2015’05.13・Wed

理亜るなジャズ記録~VANESSA FALABELLA 「FALABELLA DE CARTOLA」

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 皆様ご無沙汰しております。私老化防ぎ隊の理亜です。今回の「理亜るなジャズ記録」で取り上げますのは、ブラジルの歌手ヴァネッサ・ファラベラの2010年のアルバムで、サンバの至宝カルトーラの作品集となっています。本来ならラテン担当のめぐりんさんが取り上げるべき作品なのですが、今回はニューヨークのジャズ・シーンで活躍しているファラベラさんのアルバムということで、私が取り上げることになりました。

 このアルバムはころんさんがブックオフで見つけて来てくれたのですが、カルトーラさんの作品集ということで思わず手が出てしまったとのことです。サンバがお好きな方にとってカルトーラさんという人は、やはり特別な存在のようですね。ころんさんもカルトーラさんは大好きらしく、その昔(私が生まれる前です)にテイクオフ・レーベルから発売されたカルトーラ盤を、今でも宝物のように大事にしているみたいですよ。私もころんさんにその盤を借りて聞いたことがありますが、おじいさんの歌唱なのにとても瑞々しく感じられて、宝石のようにキラキラと輝くステキなアルバムでした。

 そんなカルトーラさんの作品集ですから、どうやっても悪いものになるはずはないのですが、やはりオリジナルがあまりに素晴らしいですので、比べてしまうとどうやっても分が悪くなってしまうのは当然かもしれません。オリジナルと比べて良い部分は音質だけなんて言うと、とても意地悪な言い方になってしまいますが、おそらくカルトーラさんご本人の歌唱を聞いたことがおありの方であれば、みんなそう感じてしまうのではないでしょうか?厳しい方であれば、ファラベラさんにはホンモノのサンバのノリが無い、なんて言われるかもしれませんね。でもファラベラさんはジャズの人であって、元からホンモノのサンバの人ではないですから、それは仕方の無いことだと思います。

「ホンモノのサンバの人ではありませんので。」by理亜
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 個人的にはこのアルバムは、ジャズを主として活動しているファラベラさんが、ジャズ側から解釈して作り上げたカルトーラ作品集ということだと思います。カルトーラさんのカバー集とは言ってもサンバのアルバムを作ろうとしたわけではない、だから音の感触もノリも違って当然ですし、おそらくですけど、サンバ・ファン向けに作った作品ではなくてジャズ・ファン向けに作った作品なのではないかと、私は考えています。実際の本人の制作意図は不明なのですが、自分が好きなカルトーラさんの作品をカバーしたい、そしてカルトーラさんを知らない人にカルトーラさんの曲を知ってもらいたい、そういう意図があったのではないでしょうか?まあどうやってもオリジナルに遠く及ばないのは事実ですが、こういう地道な試みがあっても良いのでは?と個人的には思っております。

 以上、私老化防ぎ隊の理亜がお送り致しました。下に試聴を貼り付けますので、よろしければお聞き下さい。皆様がステキな音楽に出会えますことを願っております。


「それでは1曲、名曲中の名曲『沈黙のバラ』をどうぞ。」→コチラ
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