2014’06.21・Sat

SYLVIA LA TORRE 「THE BEST OF SYLVIA LA TORRE」

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 クンディマンという音楽につきましては名前は知っておりますけれども、実際に聞いたことはこれまで一度としてありませんでした。クンディマンはフィリピン・ポップスの基礎になっている音楽と言われておりますが、実際に聞いたことがある方は少ないんじゃないでしょうか?ワールド系音楽ファンなら、クンディマンは知らんけどスディルマンなら知ってるという方は多々いらっしゃるでしょうけど。

 この度MIAさんでゲットしましたクンディマンの発掘音源がコレなのですが、クンディマンの代表的な歌手と言われるシルヴィア・ラ・トーレの歌を24曲集めた編集盤でございます。多分1940年代とか50年代の録音だと思われます。表記が無いのでよくわかりませんが、多分昨年か今年発売されたブツなのではないかと。こういう音楽の歴史を知る上でとても意義のある復刻は、どんどん進めて欲しいものですよね~。まあ全然売れやしないんでしょうけど、売れる売れないの問題ではなくて、こういう音源がいつでも手に入るという状況が大事なんですよね~。それが音楽の更なる豊かな発展に繋がると言うか、繋がらないとしても音楽の底辺に流れるモノを知る上でとても重要と言いますか。

 という御託はどうでもいいとして、実際にこのブツを聞いてみますと、アジア歌謡と言うよりは随分ラテン音楽っぽいという感じがしますね。何も知らない状況でこの音楽を聞かされて、「これはプエルトリコの昔の音楽ですよ」とか「ブラジルでマイーザが活躍する前に、こんな歌手がいたんですよ」とか言われたら、本気で信じてしまうような音楽だと思います。それほどまでにラテン音楽っぽくて、とてもフィリピンの音楽だとは思えません。現在のフィリピンの音楽はメリケン音楽の影響が極めて強いですから、フィリピンのポピュラー音楽の底流にこんな音楽があったなんて、全然想像出来ないんですよね~。

 まあラテン音楽というか、ラテン歌謡と言っても良いかと思いますけど、ストリングスを中心としたアンサンブルをバックにしているこの音楽は、アジア的なしっとり感とは違いますけど、実に優雅な響きを持っておりますね。シルヴィアさんはクラシックの声楽っぽい歌い方をするんですけど、それが独特の上品さを醸し出していまして、とてもイイ感じでございます。イヤイヤ、マジでこれは素晴らしい音楽でございます。

 ところで先程「とてもフィリピンの音楽だとは思えません」と書きましたけど、現在のフィリピンにはクンディマンに直結している音楽って存在するのでしょうか?音楽大国フィリピンの事ですから、もしかしたら流通には乗らないけれども普通に演奏されているなんてことがあるのかもしれません。だって耳の良いフィリピンの人達が、こんなに魅力的な音楽を放っておくとは思えませんしね~。何と言いますか、クンディマンを聞くことで、フィリピン音楽の謎がちょいと深くなってしまったような気がする、今日この頃でやんす。うーむ、もっと聞きたいクンディマン♪

あと、下に試聴を貼り付けておきますので、よろしければお試しを。


「とりあえず1曲、何か知らんけどイイ感じ。」→コチラ
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「試聴」、タンゴかと思いました。
でもコレが、間接的にせよその源流にあるとすれば、フィリピンの音楽も確かに奥深いと思います。

さて、クラシックはその昔どっぷり浸かってましたが、コノ唱法?は声楽ではあまり聴きませんでした。
あえて云うならばミュージカル風かと ...

Santa:2014/06/23(月) 00:30 | URL | [編集]

>Santaさん
こんばんは。
試聴は確かにタンゴっぽい感じもしますね。何にしてもラテン音楽はフィリピン音楽の源流の一つだと思いますね~。その辺、今後もうちょっと掘り下げてみたいな~なんて。

クラシックなんて久しく聞いていませんので、この唱法がクラシックの声楽かどうかはぶっちゃけよくわかりませんが、まあテキトーなイメージでモノを言っております。なんとなくそんな感じかな~ってところで…。

ころん:2014/06/23(月) 22:14 | URL | [編集]

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