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2012’11.20・Tue

TUKTAN CHOLLADA 「RUK DAI KRUNG LA KHON CHUER JAI KHON LA KRUNG」

Ptukatan006
 タイのルークトゥン歌手タカテーンの昨年末頃に発売されたアルバムですが、今頃になってようやくゲットであります。タカテーンと言えば、わっちはいつもイン・ティティカーンと天下無双を争う歌手だと表現していますが、現地での人気はもはや圧倒的にタカテーンの方が上のような印象を受けます。まあ現地で人気があるからといって必ずしも実力が上だとは言えないのが歌の世界の常ですが、客観的に実力がどーのこーのとは言えませんけれども、個人的にはタカテーンよりもイン様の方を高く評価しています。

 というどうでもいい話は置いといて、タカテーンのブツはこれで6枚目になりますが、前作がロック的な音作りをバックにちょいとラフな歌い方をするブツだっただけに、ルークトゥン・ファンの間でも賛否両論があったかと思います。わっちは前作を、今後のステップの為にはこういうブツも必要だと評したと記憶しておりますが、あのブツが本作に生かされていればOKなワケでございます。ところが、今回のブツは何故だかイマイチって感じがするんでやんすよ。何だか歌に元気が無いと言いますか、ワザと抑えた唱法にしているのかもしれませんけど、そうだとしたらワザとそんな歌い方をする意味がわかりませんね。アップテンポの曲は結構良いのですが、全体的にはあまり活力が感じられないという気がします。このブツのレコーディング時期に、何かあったんでしょうかね~?せっかくの前作のアプローチが、今回のブツには全然生かされていないように感じられるのでやんす。

 まあ相変わらず歌は上手いですし、これだけ歌えれば十分OKという方も多いかと思いますが、わっちは何だか納得がいかないです。コレを聞くぐらいなら、ハチャメチャだったダンス・リミックスのブツを聞く方がずっと楽しいですし、気分もスカッとしますね。こういう中途半端なブツを出されてしまうと、タカテーンもそろそろ30歳になりますし、時期的に歌手としての転機を迎えているのかな~などと、余計なことを勘繰りたくなってしまいますね~。でもライヴは相変わらず絶好調らしいですから、問題となるのはレコーディングの部分だけなのかもしれません。ということは、このブツの中途半端加減はタカテーンのせいではなくて、制作陣の問題?天下のグラミーの制作陣が、タカテーンの扱い方に困っているなんてことがあるんでしょうか?う~む、よくわからん・・・。

 何にしても、この作品はタカテーンにしてはイマイチという印象は拭えませんね~。いっその事イン様みたいにポップス系の曲のカバー集を出すとか、カラバオと共演して本格的なロック感覚を体験してみるとか、一度実験的なことをヤッテみた方がイイのかもしれませんね。そうやって気分を一新して、改めてルークトゥンに取り組む方が良い結果に繋がるんじゃね?な~んてことを無責任に妄想する、今日この頃なのでやんす。

あと、下に試聴を貼り付けておきますので、よろしければお試しを。


「とりあえず1曲、テキトーに。」→コチラ

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タカテーンの6枚目ですが、たしかに、イマイチ感があるかもしれませんが、それは、多分マンネリ感から来ているのでは、なかろうかと思われます。
極端な話、タカテーンが歌えば、なんでも売れてしまう。
基本線の恨み節も捨てるわけには行かない。
速い曲は、コラート節か垢抜けないポップ系
でも、楽曲のクオリティを要求すれば、結果として、Rsiamのように、シングル曲のネット配信中心にならざるを得ません。
アルバム内に2.3曲気に入る曲があれば、よしとするくらいの余裕が必要かもしれません。
実際、ライブでは、新アルバムから歌うのは、2,3曲で、あとは、過去のヒット曲です。
私自身は、このマンネリを結構楽しんでます。
まあ、もう少しすれば、パオが出てきますから、タカテーンも変化球を投げてくるような気がしてます。

Tommy:2012/11/21(水) 02:13 | URL | [編集]

>Tommyさん
マンネリ感ですか、なるほど。前作での試みが生かされればマンネリ感も無かったと思うのですが、そうじゃなかったのが残念です。タカテーンには変化を求める人が少ないのかもしれないですね~。まあ別に変化をすれば良いというものではありませんが、マンネリ感に陥るよりは変化した方がイイのではないかと。
タカテーンにはどうしても高いレベルのモノを求めてしまいますし、基本的にワタクシはアルバム単位で判断しますので、気に入った曲が2・3曲レベルではアルバムとしてあまり評価出来ないんですよね~。でもタカテーンの力量であれば、必ずや現状を打破してくれるのではないかと期待しております♪

ころん:2012/11/21(水) 12:11 | URL | [編集]

タカテーンもここぞというときには、魔球を繰り出してきます。
最近のものでは、ゴットショーのテクノポップタカテーンとか。
日本にいると、アルバムを聴くしかないわけですが、
現地では、やっぱりライブが活動の基本なのです。
CD等は、すぐにコピーされてしまいます。
将来的には、アルバムの先行発売形式は、なくなるような気がします。
ネット配信等で、シングル曲を発表。十分儲けておいて、新曲を2曲くらい追加してアルバムに。
すでに、Rsiamは、始めていて、ウェスパー、ヌイ・スウィナー、バイトゥーイが新アルバムかと思ったら、既発表曲+新曲2曲の構成で出しております。
新曲といっても、ネット配信は、早くからしているので、アルバムを出したときには、もう十分聴いた後。
結局、アルバムジャケットが欲しいがために、買うといった感じです。
すくなくとも、ころんさんが感じるような、アルバムが届いて、初めて聴くときのワクワク感は、ありません。
どちらがいいのかわかりませんが、日タイの違いというしかありません。

Tommy:2012/11/21(水) 17:25 | URL | [編集]

ころん 様
あら~、結構厳しい評価ですね。
個人的には、抑制の効いた前半、溌剌とした後半、全体としてバランスの取れた大傑作と評価したのですが、ちょっと見方が違うようですね~。
ころんさんとは意見が合うことが多いのですが、まぁ、いつも同じ意見だったら逆に気持ち悪いですよね(笑)。

おやぢ:2012/11/21(水) 21:51 | URL | [編集]

>Tommyさん
タカテーンには是非魔球を繰り出して欲しいですね~。テクノポップ、面白そうです♪
まあワタクシは現地の状況については全くわかりませんが、タイではネット配信ってそんなに一般的になっているんですね。とは言えネット配信なんか全く利用しないワタクシにとっては、やっぱりアルバムが基本となります。ネット配信によって、今後アルバムの作りがテキトーになって行くのであれば、その時はルークトゥンとお別れすることになるかもしれませんね。
現地と日本の状況が違うのは仕方ありませんし、どちらが良いとか悪いとか言うつもりもありませんが、今後ともルークトゥンという音楽が、面白いと思えるモノであり続けてくれたらイイな~と思っております。

ころん:2012/11/21(水) 22:19 | URL | [編集]

>おやぢ様
今回のタカテーンの作品については、かなり厳しい評価になってしまいましたね~。何度聞いてもピンと来ないのであります・・・。相手がタカテーンだけに、期待が大き過ぎたのかもしれませんけど。
まあワタクシが厳しい評価をするブツを、高く評価される方もおられるのは当たり前なワケですし、やっぱり受け取り方は人それぞれ、何だか面白いですよね~♪

ころん:2012/11/21(水) 22:27 | URL | [編集]

これが、テクノポップタカテーンです。
自分が隠し撮りしたものなので、映像は、よくありませんが。
http://www.youtube.com/watch?v=wqEmckVQgx0" rel="nofollow">http://www.youtube.com/watch?v=wqEmckVQgx0
綺麗な映像を楽しみたい場合は、DVDまたはVCDをお買い求めください。
http://www.ethaicd.com/show.php?pid=67985" rel="nofollow">http://www.ethaicd.com/show.php?pid=67985

Tommy:2012/11/22(木) 03:02 | URL | [編集]

>Tommyさん
貼り付けありがとうございます!家に帰ってからじっくりと拝見致します♪
あ、でもDVDとかVCDを買う気は無いですね~。元々音楽に映像は必要無いと思っているクチですので。でも、クラテーちゃんなら買うかも?

ころん:2012/11/22(木) 12:17 | URL | [編集]

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