2014’09.20・Sat

CELY BAUTISTA 「THE BEST OF CELY BAUTISTA(REYNA NG KUNDIMAN)」

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 フィリピンの歌手セリー・バウティスタの、多分昨年か今年発売の24曲入り復刻盤であります。セリー・バウティスタなんて全く知らない歌手ですが、前に取り上げましたクンディマンの歌手シルヴィア・ラ・トーレと同時代に活躍した歌手なんだそうです。シルヴィアさんと同じくセリーさんもクンディマンの歌手でありますが、前に取り上げましたシルヴィア盤と比べると、セリーさんはまた違った持ち味がありまして、実に面白いんですよね~。

 クンディマンはフィリピンの昔の音楽でありますが、わっちはクンディマンなんてシルヴィアさんの盤しか聞いたことがありませんので、殆ど何の知識も持ち合わせておりません。一体どういう音楽なのか全く謎なんですけど、まるでラテン歌謡のような味わいのシルヴィア盤は、現在のフィリピン音楽に直結するような要素があまり感じられませんでしたが、それはそれで実に豊かな音世界が広がっておりまして、わっちは大好きでございます。で、クンディマンって一体何なのだろうと興味を持ってしまったわっちは、この度セリーさんの盤をゲットしたワケでございますが、これがまた実に面白い内容になっておりまして、ますますクンディマンに興味津々状態になってしまったのでありました!

 今回のセリー盤はシルヴィア盤とは全然持ち味が違っていて、ラテン歌謡というよりは古き良き時代のアメリカン・ポップスとかジャズなんかの影響が強い感じでありまして、実に優雅で聞きやすい音楽なんですよね~。わかりやすく言えば(?)キューバのフィーリンみたいな感覚でありまして、言ってみればこれはフィリピンのフィーリンか?なんて思ってしまったのでありますた。滑らかなオーケストレーションをバックにした音楽性は実にスムーズ&ムーディーでありまして、うっとりしっとりと聞き入ってしまうこと請け合いであります。

 しかも単にメリケン・ポップスとかジャズのコピーというワケではなく、ラテンもジャズも何でもありの融通無碍な状態だった日本の昔の歌謡曲に似た雰囲気がありまして、昔の日本の歌謡曲がお好きな方にも訴えかけて来るモノが多々あると思いますね~。何と言いますか、豊潤なるアジアの歌謡性が音の間から沁み出して来るって感じなんですよ。う~む、これはマジで素晴らしい音楽ですね!残念ながら日本ではこのような豊かな歌謡性を切り捨てて、メリケン文化の下品な部分ばかりを真似する方向に進んでしまいましたが、フィリピンではこのような音楽性が受け継がれているんでしょうかね~?

 こうやってこのブツを聞いていると、クンディマンって一体何なのか?という謎は深まるばかりなのですが、とりあえずは特定のジャンルとか形式とかリズムを表すモノではないということだけはわかりますね。言ってみれば「歌謡曲」みたいな大雑把な括りみたいなモンでありましょう。そこには音楽的な制約が特にあるワケではなく、何となくクンディマン的と思われるような緩~い感覚があって、その中で大らかな音楽性を発揮しているモノって感じでしょうかね~。何だか言ってる事がよくわからないと思いますけど、まあよくわからない音楽ですので、わっちの戯言なんて受け流して下され。

あと、下に試聴を貼り付けますので、よろしければお試しを。


「とりあえず1曲、イントロで思わず『ジェットストリーム』なんて言いたくなったりして。」→コチラ
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で、クンディマンさんはいつ歌うんですか?

Santa:2014/09/21(日) 22:16 | URL | [編集]

>Santaさん
クンディマンという歌手がいるワケではありませんので、クンディマンさんは歌いませんけど…。スディルマンさんならマレーシアで歌っていましたよ♪

ころん:2014/09/21(日) 22:36 | URL | [編集]

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