ音楽は他になかなか無いと思います。

 特にコチラのライヴ盤はスタジオ盤に比べてゆったりジワジワ盛り上がってくる高揚感が半端無くて、聞いている内に自然に身も心も出来上がってしまう(?)んですよね~。ムバラクおじさんの喉も絶好調ならバックの演奏も超ノリノリで絶好調、聞く者を有無を言わせずリラックスさせるパワーが炸裂しております。録音状態も非常に良いですし、極楽音楽に興味がおありの方には是非オススメしたい逸品に仕上がっていると思いますよ!ムバラクおじさんはいつ聞いても最高です。

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2021’03.18・Thu

LOREENA McKENNIT 「LIVE IN PARIS AND TORONTO」

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 カナダのケルト系トラッド歌手ロリーナ・マッケニットの、1999年発売の2枚組ライヴ盤であります。90年代後半はケルトの深い森を彷徨っていた時期でありまして、その手のCDを大量に買いまくったモノでありますが、既にその大部分を売り払ってしまいましたので手元にはあまり残っていません。ロリーナさんのブツも色々と持っていたのですが、現在残っているのはこのライヴ盤だけであります。思い出してみればこの人のアルバムってどれも高品位な作品だったという気がしますが、あまりに安定し過ぎていてイマイチ面白味に欠けていたような気も致します。だからコレだけしか残していないのかと。

 ところで最近はCD棚からライヴ盤を引っ張り出してよく聞いているのでありますが、それはアンプを新しくしたことでライヴ盤がやたらと臨場感のある音で聞こえるようになったからなんですけど、ロリーナさんのライヴ盤もそんな流れで聞いているのであります。で、期待通りの音で鳴ってくれるんですよコレが。確かどこかでロリーナさんの盤はどれもやたらと高音質だと聞いた記憶がありますが、このライヴ盤も例外ではありませんね。もうスタジオもライヴも関係無いと言いますか、スタジオ演奏と何ら遜色の無い完璧な歌と演奏で圧倒するワケでありますよ。それに、ある楽器の音が埋もれているとか聞こえ難いなんてことは一切無く、どの楽器もシッカリと分離してハッキリと聞こえるのであります。本当にイイ音してますね~♪

 そして哀しみを湛えたような美しい曲の数々がこの素晴らしい音で更に引き立っておりまして、まるでライヴ会場にいるかのような気分に浸ることが出来ます。ケルト系の音楽とは言っても、ココで聞ける演奏からは何故だかアラブっぽい雰囲気も醸し出されていますし、一体何を食べたら・・・じゃなくて、どんな音楽経験をして来たらこんな音楽を作り出すことが出来るのか、なかなかに興味深いモノを持った人であることを実感致します。

 まあ、ロリーナさんの歌声も含めてあまりにキレイキレイ過ぎる音楽という感じもしますので、その清潔過ぎる純粋培養的な響きに拒否感が出る人もおられるかとは思います。しかし、完璧な音の中に流れている人間的な血の巡りと言うか、気合みたいなモノを感じていただけたなら、きっとお気に召していただける逸品かと思います。ちなみに演奏メンバーが、ベースがダニー・トンプソン、チェロが元デ・ダナンのキャロライン・ラヴェル、バイオリンがブルース・コバーンのバックでもお馴染みのヒュー・マーシュ、ハーディ・ガーディが元ブロウザベラのナイジェル・イートン等々と聞けば、聞いてみたくなる方も多いのではないでしょうか?

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2021’03.17・Wed

MAULIDI & MUSICAL PARTY 「MOMBASA WEDDING SPECIAL」

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 ターラブってイイですね!・・・なんて言っても何のこっちゃワケわからんという方はいらっしゃるかと思いますけど、ターラブはタンザニアのザンジバル島とケニヤのモンバサを中心に演奏されている音楽であります。先日取り上げましたカルチャー・ミュージカル・クラブは、ザンジバルのグループであります。わっちの主観ですが、ザンジバルのターラブは典雅な美しい響きが特徴で、モンバサのターラブはザンジバルに比べたら土着的な野趣溢れる感覚が特徴かと思います。どちらにしてもアフリカ音楽というよりは寧ろアジアとかアラブの音楽に近い感じで、東南アジア諸国と交易があったというザンジバルやモンバサの文化から生まれた音楽の複雑な成り立ちとまろやかな味わいに、思わず浸ってしまう次第であります。

 今回のアルバムのターラブはモンバサのものですが、モンバサのターラブは結婚式で演奏されるのが主な役割なんだそうな。わっちはターラブが演奏されている現場の映像を見たことがありまして、それは結婚式の現場なのかどうかはよくわからなかったものの、着飾った男女がウネウネと踊りながら舞台の前に出て来て、歌手に次々と「おひねり」を渡している姿が印象的でありました。嘗ての日本でもそんな情景はあったのでしょうが、楽団と観客との距離の近さが如何にも大衆音楽っぽくて楽しいな~、などと思ったりして。

 この盤で聞けるターラブはおそらく極めてオーソドックスなモノかと思いますけど、アコーディオンとオルガンを中心に各種パーカッションがリズムを刻むシンプルな構成は、素朴ながらも生命力と躍動感に溢れているのがイイですね。あ、エレキギターの音も素朴ながらイイ味わいを出していますよ!このアルバムで聞けるターラブって、ザンジバルのターラブみたいにバイオリンなんかの流麗なストリングスがあったりするワケではありませんけど、この民俗音楽的な味わいがステキでクセになると思います。

 実を言えばわっちはつい最近までターラブがイマイチ苦手だったんですけど、ここに来て急にターラブが耳に馴染むようになって来まして、自分の耳の広がりに嬉しく思う今日この頃なのであります。う~む、イイですねターラブ!このCDをゲットしたのは何年前だったかよく覚えていませんけど、買っておいて良かった~と心底思っております。

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2021’03.16・Tue

ステレオポニー 「MORE! MORE!!! MORE!!!」

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 先日アイミのソロアルバムを取り上げたことでステレオポニーも聞いてみたくなりまして、棚から引っ張り出して来たのがコチラの2011年の3枚目のアルバムであります。ステレオポニーはオリジナル・アルバムを3枚だけ残して解散してしまいましたが、わっちは3枚ともCDで持っていたりします。ちなみに1枚目と2枚目はこのボログで取り上げましたので、興味がおありの方は検索してみて下さいね!かなり褒めてますよ。

 コチラの作品はバンドとしてはラストのアルバムで、不仲説はあったもののバンドとしてのまとまりはシッカリとありまして、どっしりとした落ち着きと貫禄が出て来ています。かりゆし58やオレンジレンジなんかの同郷の連中の楽曲提供を受けつつ、アイミが書く青春背伸びソング(?)は粒揃いで、特に「小さな魔法」で聞かせる激しくも切ない情緒や「ビバラ・ビバラ」みたいな意味不明のドタバタソング、そしてめっさポップで軽快な「スーパーガール」なんかに、アイミのソングライターとしての成長を見て取ることが出来るかと思います。う~む、やるじゃんアイミちゃん!

 総じて実に良く出来たロックアルバムでありますが、こんな傑作を残して解散してしまうワケですから、返す返すも惜しいことをしたな~と思うのであります。もしこのまま成長を続けていたとしたら、スキャンダルと並んで日本のガールズ・バンドのトップに立っていたのは間違いないでしょうね。まあ「タラレバ」なんて言ったところで意味は無いんですけど、それよりもアイミがソロとして復活してくれたことを喜びましょう。わっちはリアルタイムでステレオポニーを応援することはありませんでしたので、せめてアイミのソロ活動は応援していくぞー、ってことで。

 それから余談ですが、この盤の音って結構ハイ上がりでちょいと耳にキツい感じがしますね。海外の音楽を再生してもそんな音になることはあまり無いんですけど、コレっておそらくまだ「音の焦点」が合っていないってことなんでしょうね。地道にボチボチと調整を続けて行かねばなりませんね~。あと、録音レベルが異様に高い気がします。他の音盤で丁度イイ音の大きさのヴォリューム位置で、凄い爆音が出て来ました。わっちは驚いて思わず「ぎゃーっ!」と声を上げてしまいますた・・・。

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2021’03.15・Mon

オーディオ話~振動音

 皆様にお尋ねしたいのですが、CDプレーヤーとかDVDプレーヤーって、再生中はブンブンと唸って振動していないですか?ある程度の音量を出していればそんな振動音も聞こえなくて気にならないですけど、音量を下げた場合に「ありゃりゃ、コイツ結構唸っとるな」なんて感じることがあるんですよ。気にし始めたら結構耳障りですので、この音ってどうすれば静かになるのかな~と思っているのであります。とりあえずは分厚い英語の辞書を2冊、DVDプレーヤーの上に置いているのですが、効果は限定的ですね。

 ボディが頑丈であればそれ程振動しないのでしょうが、普通のDVDプレーヤーのボディなんて薄い金属板ですから、単体で振動を抑えるのは難しいでしょう。だから分厚い辞書を上に置いているのですが、大した効果はありません。しかもこの唸りまくりプレーヤーをアンプの上に載せていますから、アンプにもあまりよろしくないと思われます。一応プレーヤーの下には100円ショップで買った家具の耐震ジェル状マットを4隅に1枚ずつ敷いていますが、どの程度の効果があるのかは不明です。

このジェルマット
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 こんな場合オーディオマニアは、「それはねぇ、高価なインシュレーターをプレーヤーの下に敷けば解決するのだよ、だから買いたまえ高価なインシュレーターを。音が劇的に変わるからいいぞ~、ワシなんかインシュレーター1個に何万円も出してだね~、それはそれは高価な音が出ているんだよ、羨ましいだろうグワハハハハ!」と言うのでしょう(知らんけど)。回転する装置が組み込まれた機械が振動するのは仕方ないことではありますが、結構大きな音で「ブーン」と唸っているのは何とかしたいです。

 そこで100円ショップに行って、耐震ジェルマットを買い足して来たのでありました。2枚重ねとか3枚重ねでどうなるのか実験ってことで。とりあえず2枚重ねてみると、あまり変わらない気がします。そして意味も無くもう少しアンプとプレーヤーの間を開けようと思いまして、スピーカーの下に置いていた丸いウレタンの脚を外してプレーヤーとジェルマットの間に置きますと、少しマシになった気がします。う~む、理屈は何だかよくわかりませんが、マシになったからイイか。

 しかしそんなに振動が気になるなら、やっぱりソルボセインを試してみた方がイイんですかね~?どなたか、ソルボセインをインシュレーターとしてお使いの方がいらっしゃったら、是非その効果の程をお教え下さいませ~♪

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2021’03.14・Sun

MARINELLA, GEORGE DALARAS 「MAZI」

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 ギリシャの歌手マリネッラとヨルゴス・ダラーラスが共演した、2003年発売のライヴ盤であります。発売当時は結構話題になりましたし、何年か前にわっちも入手はしていたんですけど、殆ど聞かずにそのまま棚に埋もれていたところを引っ張り出して来た次第であります。実はこの盤をウォークマンに落としたことがあるのですが、曲間が一々途切れてしまって非常に聞き辛かったので、「きーっ、鬱陶しいわ!」と思って聞くのをやめたのでありました。それ以来棚にブチ込んだままだったんですけど、先日取り上げましたダラーラスの「寂れた村」が非常に素晴らしかった為、再度聞いてみる気になったのでありました。あ、DVDプレーヤーで再生したら、曲間が一々途切れることはありませんでした。

 それにしてもコチラのアルバム、評判になっただけのことはあって内容は実によろしいかと思います。如何にもギリシャ的と感じられる弦楽器のキラキラ輝くようなアンサンブルが、まずはとってもよろしいかと思います。そしてそんなバック従えて歌う両ベテラン歌手の歌が、これまたとにかくイイんですよ。歳を取らないバケモノ歌手ダラーラスの歌が素晴らしいのは当然なんですが、魔女みたいなマリネッラの歌が、ダラーラスに負けない存在感を放っているのが凄いです。普通の歌手はダラーラスと並ぶと実力差が歴然となって圧倒的に分が悪くなるのですが、魔女マリネッラはド迫力の歌声でダラーラスと互角に渡り合っているんですよ。力技でダラーラスを捻じ伏せるような感じもありまして、ダラーラスだけでなくマリネッラもバケモノだと実感する次第であります。

 まあそんなパワフル魔女を相手にして、ダラーラスは飄々としながら歌っているのですが、このライヴでは一歩引いて魔女を引き立てようとしているみたいに聞こえます。それが大人の余裕って感じで、何だかめっさカッコいい~♪さり気なく控え目に歌っているように聞こえますけどメッチャクチャに上手いですし、結局は魔女を掌の上で操っているダラーラス、やはりとんでもないバケモノ歌手ですわ。う~む、実際にこのライヴを見ることが出来たら本当に楽しかっただろうな~と実感する、今日この頃。

 そしてこの盤、音がとても良いと思います。わっちのオーディオはセッティングも音の焦点合わせも全然出来ていない状態でありますが、会場の後方からステージを見ているような気分になって来る音が出ていますし、もっとセッティングをシッカリとヤレば、目の前で演奏しているような音になるんじゃないかと思います。ですので、もうちょっと真面目にセッティングや音の焦点合わせをヤッテみようかな~、などと思ったりして。

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2021’03.13・Sat

PETER GABRIEL 「SECRET WORLD LIVE」

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 東日本大震災から丸10年の日、ピーター・ガブリエルの1994年発売の2枚組ライヴ盤を聞きながらネタを書いていたのですが、これまであまり意識することは無かったんですけど、この盤ってかなりイイ音がするな~と思ったのでありました。音にはめっさ拘りがありそうなピーガブのライヴ盤ですから、音が良くないワケがないのですが、演奏の迫力が半端ないだけでなく、臨場感とか会場の熱気なんかも伝わって来る音は実に魅力的です。しかも広い会場でライヴをヤッテるんだな~という、ハコの大きさまで見えて来るような音響になっていますので、まるでライヴを疑似体験しているような雰囲気なんですよね~。最近はオンライン・ライヴというモノが当たり前になっていますけど、このレベルの音で配信されてこのレベルの音でシッカリと再生できる装置があれば、もしかしたら楽しめるのかもしれませんね。

 緻密な作りのスタジオ盤に比べれば、ライヴだけに多少ラフなところがあるのは仕方ありませんけど、それでもこの完成度は実に魅力的であります。曲は「SO」と「US」からのモノが殆どなのでファンにはお馴染みで親しみ易いでしょうし、スタジオ盤のケイト・ブッシュやシネイド・オコナーの代わりを務めるポーラ・コールの力量もなかなかのモノであります。腕利き揃いのバックの演奏も白熱していますし、ピーガブにはあまり似つかわしくない言葉ですけど「手に汗握る」仕上がりになっているかと思います。個人的には「BIKO」とか「SHOCK THE MONKEY」が入っていれば更に良かったかと思いますけど、CD2のラスト「IN YOUR EYES」でスタジオ盤のユッスー・ンドゥールの代わりにパパ・ウェンバが出て来るのが意外ですし(レディ・アミシとスティノもいる!)、コレが聞けるだけでもこの盤を聞く価値があると思います。まさにアルバムのトリを飾るのに相応しい曲でありまして、感動的な余韻を残しつつ幕を閉じるステキ盤でありますね。

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2021’03.12・Fri

THANH XA BACH XA

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 2012年のベトナム旅行でゲットして来たCDで、タイトルは「白蛇伝説」であります。ベトナムの歌劇カイルオンの舞台をおそらく丸ごと収録したアルバムと思われまして、セリフから歌から安っぽいSEの音まで丸々入っているんですけど、コレがなかなか面白いんですよね~。映像が無くても全く問題無く楽しめるのであります。セリフから何から音楽的と言いましょうか、言葉の全てに抑揚があって、セリフであっても歌っているように聞こえるのが面白いです。また、常にバックで民族楽器が鳴っていますし、次々に場面が展開して行くように聞こえますから、飽きることが無いんですよね~。先日取り上げましたタン・コのCDと同じく70年代の録音のリイシュー・シリーズの1枚でありますが、タン・コ集も楽しいですけどカイルオンを丸ごと収録したCDもイイですね!

 全編聞きどころと言っても良いかと思いますが、中国の京劇とか川劇なんかにも似た雰囲気に惹き付けられる人は少なくないでしょうし、それらよりもっと音楽的な舞台ですから、各役者の歌い口に耳を傾けるも良し、民族楽器を含む弦楽器や打楽器の響きに聞き惚れるも良し、人によって色々な楽しみ方が出来る作品かと存じます。70年代のベトナム録音ですけど音質はそんなに悪くないですし、特に弦楽器の響きはなかなかに艶っぽくてよろしいかと。

 何にしても、こういうCDを聞いているとやっぱり実際の舞台を見てみたくなってしまいますよね~。いつかベトナムのどこかでカイルオンの舞台を見るぞ!と思う、今日この頃なのであります。

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2021’03.11・Thu

東日本大震災から10年

 東日本大震災から10年経ちますね。東日本方面には全く縁が無い状態ですので、現地がどのような様子なのか殆ど存じませんが、復興の状況ってどんな感じなのでしょうか?ところで大震災前のことですが、東北方面にお住まいの音楽ブロガーの方を何人か存じ上げておりました。コメントをいただいたりコチラからコメントを入れたりと、双方向の繋がりがあった方もいらっしゃったのですが、あの大震災の後はブログの更新も無くなって消息不明になってしまった方が何人もおられたりします。どの方も大震災直後は「無事です」とおっしゃっていたのですが、程無くして消息が不明になってしまったんですよね~。ネットで繋がっていただけの方達ですから、現在一体どうされているのかを知る由もありません。

 中には知り合いの方が亡くなられたという人もおられまして、ブログなんてヤッテいる場合ではないという心境になってしまったのかもしれません。あの大震災で心境に大きな変化があった方は、多々いらっしゃったのだと思います。大した災害にも遭わずにブログをグダグダ続けられる恵まれた状況にあるわっちなんかは、この平和な日常に感謝をしなければなりませんね。日々あーだこーだとちょっとしたことに怒りを覚えたり文句を言ったりなんて、平和で恵まれた状況だからこそでありましょう。わっちなんかは普段から「平和なんて当たり前」という平和ボケ状態になっていますが、「当たり前だと思っていることは、実は全然当たり前ではない奇跡的なこと」とはよく言われますし、本当にその通りだと思います。しかしウンザリするような日常では、ついつい忘れてしまいますよね。今後は日々努めて「当たり前は奇跡」ということを思い出すようにしたいと思います。

本日のBGMはピーター・ガブリエルの「SECRET WORLD LIVE」。パパ・ウェンバが参加しているCD2のラスト「IN YOUR EYES」を聞くだけでも価値がありますね。
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2021’03.10・Wed

オーディオ話~ソルボセイン

 オーディオ関係のサイトとかブログを色々と見ていますと、「何々を使ったら音が激変した!凄い効果だ!」なんて記事を見掛けることがよくあります。わっちの信頼するPROCABLEさんのサイトでもよく見るフレーズではありますが、そんな言葉に踊らされて(?)ついつい色々な機器を買ってしまう人って結構いらっしゃるようですね。ケーブルだとかインシュレーターだとかをコレに交換したら「音が激変した!」な~んて言われたら、オーディオ好きであれば確かに試してみたくなるかもしれません。「ワシの装置ももっとエエ音になるんちゃうか?」とか思って、思わず買ってしまったり。

 まあわっちも良い音を求めて、PROCABLEさんで色々と機器を揃えたワケでございますが、ぶっちゃけ言いますとそこまで「激変!」なんて実感したのは、アンプを現在のS-75MK2に買い替えた時ぐらいですかね~。基本的にテキトーで安い耳の持ち主でありますわっちには、そんなに音の違いってわかりません。例えば「インシュレーターを替えたら音が激変!」なんてよく聞く話ですが、わっちは多分わからないかと。現在100円ショップの耐震材をスピーカーやアンプの下にかましていますけど、どれ程の効果があるのか、わっちの耳ではよくわかりません。「多分良くなるんだろうな~」と、何となく思ってヤッテいるだけです。

こんなのを敷いてます。
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 そこでですよ!PROCABLEさん扱いでめっさ評判の良いインシュレーター、ソルボセインを試してみようかと画策している今日この頃。とりあえずスピーカーの下に置く用に、1台につき4個必要ですから合計8個をゲットしてみようかな~と思っている次第なのであります。多分わっちの耳では何がどう変化したのかよくわからないと思いますが、少しでも良い方向に変わればラッキーかな~ってことで。形状や大きさは何種類かあるようですが、半球型のが一番良さそうな感じです・・・と思ったら、4個で2800円!8個で5600円ですか。コレは高い~!一番安い4個900円のモノを検討したいと思います。

4個で2800円は高い!
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4個900円のソルボセイン
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 まあソルボセインなんて買ったところで音の違いなんてわからないでしょうし、買うだけ無駄という気も致しますが、もし本当に「激変!」したらめっさ楽しいではないですか。楽しくなることを期待して買ってみようかな~と思う、今日この頃なのであります。でも、そんな不確かなモノを買うぐらいなら、CDとか本を買う方が良いような気もしますね~。読みたい本が色々とあってですね・・・って、最近はCDを聞いたりアニメを見たりで時間を取られて、全然本を読めていないんですけど。「財政赤字の神話」とか「目に見えぬ侵略」「見えない手」「量子論を楽しむ本」等々、読みたいモノは目白押しです。

コレは読みました。凄い情報が簡潔にまとめられています!
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2021’03.09・Tue

AIMI 「アイミライオン」

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 ステレオポニーの看板娘だったアイミの、2018年発売の初ソロアルバムであります。スキャンダルの同期として順調な活動をしていたステレオポニーですが、アイミ一人だけがダントツで可愛かった為に他のメンバーとのルックス格差の確執が絶えず、ついには解散に至ってしまった・・・のかどうかは知りませんけど、こうしてアイミだけでも活動を再開してくれたのは嬉しい限りであります。やっぱりアイミはカワイイですからね~。今後はシッカリと応援したいと思っております。しかしステレオポニーが解散したのが2012年でしたから、ソロとして復活するまでに結構長い潜伏期間がありましたね。

 潜伏期間に一体何をしていたのかは存じませんけど、バンド時代はかなり背伸びしていると言いますか、突っ張った感じがあったアイミちゃんですが、このアルバムでは随分素直な表情になっていますね。ロックバンド形態にこだわる必要が無くなった為なのか、まるで新人アイドルのデビューみたいな感じでキュートな初々しい歌声を聞かせてくれているんですよ。基本的にエレクトロな音を使ったダンスポップみたいな曲が多いのですが、コレがカワイイ歌声に実に合っているんですよね~。今年で31歳になるアイミちゃんですが、バンド時代よりもグッと若返っている印象がありまして、声だけなら10代のアイドル歌手として十分通用するでしょう。

 そして新人歌手の如く歌う喜びに溢れていると感じられまして、聞いている方も楽しくなって来るんですよね~。「へ~、アイミってこんな表情が出来るんだ」という驚きがありまして、ファンとしては嬉しい限りであります。流石にルックス的にはちょいとオバハンっぽくなっていますけど(三十路だし)、ここに来てようやく素直で伸び伸びと歌うことが出来るようになったワケで、今後の活躍に期待したいと思っております~♪

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2021’03.08・Mon

QUAN NHO DAU LANG

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 2012年にベトナムに行った時に、ベンタイン市場の裏にあった今は亡きベンタイン・オーディオ・ヴィデオという店でカイ・ルオンとかヴォン・コの紙ジャケのブツを6枚ゲットしたのですが、ゲットしたのは良いもののこれまで全く取り上げることがありませんでしたので、今回ちょいとネタにしてみようかな~と思った次第であります。今回のブツはベトナムの古典歌劇カイルオンの劇中歌、タン・コを集めたアルバムであります。懐古調のジャケが実にイイ感じでありますが、録音はおそらく1970年代中頃かと思われます。2004年にCDでリイシューされたブツですが、今時の若い人達はタン・コなんて全く聞かないらしいですから、中年以上の方々を対象に再発されたのでありましょう。

 70年代の音楽のリイシューだけに録音状態はそれ程良いとは言えなくて、如何にも昔の音楽という感じの音です。オーディオ・マニアだったら、こんな音質の盤は決して聞かないんでしょうね~。しかし古い録音にも関わらず弦楽器は実にイイ感じで鳴っていまして、縦横無尽に駆け巡るヴォン・コ・ギターやダン・バウ、ダン・グエットなんかの音は結構リアルだと思います。70年代の音楽って、洋楽にせよ邦楽にせよ実は良い音で録音されていたりしますから、オーディオのクオリティを上げればこのブツも素晴らしい音になるのかもしれませんね。よ~し、もう少しスピーカーのセッティングをイジってみようかな。

 まあヤッテいる音楽はカイルオンの劇中歌だけに懐古調の如何にも古~い感じの歌謡でありまして、伝統楽器をバックにセリフを歌うように喋ったり、突然エレキな音をバックにした歌謡曲になったりと、この手の音楽に興味が無ければぶっちゃけ聞いているのがしんどい音楽かと思います。でも、わっちみたいな東南アジア音楽ジャンキーにはワクワクが止まらないと言いますか、機会があれば是非この歌劇の舞台を見てみたいと心底思うワケでございますよ!今時カイルオンなんてヤッテいる劇場なんて少なくなっているんでしょうけど、コロナ馬鹿騒ぎが収まって再び海外に行けるようになったら、ホーチミンとかハノイなんかで是非見てみたいと思う、今日この頃であります。

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2021’03.07・Sun

SILJE VIGE 「ALLE MINE TANKAR」

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 ノルウェーの歌手シリエ・ヴィーグの、1993年発売のデビュー盤であります。多分コレが唯一のアルバムではないかと思いますが、詳しいことはよくわかりません。しかしコレ1枚残しただけでも十分価値があることだと、わっちは思っております。シリエさん18歳の時の作品でありますが、めっさロリーなカワイイ反則声の歌唱は東南アジアのロリーな萌え声のアイドル達の歌にも似ていて、耳に有無を言わせぬ快楽をもたらしてくれるのであります。まあヨーロッパの白人ですから、東南アジアのアイドル達とはまた違った質感を持った声ではありますけど、子どもの頃のヴァネッサ・パラディとかシャルロット・ゲーンズブールの歌声が好きな人であれば、激しく反応出来る歌だと思います。

 コチラのアルバムですが、トネ・フルバークモやカリ・ブレムネスと同じくシルケリグ・クルチュールヴェルクスタからリリースされておりまして、そのことからもある程度の品質は保証されたようなモンなんですけど、北欧らしいヒンヤリとしたメロディと音の質感が実に素晴らしくて、アコースティックな柔らかい音の心地好さに思わず浸ってしまいますね~。当然の如く録音状態も良好で、ロリ声のリファレンスCDとしての利用価値も大いにあるのではないかと思います。あ、別にどうでもいいんですけど、作詞作曲とアレンジを手掛けているシリエさんの親父が歌う曲が2曲ありまして、コレが意外にもイケてるんですよ。もしかして、ロリ声とおっさん声のリファレンスCDはコレ1枚で十分とか?

 ところでこのアルバムで特徴的なことなんですが、曲によってはブズーキを使っていて、ギリシャ音楽とかトルコ方面の音楽を取り入れているのか?という曲が入っているんですよね~。親父の趣味なんでしょうけど、ちょいエキゾな雰囲気がシリエさんの歌声にも実に良く合っていて、出来ればこの路線で1枚アルバムを作って欲しかったな~なんて思ったりして。ノルウェーの音楽界のどなたか、この路線を引き継いでロリーな萌え声歌手の作品を作って下さい!お待ちしております~♪

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2021’03.06・Sat

オーディオ話~電源は大事?

 オーディオ話を続けていることからおわかりでしょうけど、わっちは基本的にオーディオ好きです。ですので自力で出来る音の改善については、色々と試しているんですよ。まあ音の焦点合わせを厳密にする為に、スピーカーケーブルを1センチずつ切って行くなんて猛烈に面倒なことはヤリませんし(面倒くさがり屋なので)、気になる新しい機器を追加したりするような大きな費用が掛かることもしませんけど、スピーカーの向きを少しずつ変えるだとか、100円ショップで買える家具用の耐震材とか衝撃吸収材を機器の下に敷くとか、お手軽に出来ることはちょいちょいとヤッテいるのであります。それによって音がどの程度変わるのかな~という単なる興味と言いますか、科学実験みたいなモノなんですけどね。

ケーブルを1センチずつ切って行って調整するなんて芸当は、わっちには出来ません。
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 するとですね、色々と試したことがある方はおわかりかと思いますけど、スピーカーの向きを少し変えるだけでも音が変わるんですよね~。これまで内振りにセッティングしていたのをちょいと外向きにしたら低音が減って高音がシャリシャリして来るとか、スピーカーと壁の間に60センチX40センチ位の衝撃吸収マットを置いたら低音が出て来るとか。あ、衝撃吸収マットはわざわざ買ったのではなく、スピーカーを買った時に段ボールに入っていたモノを保存していて、それを使っています。そのマットをスピーカーの後の壁との間だけでなく、横の壁との間にも置いてみたら、めっさ低音が増えて各楽器の音の輪郭がクッキリとして来たりします。う~む、コレだけのことで結構変わるモンなんですね~。

 こんな感じでちょくちょくとスピーカーの向きをイジっているのでありますが、現在の条件下でベストのセッティングを探っているワケであります。それが判明したら、次は前から考えているDJミキサーを追加するとか電源を追加するとかですが、電源を良くしたら音が激変するという話はちょいちょい聞きますので、ミキサーは後回しで電源を見直そうかと現在は考えています。PROCABLEさんにはギタリスト電源というモノがあるんですけど、めっちゃくちゃに評判が良いんですよね~。お値段は結構高くて39800円なんですが、昨年から全然CDを買っていませんし、ハイエンド・オーディオに比べたら遥かに安いですから、「よ~し、一発試してみよう!」と思ったら、売り切れじゃん!!黒は6月頃、他の色は8月頃入荷とか。待つしかないですね・・・。

ギタリスト電源。現在絶賛売り切れ中!
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他の色。
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2021’03.05・Fri

CULTURE MUSICAL CLUB 「TAARAB 4:THE MUSIC OF ZANZIBAR」

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 新しくアンプをゲットしてからというものの、色々な国や地域のCDをとっかえひっかえ聞くのが楽しくて仕方ないのですが、先日たまたまゼイン・ラブディン率いるゼイン・ミュージカル・パーティの盤を聞いて、「うわっ、めっちゃくちゃに音エエやん!」と思ったのでありました。言うまでもなく(?)ゼインさんの音楽はケニヤのターラブでありますが、チャカポコ鳴るパーカッションやらゼインさんが弾くウードの音がとにかく凄い良い音で録音されていまして、わっちはぶっ飛んでしまったのでありました。そして突然「もっとターラブを聞きたい!」となってしまったのであります。

 ところでザンジバルの音楽と言えばターラブですが、今回取り上げますカルチャー・ミュージカル・クラブの1989年盤は、わっちが一番最初にゲットしたターラブのアルバムであります。大学生の時にゲットしたのですが、大阪は心斎橋にあった芽瑠璃堂でLPを買ったんですけど、今回の音源はその後買い直したCDでございます。当時は非常に評価が高かったイクワニ・サファアの盤が欲しかったんですけど、見つからなかったのでカルチャー・ミュジカル・クラブの盤を仕方なく買ったのですが、その後ゲットしたイクワニ・サファア盤(LPです)と聞き比べたら、カルチャー・ミュージカル・クラブ盤の方が好きでしたので、コッチをCDで買い直したんですよね~。

 まあターラブなんて言ってもご存じない方は多々いらっしゃるかと思いますが、アフリカの音楽と言っても所謂アフリカっぽさは薄くて、アラブやアジアの音楽の要素が強いと感じられます。ザンジバルとかマダガスカルみたいなインド洋に浮かぶ島国は、インドネシアとかのアジアの国と交易があったと言いますし、文化的にアジアやアラブの要素が顕著になっても不思議ではないでしょう。それはターラブを聞けばすぐに納得していただけることかと思いますし、東南アジアの音楽がお好きな人であれば、マレーシアのガンブースとの共通点も感じ取ることが出来るかと思います。

 というマニアックな話はさて置きコチラのCDですが、実際はどうだったのかは知りませんけど、きっと広い集会所みたいなところにメンバーが集まって、マイク一点録りで録音されたんだろうな~という音がするんですよ。体育館みたいな四角い部屋の音響が聞き取れると言いましょうか、決してイイ音というワケではないんですけど、その場に身を置いているような気分になって来る音が実にステキです。コレもアンプを新しくしたからこそ聞き取れる音響でありまして、イヤイヤ、やはりアンプをS-75MK2にして良かったな~としみじみ思う、今日この頃なのであります。

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2021’03.04・Thu

コロナに効くアミノ酸発見?

 長崎大学の論文で、「5-アミノレブリン酸」が新型コロナウイルス感染を阻害するという内容のものが発表されたようです(コチラ)。5-アミノレブリン酸とは通称「5(ファイブ)-ALA(アラ)」と呼ばれている天然のアミノ酸で、長崎大学の北潔教授の研究チームは、試験管内で一定量以上の「5-ALA」を投与するとウイルスの増殖が完全に抑制されることを確認したと発表したそうです。5-ALAなるモノは存じませんが、本当だとしたら今後はその情報を闇に葬ろうと厚労省とかファイザー製薬とかが一丸となって潰しにかかって来るでしょうね。だってワクチンの必要が全く無くなって、利権が一気に吹っ飛びますので。

 調べてみたら、5-ALA配合のサプリって普通に市販されているみたいですね。コレが効くのであれば、サプリを飲めばコロナ対策はOKってことになるんじゃないでしょうか?普通に考えて、ワクチン打って遺伝子組み換え人間になるよりも、天然由来成分のサプリでコロナ対策をして普通の人間であり続ける方がイイですよね?でもこういう情報って、マスゴミが「報道しない自由」を駆使して無視しまくるんだと思います。

 あと、わかりやすいブログ記事がありましたので、無断リンクしておきます(コチラ)。

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2021’03.03・Wed

TONE HULBAEKMO 「LANGT NORD I SKOGEN」

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 ノルウェーのフォーク歌手トネ・フルバークモ(と読むのかどうかは知りません)の、1988年発売のアルバムであります。コレって確か大学生の頃にゲットしたCDだったはずですが、その昔存在したWAVEというレコ屋が発行していた冊子に北欧特集みたいな記事があって、そこに掲載されていて「う~、めっさ聞いてみたい!」と思ったブツだったかと思います。そしてその後念願叶ってどこかの中古盤屋でゲット出来たのでありました。わっちは小学生の頃から何故だか北欧に興味がありまして、北欧音楽には昔から興味津々なのであります。

 記憶が確かであれば、わっちが初めて聞いたノルウェーの音楽はカリ・ブレムネスの1991年のアルバム「SPOR」だったかと思いますが、北欧に漠然と憧れを抱いていたわっちにはまさにハマる「イメージ通り」の音楽でありまして、めっさ聞いたモノでありました。その後、数は少ないながらもポツポツと北欧のブツをゲットすることが出来て、その中の1枚が今回取り上げますトネさんの盤というワケであります。初めて聞いた時はその牧歌的なフォーク調の曲と演奏、そして声色を色々と使い分けた見事な歌声に魅了され、繰り返し繰り返し聞いたモノでありました。ちなみにリリースはノルウェーのトップ・レーベルであります、シルケリグ・クルチュールベルクスタからであります。

 ここで聞けるトネさんの音楽は、まるでおとぎ話の世界という感じでありまして、ジャケの通り動物とか妖精と一緒に歌い踊っているようなイメージであります。もしかしたら子供の為の音楽?という気もしますが、大人が聞いても楽しめる音楽であることに間違いはありません。トネさんの夫が吹くフルートや、民族楽器を含むその他弦楽器の柔らかくも美しいアコースティックな響きが北欧の豊かな森を、トネさんの歌声が森の中で動物や妖精と戯れる人間を思わせまして、誰もがメルヘンの世界を楽しむことが出来るのではないかという気がします。優しくもちょいと哀感もあるステキ世界でありまして、多分ですけどコレを聞けば誰もが心癒される気分になるのではないでしょうか?ちなみに音もめっさ良いですし、素晴らしい作品だと思います。

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2021’03.02・Tue

GEORGE DALARAS 「DESERTED VILLAGES」

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 ギリシャの歌手ヨルゴス・ダラーラス(英語表記ではジョージ・ダラーラスと読みます)の、2007年発売のアルバムであります。何年か前にゲットしたCDですが、棚に埋もれていたのを引っ張り出して来ました。わっちが初めてこの人の歌を聞いたのはまだ学生の頃でしたが、1987年に発売された「LATIN」というラテンの名曲をカバーしたアルバムでありました。そのアルバムで聞けるダラーラスさんの辛口且つ温かみのある歌声は実に素晴らしく、どのラテン歌手よりも優れているような気がしまして、めっさ聞きまくったものでありました。そんなワケでダラーラスさんの最高傑作は「LATIN」であると、わっちの耳には刷り込まれてしまったのでありました。

 ですので、ダラーラスさんのギリシャ音楽作品を聞いてもイマイチピンと来ない状態が続いてしまい、色々な人が「ダラーラスはギリシャ歌謡最高の歌手だ!」なんて評価しておられるのは知っていたものの、あまり聞く気がしなかったんですよね~。ですから今回のアルバムも棚に埋もれてしまっていたのですが、この度気まぐれでジックリ聞いてみるとコレが素晴らしいではないですか!「LATIN」リリースから20年後の作品ではありますが、まずは歌声がほぼ変わっていないのが凄いです。辛口加減も温かみも何一つ変わらないですし、昔より伸びやかな声になっているように聞こえます。まあこの人はデビューしてから40年経っても50年経っても歌声が変わらない超人として有名ですけど、わっちもその凄さを実感している次第でございます。

 ところで今回のアルバムですが、実はテーマが「アルバニアの音楽」らしく、アルバニアから亡命してきたアコーディオン弾きとかアルバニアの若手女性歌手達をゲストに迎えて、アルバニア音楽全開のアルバムを作り上げているのであります。ダラーラスさんは超一流の歌手だけに、ギリシャ音楽だろうとラテン音楽だろうと何を歌っても素晴らしいんですが、やはりアルバニア音楽を歌っても本当に素晴らしいですね!まあアルバニアはギリシャの隣国ですから音楽的に似通ったところは多々あるかと思いますけど、曲によってはジプシー音楽っぽいモノもあればロックもあったりして、意外に(?)バラエティに富んだ仕上がりになっていると思います。

 難を言えば、ゲストの歌手達がダラーラスと比べたら見劣り(聞き劣り)するところでありますが、ダラーラスと並べてしまえば当然どんな歌手だって見劣りしますわな。仕方ないことであります。そんなことよりも、当代随一の歌手による傑作アルバムとして、ジックリ聞くも良し、気軽に楽しむも良し、幅広い層に是非一度は耳を傾けていただきたい作品だと思っております。

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2021’03.01・Mon

KARI BREMNES 「MANESTEIN」

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 わっちの大好きなノルウェーの歌手カリ・ブレムネスの、1997年発売のアルバムであります。この人の音楽に初めて出会ったのはまだ学生の頃でしたが、クールで知的な歌と北欧らしい美しいメロディに衝撃を受け、色々とCDを買い集めたモノでありました。この人のアルバムは1987年のデビュー盤からベスト盤を含む今回のアルバムまで7枚揃えているのですが、コレ以降の作品は現在に至るまで日本発売されていないはずで、結局ゲットすることは出来なかったんですよね~。こういう優れた歌手のアルバムはちゃんと日本でもリリースし続けるべきだと思うんですけど、如何でしょうかオーマガトキさん・・・って、オーマガトキ・レーベルってまだあるんでしょうか?

 ところでカリさんって元々はノルウェーのトラッドを歌って歌手活動を開始したそうで、フォーク歌手と捉えられることもあるようですが、わっちの知る限りではフォークではなくノルウェー・ロックですね。まあスタイル的には英米のロックと変わらないですけど、メロディや音の感触には明らかに北欧らしい感覚があって、それが実にクールでカッコいいんですよ。そのメロディや節回しがわっちの感性に合うとでも言いましょうか、初めて聞いた時から「おおっ、コレだっ!」と思わせる何かがありましたし、勿論現在でも同様であります。また、このアルバムをリリースしているシルケリグ・クルチュールヴェルクスタというレーベルは、ジャズのECMレーベルに似てヒンヤリとした透明感と奥行きがある音作りが特徴ですけど、まさにカリさんの為にあるようなレーベルでありまして、カリさんとの相性は抜群であります。

 しかもこのアルバム、音がメチャクチャにイイんですよ。アンプを新しくしてCDを聞くのが楽しくて仕方ないなんて、ちょいと前から言っていますけど、これまでのわっちではあり得ない位に音量を大きくしてもうるさくならないと言いますか、静かなまま大きい音になるという感じなんですよ。静謐な大きい音というモノを体感出来る作品でありまして、おそらく制作サイドはこういう音を狙って作り上げたのではないかと思う次第なのであります。まあスピーカーはテキトーなわっちのテキトーなセッティングですから、まだまだこのアルバム本来の録音状態を再現出来ていないんだと思いますけど、それでも圧倒されるこの音、素晴らしいと思います。

 こういう音作りが可能なのは、カリさんの作る曲や歌が良いからというだけでなく、ノルウェーでもトップ・レベルのミュージシャンが演奏に参加していて、しかもスタジオ機材も優れているからでありましょう。こういう素晴らしい条件を引き寄せてしまう力量があるという意味でも、カリさんは非常に優れた歌手であると言えるでしょう。ノルウェー最高の歌手による傑作盤だと断言致します!

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