2014’02.21・Fri

CAMBIO 「MATIC」

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 以前から気になっていましたフィリピンのロックバンド、カンビオの2007年のアルバムであります。多分コレ1枚しかブツは出ていないんじゃないかと思います。何故このブツが気になっていたかと言いますと、ジャケが何だか妙にヘッポコな感じだからであります。これで中身もヘッポコだったら面白いな~なんて思っていたワケでございますが、この度MIAさんの特別セールでめでたくゲット出来た次第であります。

 このカンビオというバンドについては全く予備知識は無かったんですけど、何気なくブックレットを見ていると、メンバーにエベ・ダンセルなんて名前があるのに気が付きました。エベ君と言えば、解散してしまったシュガーフリーのメンバーだった人であります。この人のソロ・アルバムは以前このボログでも取り上げたことがありますが、カンビオのメンバーでもあったんですね~。知らんかったな~。ちなみにヴォーカルはクリス・ダンセルという人なんですが、エベ君とは義理の兄妹(姉弟?)だそうです。

 それからついでに他のメンバーの名前もチェックしますと…ん、バディ・ザバラとライムンド・マラシガン?こ、これはフィリピン最高のロック・バンド、イレイザーヘッズのメンバーだった連中じゃん!げげ、これはもしかして凄いバンドかも!何だかテンション上がりまくりでございます!などとメンバーの名前だけで盛り上がってしまうのは、日本広しと言えどもわっち以外に5人位しかいないのではないかと思われます。

 というどうでもいい話はさて置き肝心の中身でありますが、イレイザーヘッズとは違った感触のオルタナ・ロックでありますね。実験的でポップで神懸り的な輝きを放っていたイレイザーヘッズと比べると、随分シンプルで淡々としたロックに聞こえますが、イレイザーヘッズはあまりに凄過ぎましたから、比べても意味は無いんですけどね。基本的にギター、ベース、ドラムだけの贅肉を削ぎ落とした疾走感のある演奏を聞かせるのですが、ハードでヘヴィな曲も軽快でポップな曲もヤッテいまして、シンプルながらも多彩さを感じさせてくれるのがよろしいかと。流石に元イレイザーヘッズのメンバーが集まっているというのは伊達ではありませんね。

 そしてそんな演奏をバックにクリスさんのヴォーカルが乗ってくるのですが、パッと聞いたところでは随分下手っぴーな歌に聞こえまして、何故こんな女をメンバーにしたのじゃ?なんて思ったりするワケでございますけれども(しかもブサイクだし)、繰り返し聞いているとその舌足らずな歌声が段々可愛らしく聞こえて来まして、ジワジワと麻薬的な魅力が効いて来る不思議な歌だと感じられます。

 とりあえずは元イレイザーヘッズとか元シュガーフリーとかいう肩書きに関係無く、かなり魅力的な音楽を聞かせてくれるバンドということに間違いはありません。シンプルではありますが、噛むほどに味わいが出て来る音楽だと言ってよろしいかと思います。フィリピン・ロックの奥深さを実感出来る1枚だと思いますね~。

あと、下に試聴を貼り付けておきますので、よろしければお試しを。


「とりあえず1曲、やっぱりブサイクじゃな。」→コチラ
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