『「食の安全について」』
 実は畑で野菜を作っている、ころんでございます。畑は佐賀の田舎にあるのですが、ジャガイモやカボチャを植えています。今日はジャガイモの収穫をしてきましたが、2畳ほどの広さで20キロ以上収穫できました。いや〜、とても嬉しかったですね。そのうちもうちょっと面積を広げてもっと色々と栽培してみたいと思っています。


 そんなわけで園芸とか農業関連の店に行く機会がちょくちょくあるのですが、色々な野菜や花の苗や種が売られています。見ているだけでも楽しいわけですが、気になる事は「遺伝子組み換え」植物なのかどうかということです。袋に「遺伝子組み換えではない」と書いてあるものもありますが、真偽の程は定かではありません。とにかく遺伝子組み換えがしてあるような得体の知れないものには、関わりたくないと思っています。


 「遺伝子組み換え」植物と言えば、ベトナム戦争で使われた悪名高き枯葉剤を作ったアメリカの化学企業「モンサント」が思い浮かびます。同社は「ラウンドアップ」という名前で有名な除草剤を開発した会社であります。このラウンドアップという除草剤はホームセンターなんかにも置いてありますし、最近はテレビやラジオなんかでCMをガンガン流していますから、ご存知の方もいらっしゃるかと思います。枯らす力が大きいという謳い文句の除草剤ですが、枯らす力が大きければ農作物も枯らしてしまう?ということでモンサント社が開発したのが、ラウンドアップに耐性を持った遺伝子組み換え植物であります。これはラウンドアップ・レディと言われていて、大豆やトウモロコシとかナタネなんかがありますね。ラウンドアップ・レディを植えれば、ラウンドアップを撒いても他の植物が枯れるだけで作物には影響無いから超便利、というわけであります。


 他にモンサントが開発したことで有名なのが、殺虫タンパク質を作る遺伝子を組み込んだ、害虫抵抗性トウモロコシであります。トウモロコシの体内で勝手に殺虫成分を作り出し、それを食った虫は死んでしまうという、何とも奇々怪々なものであります。虫が食って死ぬということは、人にとっても毒であることに間違いは無いんじゃないでしょうか。もし殺虫タンパク質を作る遺伝子が人間の体内に遺伝子レベルで取り込まれたとしたら、その人は常に体内で殺虫剤を作り出すことになりますので、そのうち殺虫剤の毒で死んでしまうことでしょう。動物実験ではその有害性が確認されているようですし、ヨーロッパではこの害虫抵抗性トウモロコシは、食品ではなくて殺虫剤として認識されているそうです。


 モンサントはこれらの遺伝子組み換え種子について特許を取得しています。特許を取得しておけば、遺伝子組み換え植物が育って種子が収穫できたとしても、それを蒔いて栽培することは禁止されます。何故ならその行為は特許権の侵害になるからです。だから農民は毎年モンサントから種を買わねばならなくなります。しかも特許を取った種ですから特許料を上乗せして通常の種の25%増しで販売されますし、ラウンドアップ・レディであればラウンドアップと抱き合わせで販売されることになります。おかげでモンサントはボロ儲けできるわけです。


 ついでに書いておきますが、モンサントが開発した遺伝子組み換え植物で「ターミネーター」と呼ばれるものがあります。ターミネーターとは何かと言いますと、作物が取れるのは一代限りであり、とれた種を蒔いても芽が出ないように遺伝子操作された植物のことであります。これを作り出した経緯はよく知りませんが「種を蒔いても芽が出ない植物なら新しく種を買うしかないから、ウチはまた大儲けできるじゃん!」というような理由で開発されたんじゃないでしょうか?それに、同社の特許権を侵害してこっそりと作物を栽培する農民対策にもなりますしね。何にせよ、もうメチャクチャです。


 そんなメチャクチャな会社なんだったら、モンサントから種を買わなければいいじゃん!なんて話になりますが、そうもいきません。実はモンサントという会社は、世界最大の種子会社なのです。世界中の大半の種子の流通を牛耳っていますので、誰も逆らえないのであります。しかもこの会社、農民の畑をこっそりチェックして、特許権が侵害されていないかどうかを調査しているらしく、もしそんな農民がいれば、速攻で訴訟を起こして多額の賠償金を巻き上げるというようなこともやっています。いつ因縁つけられるかわかったものではない農民達は、トラブルを避ける為にもモンサントから種を買うほか仕方が無いということになってしまいます。日本ではまだそのようなトラブルは無いようですが、アメリカとかカナダなんかではよくあるトラブルのようです。日本でも今後どうなるかはわかりませんけどね。


 まあ、モンサントが扱っている種子が全て遺伝子組み換えというわけではありませんが、食糧問題に直結する穀物系の種子に関しては、自分の儲けを最大にする為にいくらでも遺伝子組み換えをするというのが企業理念のようですので、大変に厄介な会社であることに間違いはありません。我々の胃袋は、このような会社に握られつつあるのであります。


 何にせよ、遺伝子組み換え植物というものは、安全性が全く証明されていない、得体の知れないものです。このようなものを進んで食べる必要は全く無いのですが、日本に入ってくる食物の中にいつの間にやら遺伝子組み換え植物が紛れ込んでいる可能性もあるわけで、現状は安心できる状況だとは言えません。日本の食料自給率は40%以下ですから、60%以上を輸入に頼っているわけで、その中に遺伝子組み換え作物なんかが混ざっている可能性は非常に高いのではないでしょうか?狂牛病肉でさえ平気で輸入するような日本の政府ですから、危険な遺伝子組み換え植物だと知りながら「遺伝子組み換え植物ではない」とウソをついて輸入している可能性は高いと思いますが、いかがでしょうか?


 以上、ころんの与太話でございました。本件についてもし興味がおありの方がいらっしゃったら、この問題に非常にお詳しい安田節子氏のサイトを参照されることをお薦め致します。ためになる情報が満載であります。コメント欄にURLを貼り付けておきますので、よろしければご覧下さい。
【2008/06/14 23:56】 未分類 | トラックバック(0) | コメント(3) |
<<KITCHIE NADAL「LOVE LETTER」 | ホーム | TRUEFAITH 「DREAM JOURNAL:THE VERY BEST OF TRUEFAITH 1993-2007」>>
comments
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遺伝子組み替え作物に関する非常に詳しい情報が掲載されている、安田節子氏のサイトです。こういう問題は全ての人が知っておくべきことではないかと思いますが、いかがでしょうか?
http://www.yasudasetsuko.com/gmo/column/070117.htm
【2008/06/14 23:59】 URL | ころん #-[ 編集] |
--はじめまして。訪問者リストからこちらに寄らせていただきました。--
晴耕雨読の生活スタイルがいつも頭のすみっこにあります。別に自給自足でがんばるっていうのではなく、育つのを眺めて、そこからいただくというのが自分としては落ち着く感じがします。できれば種子をまいたあとはそのまま育ってくれて、こぼれ種子からまたごちゃごちゃと生えてくれるというような、都合のよいことを夢想するのですが…。
音楽についてはあんまりくわしくありませんが、土曜日の午前中にFMで放送される「世界の音楽セレクション」という番組が楽しみです。ゴンチチさんの感覚とおしゃべりには飽きないです。
それでは、また遊びに来ます。
【2008/06/17 22:15】 URL | こころとからだな日々 #-[ 編集] |
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>こころとからだな日々さん
初めまして!ご訪問ありがとうございます。
自給自足っていうのは一つの理想ですよね。究極的にはそうなりたいものだと思っています。何にせよ、自然の摂理に反する遺伝子組み換え植物なんかには関わりたくないものですよね〜。
「世界の音楽セレクション」という番組は知らないのですが、世界の色々な音楽に触れると言うのは楽しいことだと思います。このブログはアジアの音楽が中心ですが、色々と試聴も貼り付けるようにしていますので、これからも遊びに来ていただけたら嬉しいです。
【2008/06/18 08:32】 URL | ころん #-[ 編集] |
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