2013’12.05・Thu

よろず音楽風流堂~M.I.A. 「ARULAR」

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 みなさん今晩は。ヒワイイ大使のお姉さま担当ねーねーです。久し振りの登場ですので、もう誰もあたしのことなんて覚えていないと思いますけど、とりあえずはまだ存在してます。今回取り上げるのはスリランカ系英国人のM.I.A.(本名はマヤらしいです)の、2005年のデビュー盤です。随分評判になったアルバムなので、持っている人も多いと思います。各所で絶賛されていましたし、その年のベストに選んでいた人も多かったと記憶してますが、あたしはこれまで聞いたことがありません。

 音楽的にはヒップ・ホップとかテクノとかレゲエのダンスホール系とかをゴチャマゼにしたようなものだという噂を聞いたことがありますが、実際に聞いてみると確かにそんな感じですね。この音楽を今までに無かった完全に新しいオリジナルな音楽なんて言う人もいるようですが、あたしはそうは思いません。シーケンサーなんかの機械を使ったスカスカな音作りは、80年代や90年代のレゲエに親しんでいた人には特に新しいものではありません。機械を駆使して音を作り上げていく手法は、80年代にジム・フィータスが完成させていました。ただ、マヤの凄いところは、80年代後半のプリンスが実現していたスカスカな音でより強靭な音楽を作り上げるという方向性を、意識してなのかどうなのかは知りませんが、完璧に再現してしまっているところでしょう。

「スカスカで強靭。」byねーねー
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 マヤの音楽は、スカスカだけどとんでもなくグルーヴィーで、スカスカだけど分厚さを感じさせて、スカスカだけど必要十分という、普通の人間には為し得ないような要素を持っているという点で、天才的だと言えるでしょう。そう考えると、評判になるのは当然ですね。ラップなのか歌なのか判別がつかないにも関わらず、意外にポップなフックを持ったフレーズが次々に飛び出してきますし、ヒップ・ホップに興味が無い人でも十分に楽しめる音楽だと思います。たまに出てくるインド的な雰囲気も、音楽的なアクセントになっていて面白いと思います。こうやって聞いてみると色々と発見のある音楽で、今後も腰を据えてジックリと聞いてみたいアルバムだと感じました。

以上、ヒワイイ大使のお姉さま担当ねーねーでした。下に試聴を貼り付けますので、良かったら聞いてみて下さい。それでは、またいつかどこかでお会いしましょう。


「とりあえず1曲、スカスカで強靭です。」→コチラ
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