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2012’01.27・Fri

LITTLE FEAT 「DIXIE CHICKEN」

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 メリケンのロックバンド、リトル・フィートの73年のアルバムで名盤の誉れ高い「ディキシー・チキン」であります。ロック好きには何を今更的なブツではありますが、70年代の洋楽に疎いわっちは初めて聞くアルバムであります。勿論このバンドの名前やこのブツのジャケなんかは学生の頃から知っていますが、その頃から色々な人の高い評価を目にしていましたので、それだけで聞いた気分になっていたブツであります。まあ学生の頃にミュージック・マガジン誌なんかを熱心に読んでいたりすると、聞いてもいないのに聞いた気になってしまうことってよくありましたよね?これはそんな一枚でございます。

 実際にこのブツを聞いてみますと、何だかニューオーリンズR&Bのパクリと言いますか、「そのまんまやんけ!」と言いたくなるような音楽をやっています。優れたロックというモノは、やはり黒人音楽をキッチリと吸収したモノなのでありましょうが、ここまで真似っこであると、吸収というよりはコピーという感じでございますな。しかし世の中には黒人音楽は聞かないけど白人がヤッテいる音楽だったら聞くという、白人至上主義的な連中は多数存在しますので、そういう性癖の持ち主に対しては、実に良いニューオーリンズR&Bのサンプルとなるのでありましょう。そんな連中の言い分は、「黒人音楽の影響を受けた白人の音楽は好きだけど、黒人音楽そのものは嫌いだ」というモノであります。

 ・・・なんて書いていて、これって高校の頃のわっちのことやんけ!なんて思ったりして。高校の頃は白人の音楽ばかり聞いていたわっちは、黒人音楽を聞くことを頑なに拒否し、まともに聞いてもいないクセに黒人音楽なんて下らなくて聞くに堪えないなどと信じていました。あ、でもスクリッティ・ポリッティなんて黒人音楽に傾倒した白人グループがいましたけど(今もいるのかな?)、世間での評価が異常に高かった「キューピッド&サイケ85」というアルバムは、高校の頃のわっちは「黒人音楽色が強過ぎる」という理由で、拒絶反応を起こしたのでありますた。根拠の無い黒人音楽嫌いここに極まれりという、人間のクズって感じでございますね。

 何だかどうでもいい話ばかり書いてしまいますたが、高校の頃のわっちがリトル・フィートのこのブツを聞いていたら、きっと拒絶反応を起こしたことでありましょう。そして現在のわっちはコレを聞くと、黒人音楽のコピーだなどと斬り捨てたくなったりもするのでありますが、よくよく耳を傾けてみると、本場のニューオーリンズR&Bには無いロック的なダイナミズムがあることに気付いたりして、やはりこのブツは世間での評価の通り良いアルバムであると感じたりするのでありました。

 以上、何だかワケがわからないネタになってしまいますた。失礼致しますた。要は、わっちの耳は年を重ねる毎に許容範囲が広くなっているということを、これみよがしに自慢したいだけなのでやんす(?)。

あと、今時リトル・フィートなんて聞きたい人がいらっしゃるとは思えませんので、試聴の貼り付けは無しでやんす。

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 いや~今回、苦笑してしまいました。リトルフィートと言えば私には、70年代にリアルタイムで「新しいロックの動きに興味を失うきっかけとなったバンド」なのでありまして、ところが、ころんさんは逆に「昔の伝説のバンドで、聞いたことなかった」と言われる。ワシは年寄りなんだなあとトドメを刺された気分であります。
 リトルフィートって私には、洗煉され過ぎ、オシャレ過ぎで付き合う気になれませんでした。
 ロックの場合は聞き手の年齢ってのが結構大きく作用しますね。それに関連して言えば、ころんさんが今回、紹介しておられたフィリピンのロック・ミュージシャンたち、試聴してみましたが、すみません、まるでのれなかった。なんか皆、優等生が綺麗な文字で書いた模範解答を読まされてる感じなんですねえ。
 このへんもフィリピン云々ではなく、私が新しいロックを受け付けない、ということなんでしょうけど。

マリーナ号:2012/01/28(土) 04:18 | URL | [編集]

>マリーナ号さん
お~、リトルフィートはマリーナ号さんにとってはそんなバンドだったのですね。うーむ、同じバンドであっても人それぞれの受け取り方があって、実に面白いですね~。それにこの音を「洗練され過ぎ」とか「オシャレ過ぎ」とおっしゃるのは、マリーナ号さんが初めてなのではないかと。このブツに関する評は「米国南部の土の香りが云々」みたいなのばっかりですから。
まあロックに限らず聞き手の年齢というのは作用するのでしょうが、「ロック」みたいに巨大な勢力を築き上げてしまったモノに関しては、聞き手の年齢によって色々と複雑な感情を持たせるモノなのでありましょう。
フィリピンの連中については「優等生が・・・」とのことですが、実に健康的で素直なロックだから、マリーナ号さんにそのように思わせたのではないかと。ワタクシなんぞには、その真っ当な部分がビシバシに心に響いて来るのであります。うーむ、やはり人それぞれ、面白いですね~♪

ころん:2012/01/28(土) 08:42 | URL | [編集]

ころん 様
お~、ころんさんがフィーツを取り上げるとは!
個人的には、大好きな連中で、オリジナル・アルバムはほとんど持っていますが、やはり本作は名盤だと思います。
ころんさんもややビミョーではありますが(笑)、褒めておられるので嬉しいです。
あと、意外なところでは、ロウエル・ジョージ亡き後の再結成アルバムで、女性ヴォーカリスト、ショーン・マーフィーを加えての「エイント・ハド・イナフ・ファン」はケイジャン色濃厚で楽しめます。

おやぢ:2012/01/28(土) 18:26 | URL | [編集]

 話が面白くなってきたので、一言だけ付け加えさせてください。
 リトルフィートの「南部」は、おしゃれなロスの都会っ子が作り上げた虚構の「南部」だと思うのです。同じ都会っ子による虚構の南部でも、CCRみたいに憧れを持ってやっていればOKなんだけど、「流行りだからやっておこう」ってのは、好きになれない。変にテクがあれば、ますますいやらしくなります。

マリーナ号:2012/01/28(土) 19:36 | URL | [編集]

>おやぢ様
リトル・フィートは本当にこれが初めてでございまして、ブックオフで300円程だったのでゲットした次第でございます。
まあ個人的な評価としましてはちょいとビミョーではありますが、良く出来たアルバムだと思います。しかし、おやぢ様がおっしゃるケイジャン色が強い再結成盤というのが、非常に気になりますね~。ケイジャンとかザディコあたりは、今後お勉強して行きたいと思っている音楽でございますので。情報ありがとうございます!

ころん:2012/01/28(土) 22:58 | URL | [編集]

>マリーナ号さん
なるほど、リトル・フィートの南部は「虚構」なのですね。それは初めて知りました。ザ・バンドなんかも虚構の南部ロックですし、「虚構南部ロック」なんてジャンルがあっても良さそうな感じですね~。
ただその虚構南部ロックの中でも、スタイルだけではなくその精神性まで問われるとは、流石にマリーナ号さんですね!今のワタクシにはリトル・フィートの「流行だからやっとこ~」みたいな部分は判別できませんが、良いアルバムだというのは認めつつも、何だかビミョーという感じが払拭出来ないのは、その辺に原因が・・・イヤイヤ、気のせいでしょう。
何にしても鋭いご指摘、ありがとうございます!

ころん:2012/01/28(土) 23:09 | URL | [編集]

Tocuhwdon! Thats a really cool way of putting it!

Fred:2012/02/09(木) 05:04 | URL | [編集]

>Fredさん
英語なので何だかよくわかりませんが、誉めていただいているのでしょうかね~。Fredさんがどちらの国の方かは存じませんが、今後ともこのブログを読んでいただけたら嬉しいです!

ころん:2012/02/09(木) 08:26 | URL | [編集]

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