2014’08.13・Wed

理亜るなジャズ記録~CLAUDETTE SOARES 「E DONA DA BOSSA」

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 皆様今晩は。私老化防ぎ隊の理亜です。今回はブラジルのボサノバ歌手、クラウデッチ・ソアーレスの1963年のデビュー盤です。日本題は「イパネマの娘」となっていますが、もちろん「イパネマの娘」も収録されています。あ、ボサノバですから本来はめぐりんさんの担当なんですけど、めぐりんさんはどうもボサノバが苦手らしく、今後はボサノバについては私が担当するようにころんさんに言われましたので、そのように致します。ボサノバはジャズにも大きな影響を受けている音楽だから、だそうです。

 ところでクラウデッチ・ソアーレスなんて歌手の名前は私は初めて聞いたのですが、ころんさんもそれは同様だったようで、ブックオフの500円棚で発見した時は「ジャケが中央ヨーロッパの魔女みたい」と思ったそうで、パッと見はボサノバ歌手だと思わなかったそうです。実際にアルバムを聞いてみると当然中央ヨーロッパの要素は一切無いのですが、だからと言ってボサノバという感じでもなく、私はマイーザみたいなサンバ・カンソーンを思い出してしまいますね。サンバ・カンソーンはボサノバの元になった音楽ですが、それだけにボサノバとイコールではありません。そう考えると何故クラウデッチさんがボサノバ歌手なのかという疑問が湧いて来ますが、聞き進めて行くとその謎はすぐに解けました。

 このアルバムは元々のLPではA面B面それぞれ7曲ずつ入っているのですが、A面はオーケストラを使ったしっとりとしたサンバ・カンソーン的な曲を、B面では小編成なバンド演奏の軽快でスピード感のあるボサノバをやっているのでした。これが意図したアルバム構成だったのかどうかはわからないのですが、このアルバム一枚でサンバ・カンソーンからボサノバへの歴史的な変遷がわかるような気がしてしまうのは、見事な作りだと思います。クラウデッチさんは元々サンバ・カンソーンの歌手のようですが、しっとりしたサンバ・カンソーンとは対照的なボサノバの軽快なノリの良さも楽々と歌いこなしていて、歌手としての表現力が素晴らしいと思います。しっかりとした発声はボサノバ歌手っぽくはないのですが、だからこそサンバ・カンソーンでもボサノバでもキッチリと歌いこなせたのではないでしょうか?

「歴史的な変遷がわかる…ような気がします。」by理亜
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 クラウデッチさんの歌声は落ち着いていながらも軽やかさと可愛らしさがあって、とてもいい感じだと思います。ボサノバ歌手と言われてイメージされるような素人っぽさはありませんし、さり気ない表現の中にも豊かな情感があるように感じられまして、本来であればボサノバはクラウデッチさんのような歌手に歌われるべき音楽のような気がしますね。ボサノバ黎明期ならではの作品なのかもしれませんけれども、まさにボサノバの鑑的なアルバムという気が致します。

 以上、私老化防ぎ隊の理亜がお送り致しました。今回はこのアルバムの曲の試聴が見つかりませんでしたので、試聴の貼り付けは無しです。それでは、皆様がステキな音楽に出会えますことを願っております。
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