2008’07.21・Mon
関西の旅から戻って参りました、ころんでございます。九州~関西の車での徹夜移動はやはり相当にきつく、初日は神戸を物色して回ったのですが途中であまりに眠くて意識が途切れそうになり、結局一枚もブツをゲットしなかったという、私にしては前代未聞の事件がありました。二日目は梅田の中古屋で2枚、心斎橋のブック○フで4枚ゲットしました。しかし肝心のプランテーションでは海外買い付けで不在の店長さんが私の為に10枚ほどブツを用意して下さっていたのですが、その内の4枚を買おうとしたものの値段が付いておらず、店番のバイトの方では値段がわからないということで、結局ブツをゲットできませんでした。うーむ、関西行きでこれだけゲットしたブツが少ないのは初めてでやんす。
ゲットした6枚の中で一番嬉しかったブツが、アメリカのケルト系音楽家であるコニー・ドーヴァーの91年のデビュー盤「サムバディ」であります。2枚目以降は持っているのですが、この1枚目だけはどうしても見つけられなかったんですよね~。
この人のことを知ったのは94年の2枚目「THE WISHING WELL」からなのですが、スティーヴィー・ニックスみたいなルックスと、プロデューサーがフィル・カニンガムということが気になってゲットしました。控え目にその人の良さを生かすフィル・カニンガムのプロデュースと、カントリー風味も持ち合わせたコニーさんの音楽性は抜群の相性で、当時は非常によく聞いたものでした。もちろん今でも大好きな一枚です。
その後のアルバムも入手できる限りはゲットしていたのですが、この91年の1枚目だけは幻のアルバムになってしまっていました。それだけに今回ひょいと覗いた大阪駅前ビルのディス○JJでこのブツを950円で見つけた時は、飛び上がるぐらい驚きましたね~。コンゴのフランコの珍しいブツも2枚ほどあったのですが、何故かそれには目もくれずにコニーさんだけをゲットしてしまいました。
このコニーさん、「天使のため息のように清らかな歌声」とか言われているらしいですが、ハッキリ言ってあまり上手い歌手ではありません。どちらかと言えば頭で考えたかのような音楽をやる人で、個人的には学者肌の歌手だと思っているのですが、非常に生真面目に自分のやりたいことをコツコツとやっている姿勢がよくわかりますので、私はこの人が好きなのであります。同じくアメリカのケルト系音楽家で、腕力で強引にねじ伏せるアイリーン・アイヴァースや、天賦の閃きを感じさせるシェイマス・イーガンなんかとはまた違った、不器用な努力家といった風情が何とも素敵なコニーさんなのであります。
こちらは2枚目「THE WISHING WELL」 のジャケです。
あと、コメント欄に試聴を貼り付けておきますので、よろしければお試しを。
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