というわけで始まりました「ころんの音楽探訪」。記念すべき第一回目のブツは何にしようかと思いましたが、とりあえずは今年一番よく聞いているルークトゥンのアルバムを取り上げてみようかと思います。
何、タイトルが「チャチャチャ・ヒップホップ」じゃと?タイトルだけでもメチャクチャ面白そうじゃないか!ということでゲット致しましたこのアルバム。ジャケもイケイケな感じでなかなかよろしいかと思います。気が強くて生意気そうな顔したタター・ジュタラット嬢ですが、この手のお顔が好きな御仁も多いのではないかと…(私は好みではありませんが)。
このタイトルとジャケですので、期待しながらCDを再生してみると、これが期待に違わず素晴らしいじゃないですか!タターの歌は決して上手いわけではありませんが、媚びてみせたり、はすっぱな感じで歌ってみせたり、しっとりと情緒豊かに歌ってみせたり、色々とやっていてサービス精神旺盛です。聞く者を楽しませずにはおかないというような芸人根性が感じられるのが良いですね。プロの芸人というのは客を楽しませてナンボですから、その点では十分に合格点だと思います。
音楽的にはルークトゥン以外の何物でもないですが、タイトル通りヒップホップを取り入れてみたり、インド風やアラブ風の味付けをしてみたり、ブリブリのファンクっぽいアレンジがあったり、オーソドックスな感じのルークトゥンもあったりと、歌と同様にこれまた色々やっていて楽しめます。特に1曲目はダサいラップを大々的にフィーチャーしたヒップ・ホップ・レゲエ・ルークトゥン、2曲目はブラス&ハードロック風ギターが炸裂するインド風味のルークトゥンで、めっちゃカッコいいです。どちらもハチャメチャなミクスチャー具合が素晴らしい!この2曲だけでも「買い」の一枚ですね。
とにかくこのアルバム、勢いとパワーに溢れていて、大変に気に入っています。ルークトゥンは元々色々な要素を取り入れた雑種音楽ですから、やっぱりルークトゥンはミクスチャーで決まり!ところで、どうでもいいんですけど、タイトルにある「チャチャチャ」は一体どこへ行った?
しかしこのアルバム、本格派のルークトゥン・ファンにはソッポを向かれるようなブツなんでしょうね。でもいいんです、大人が眉をひそめるようなルークトゥンこそ良いルークトゥンなんです!私ころんは、誰が何と言おうと断固としてタターを応援します!でも私が支持するようなブツって、本国では売れないんだろうなあ。このアルバム1枚で消えてしまうことが無いように祈っておりますが、やはり泡沫歌手の運命を免れないような気がしてしまったりして…。