2015’05.14・Thu

THALIA

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 メキシコの歌手タリアの2002年のアルバムで、セルフ・タイトルの作品になっております。個人的にはこの盤がタリア初体験なのでありますが、当時はメキシコのエロ歌姫が放ったセクシー盤みたいな扱いをされていたと記憶しております。しかもこの流し目ジャケですから、わっちもすぐに飛びついたのであります~♪ただインナーの写真を見ると、意外に年を喰った肉食系のオバサンみたいな感じに写っていますので、ちょっとガッカリしたことも覚えております。

 わっちはタリアさんのことを、この手のセクシー路線だけで売って来た人だと思っていましたので、先日取り上げましたメキシコ伝統歌謡盤を後追いで聞いてビックリしたのであります。意外な芸風の幅広さに、単なるセクシー路線だけで売っていた歌手ではなかったんだと知りまして、ちょいとこの人を見直したのでありました。まあメリケン進出後のタリアさんのブツを追っ掛けようとは思いませんけど、メキシコ活動時代のブツなら色々と聞いてみたいな~などと、思いを新たにしている次第なのでございます。

 で、こちらの盤でございますが、実を言うとお色気セクシー路線はジャケ写ぐらいでありまして、中身の歌の方は切々と熱く歌い上げる力の入ったメキシコ・ポップスでありまして、とても好感の持てる仕上がりになっていると思います。決して歌が上手いというワケではありませんけど、持ち前の愛嬌と心を込めた歌い方で聞く者に訴え掛けて来る、なかなかのソウル歌手ぶりを見せてくれるんですよね~。聞き流していればラテン風味のポップ・ロックに聞こえますし、情熱のラテン・ロックって感じでなかなか楽しいと思いますよ!あ、ラストのデッド・オア・アライヴのカバーには脱力しますけど…。

 ただ、ラテン風味のポップ・ロックとか情熱のラテン・ロックとか言っても、音楽的なことを考えると、途端にワケがわからなくなって来るのがメキシコ音楽らしいっちゃあらしいんでしょうね~。ロックやポップス、エレクトロな音楽なんかの要素は当然大々的に取り入れていますし、ヒップホップとかR&Bの要素もあります。しかしこの音楽の根幹になっているはずのメキシコ的なるモノが何なのか、全然わからないんでやんすよ。どう聞いたって欧米のロックやポップスとは全く違う、ラテン的なるモノが横溢しているのでありますが、たまにサルサの姿はちょいと見えるものの、その他は正体不明であります。昔のグロリア・エステファンに似た部分もありますが、わかりやすいグロリア・エステファンに比べれば、得体の知れない不気味さはタリアの方が遥かに上であります。ミクスチャー度も異常に高いですしね~。この盤を聞いて、何だかますますタリアに興味津々になって来たぞ?

あと、下に試聴を貼り付けておきますので、よろしければお試しを。


「それでは1曲、冒頭のロックでファンクな曲をどうぞ。めっさカッコいいですよ!」→コチラ
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