2013’07.10・Wed

THE COASTERS 「THE PLATINUM COLLECTION」

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 ピーター・バラカン氏の「魂のゆくえ」という本は、わっちが黒人音楽を聞く際のガイド本になっているのですが、それによると小学生の頃のバラカン氏はコースターズが「好きで好きでたまらなかった」のだそうです。わっちは今日に至るまでコースターズなるグループの歌を聞いたことは無かったのですが、小学生が好きになるような音楽ですから、子供向けの当り障りの無いバブルガムなポップスだと思い込んでいました。ところが最近になってこのブツをゲットして、わっちは驚いてしまったのでありますた。「な、何て素晴らしいんだ!」と。

 このブツは昨年日本発売されたのですが、05年に発売されたブツのリマスター盤となっております。わっちはつい最近ブックオフにて950円もの大枚をはたいてゲットしたのですが、これは大枚をはたいた価値があったと思っております!とにかくここに収録された音楽は真っ黒いフィーリングに溢れていて、活き活きとした躍動感に満ち溢れていると感じられます。こんな音楽を小学生の頃から好きだったなんて、バラカン氏ってマジで変人ですな。白人のガキなら、普通は白人のポップスを聞くじゃろ?

 コースターズが最も活躍していたのは50年代後半ですが、その頃の黒人音楽の状況は良く知らないんですけど、この連中みたいにドタバタとコミカルで、ユーモア感覚が溢れつつも真っ黒なフィーリングを持った歌手って、他にいたのでしょうか?この連中を聞いていて、わっちはスリム・ゲイラードなんておっさんを思い出したのですが、聞く人を何が何でも楽しませようとしているかのような感覚は、ゲイラードと同じくまさに芸人の鑑と言えるでしょう。

 この連中の音楽はドゥー・ワップと言われることが多々あるようですが、単なるドゥー・ワップではないと感じられますね~。意外にブルース感覚はしっかりとありますし、スリム・ゲイラードみたいなジャイヴ感覚も当然あり、ジャズやゴスペルとかロックンロールの感覚もしっかりと取り入れつつ、曲によってはラテン音楽的な部分も感じられまして、音楽的に非常に奥が深いと思います。ただ、そんな奥の深さを微塵にも感じさせず、楽しいノベルティソングとして聞かせる辺りは、音楽家として理想的な在り方なんじゃないですかね~。まあその辺は曲作りを担当していたリーバー&ストーラー(どっちも白人)の力量に負う所が大きいんでしょうけど、コースターズだからこそその世界を完璧に作り出すことが出来たのでしょう。

 何にしても、今更わっちがどーのこーの言うまでも無くコースターズは素晴らしいのですが、今更ではあってもこういう音楽に出会えるのは、本当に嬉しいものであります。イヤイヤ、マジで950円もの大枚をはたいて良かったと思います。今後もこういう素晴らしい音楽に、どんどん出会って行きたいモノであります。

あと、下に試聴を貼り付けておきますので、よろしければお試しを。


「まずは1曲、コミカルで楽しいですよ~♪」→コチラ

「もう1曲、ゴスペルっぽいかな?」→コチラ

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