2013’09.19・Thu

GENEVA CRUZ 「TO MANILA」

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 その昔日本でも評判になったことがある、スモーキー・マウンテンというフィリピンの少年少女グループがいましたが、そのメンバーの一人だったのがこのジェネヴァ・クルースであります。以前この人の94年のアルバムを取り上げた事がありますが、それ以降は消息不明だった為に歌手活動を続けているとは思っていませんでした。しかし、今年になって新作が出て来たのは嬉しい限りでございます~♪

 それにしても、94年のアルバムではまだまだ少女という感じのルックスでしたが、今やすっかり大人の女子に成長していまして、顔だけ見ても誰だか全くわからなくなってしまいましたね~。20年近いの歳月というのは、やはり長いものでありますな。

 ところでスモーキー・マウンテンにしてもジェネヴァの94年のアルバムにしても、音楽的にはR&Bでございましたので、今回のブツも当然の如くR&Bアルバムだと思っていたのですが、聞いてみますと意外な事に、ロック・アルバムに仕上がっていますね。一体どういう心境の変化?という気もしますが、この人の声にはR&Bよりもロックのほうが合っているかもしれませんね。

 と言いますのもこの人の声って、かすれた声と言いますか、結構ハスキーな声で響き成分も少なく、ハッキリ言ってあまり品の無い声ですので、しっとりとしたR&B系のバラードを歌うよりは、ちょっとくだけた下世話な感じでロックを歌っている方が似合っているように感じられるのであります。ただ、下世話ではあっても切々とした熱量はある声ですので、親しみやすさはありますし人懐っこくも感じられますね。きっと人は良いんだろうな~と思わせる歌でございますな。ぶっちゃけ、歌そのものは上手くはないんですけど。

 このブツ、全体的にはロック・アルバムに仕上がっていますけれども、ハードなロックもあれば、ヘロやんが歌ってもおかしくないようなソウル風味のしっとりバラードあり、ユーモア感覚溢れるポップスあり、AOR風ありと、なかなかバラエティに富んでいるのが良いですね。そしてこのアルバムの最大の魅力は、そんなバラエティに富んだ曲を上手くないながらも切々と歌う、人間的な温もりに溢れるジェネヴァのヴォーカルでありましょう。この人の歌には何故だかわかりませんけど、聞く者をほっこりホンワカさせる力がありまして、なかなか不思議な魅力がある歌手だと言えると思います。奥の深いフィリピン音楽界が生み出した不思議歌姫、聞いてみる価値はあると思いますよ~♪

あと、下に試聴を貼り付けておきますので、よろしければお試しを。


「とりあえず1曲、タイトル曲をどうぞ。」→コチラ
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ころん 様

ひゃ~、スモーキー・マウンテン、懐かしいですね!
あの子(と言ってもあまりハッキリとは覚えていないのですが…)がこんなに大きくなって活躍しているとは知りませんでした。
個人的にはフィリピンの歌手って歌が上手すぎて、つい朗々と歌い上げすぎちゃうのが欠点だと思っていますので、このジェネヴァさんのようなタイプの方が肩が凝らずに聴けて良いですねぇ。

おやぢ:2013/09/20(金) 21:07 | URL | [編集]

>おやぢ様
そうなんです、あの子がこんなに大きくなって、今も活躍中なのであります。嬉しいことですよね~♪
フィリピンには歌い上げる歌手も多いですけど、そうじゃない歌手もたくさんいますし、ジェネヴァさんみたいに少々下世話なタイプもいます。まあ歌い上げ系よりは、ジェネヴァさんみたいなタイプの方が聞きやすいかと思いますし、フィリピン音楽入門編には適した人なんじゃないかと思っております。

ころん:2013/09/20(金) 22:47 | URL | [編集]

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