2014’12.15・Mon

BARBIE ALMALBIS 「MY NEW HEART」

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 わっちをフィリピン・ポップスの泥沼に引きずり込んだ張本人、バービー・アルマルビスの今年発売の新作であります。バービーと出会ったのはもう7~8年前になるかと思いますが、大阪は心斎橋のプランテーションにて店長さんに試聴させていただき、一発で気に入って以来のお付き合いとなります。試聴したのは2006年の「PARADE」というアルバムでしたが、物凄くマニアックなロックながらも可憐でカワイイという、なかかなに得がたい個性を発揮していた大傑作でありました。そのアルバムから既に8年経つワケでありますが、今回のアルバムもその時と驚くほど印象が変わらないですね~。

 「PARADE」にしてもその他のアルバムにしても今回のブツにしても、バービーの音楽って基本的にはスピード感のある軽快なポップ・ロックでありまして、まあ表面的にはサラリと流れて行ってしまうような音楽に感じられると思います。ですからカワイイけど軽くて深みが無いなんて誤解されることも多々あるのではないかと…って、日本では誤解されるほど認知されている人ではありませんけど。バービーの名前を出して話が通じるのは、MIAさんとプランテーションの店長さんぐらいしかいらっしゃいませんし…。まあ殆ど誰にも話が通じないのは仕方ないとして、バービーの音楽は確かに表面的には軽やかですし、耳当たりが良くて右から左へ流れて行くタイプの音楽に聞こえます。しかしジックリ聞いていると、段々と引きずり込まれるのですよ、泥沼に。バービーのカワイイ萌え声に騙されて(?)この音楽を繰り返し繰り返し聞いていると、可愛らしさの中から迸り出て来る才気に気付かされるのではないかと思うんですけど、如何なモンでしょうかね~?

 音楽的に今回は何故かマカロニ・ウェスタン風味が強めなのですが、元々フォークっぽい気質も持ち合わせている人ですから、こういう音楽を作っても不思議ではありません。まあそんな表面的なことよりも、メロディや楽器の響きやフレーズから感じられる、めっさプログレッシヴな感覚を味わうべきなんじゃないかと思いますね。バービーの音楽ってとてもカワイイんですけど、同時に物凄く閃きに満ちていて鋭いって感じがするんですよ。単に歌声やメロディがカワイイというだけではなくて、音作りにも非常に気を使っているのがシッカリと伝わって来まして、陳腐なポップ・ロックにならないように細心の注意を払っていると感じられます。

 例えばギターの音にしても「これしかない!」という音色で「これしかない!」というフレーズを弾いてみたりですね、何と言いますか、バービーの音楽を聞いていると、本当に楽器が活き活きとしたイイ音で鳴っていて、ギターの響きだけで切ない気分になってしまったり、ドラムの音一発で高揚感が伝わって来たりと、全てが有機的に絡み合っていると感じられるんですよ。まあバービーの音楽はいつもこんな感じなんですけど、だからこそわっちはバービーをフィリピンの至宝とかアジアの怪物などと呼んだりしているワケでございまして。何にしても今回のアルバムも、バービーの凄まじい才気が感じられる素晴らしい作品に仕上がっていると、わっちは思っておりますよ♪

あと、下に試聴を貼り付けておきますので、よろしければお試しを。


「とりあえず1曲、ポップでカワイイけどプログレッシヴな感覚があるロックですね。」→コチラ
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