2013’07.18・Thu

MARC ALMOND 「THE STARS WE ARE」

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 以前からわっちは「中村とうようは信用出来ない」だの何だのと言っていますけど、学生の頃はミュージック・マガジン誌(以下MM誌)の忠実な読者だったことは認めます。そのMM誌の90年2月号に、5人の評論家が選ぶ80年代のアルバム・ベスト10が載っているのですが、その中で大鷹俊一の10枚というのがあって、その内の1枚にこのマーク・アーモンドの「ザ・スターズ」が選ばれているのでありますた。

 大鷹氏と言えば、前衛的と言うか暗くて気が滅入るようなワケわからん音楽が好きな人というイメージがあります。この人は80年代のベストに「ザ・スターズ」の他に、ジム・フィータス、ソニック・ユース、ビッグ・ブラック、ジョイ・ディヴィジョンなんかも選んでいて、これまた気持ちの悪い選盤をしてる・・・って、昔のわっちの趣味と相当に重なってるんですけどー。てなワケで、80年代から90年代初頭にかけての大鷹氏の選盤については結構信用しておりまして、マーク・アーモンドなんて見るからにキモいおっさんのことは全く記憶に無かったんですけど、先日ブックオフの250円コーナーで偶然このブツを発見し、「そういえばこのブツって大鷹氏が80年代のベストに選んでたな~」なんて思い出したので、ついついゲットしてしまったのでありました。

 これまでわっちはマーク・アーモンドのソロも、それ以前のソフト・セルも全く聞いたことが無く、このおっさんの顔と名前しか知りませんでした。特に興味を持ったことも無かったんですけど、何故か今回ゲットしてしまいましたので、「キモいおっさんのキモい歌だったらヤダな~」とか思いながら、恐る恐る聞いてみたのでありますた。すると・・・ありゃりゃ?意外に聞けるじゃないですか。ちょいとエコー&ザ・バニーメンのイアン・マッカロクに似た雰囲気の声で、なかなかポップな曲を歌っているのでありますよ。へ~、悪くないじゃないですか。と言うか、結構イケてますよ、これは。

 まあちょっとヌメっとした退廃的な雰囲気はあるのですが、それを補って余りある美しさを持ち合わせていまして、現在の耳で聞いてもあまりキモくないですし古びた感じもしません。そっか、マーク・アーモンドってこんな音楽をヤッテいたんですね~。メロディ・ラインとか歌い口なんかは、意外にも日本の昔の歌謡曲との親近性も感じさせますし。うーむ、これはなかなか面白いですわ♪あと、トルコのゼキ・ミュレンを思わせるような、ちょいと倒錯的な雰囲気も感じられますね~。歌の実力はゼキ・ミュレンとは比べようも無くレベル低いですけど、雰囲気作りには物凄く長けてるという気がします。

 何にしても、マーク・アーモンドなんて初めて聞きましたけど、なかなか面白いおっさんだったんですね~。これは意外な拾いモノでありますた。ルックス的には見るからにキモいおっさんですが、これで歌がブライアン・フェリー並にキモかったら盤を叩き割ろうと思っていましたけど、これなら十分聞けますね♪何だかちょっと得した気分になった、今日この頃でやんす。

あと、下に試聴を貼り付けておきますので、よろしければお試しを。


「とりあえず1曲、映像で見たらやっぱり気持ち悪いですね。」→コチラ

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