2015’07.07・Tue

JOVIT BALDIVINO 「I’D ANYTHING FOR LOVE」

pjovitbaldivino001.jpg

 フィリピンの歌手ジョヴィット・バルディヴィーノ(と読むのかどうかは知りません)の、2010年のアルバムです。フィリピンショップのMIAさんが高く評価されている歌手ですので顔と名前はシッカリ覚えていたのですが、心斎橋のブックオフの280円棚でブツを見かけて思わずゲットしてしまいました。ジャケ写を見るからに少年なんですが、若い歌手ということは知っていましたけど、ここまで少年だとは思っておりませんでした。こんなガキんちょがホンマにちゃんと歌えんのか?とか何とか思いながら、ブツを再生したあの日の夜…。

 歌えてました。もう全力で力一杯歌い上げているんですけど、R&B系の歌姫が声を張り上げてキーキー歌っているような下品なモノではなくて、このジョヴィット君の歌は実に爽やかなんですよ。まだ少年っぽさが残っている歌声には粗削りな部分はありますし、常に力一杯歌っていますので一本調子だったりもするんですけど、この歌の勢いの前にはそんなことはほんの些細な事に過ぎません。「僕は歌いたいから歌うんだ!」とばかりに堂々と歌い上げている姿には、あざとさとか作為とかが全く感じられませんし、わっちのような女子偏重の音楽好きにもストレートに訴え掛けて来る力を持っているんですよね~。ぶっちゃけ、このピュアな歌心には感動さえ覚えます。凄いじゃないですか、ジョヴィット君!

 まあ音楽的にはフツーに王道の洋楽ポップス的な曲がズラリと並んでおりまして、実際に洋楽カバー曲も色々と含んでいるワケでございますが、それらが手垢にまみれた曲に聞こえずに、素直に良いメロディの良いポップスに聞こえるのは、ひとえにジョヴィット君の歌のおかげでありましょう。う~む、一体何なんでしょうね、この歌の力は。とりあえず、曲を生かすも殺すも歌い手次第ということを改めて実感しましたね~。もちろん歌の良さをそのまま生かすバックの過不足無い演奏も優れているワケでありまして、これだけの歌の力を持った歌手を生かすべく、周りのスタッフ達も良いモノを作ろうと一致団結したんでしょうね。

 いや~、久し振りに男の歌手に感服しましたね~。しかもこんな少年歌手にですよ。地元でも結構人気あるみたいですし。フィリピンからは、例えばスモーキー・マウンテンあたりから始まってちょくちょくと少年少女の凄い歌手が出て来ますけど、それだけ音楽文化が健全な形で世代を超えて浸透しているということなんでしょうね。まあ国自体が社会的な問題を多々抱えてる為に、少年少女達が歌手を目指すしかないという状況に置かれている場合が少なくないのかもしれませんけれども、良いモノは良いモノとしてちゃんと評価するというフィリピン音楽界の状況は、大いに見習うところがあると思いますね~。

あと、下に試聴を貼り付けておきますので、よろしければお試しを。


「それでは1曲、どうですか、この熱唱は!」→コチラ
スポンサーサイト

Categorieフィリピン  トラックバック(0) コメント(0) TOP

Next |  Back
Post your Comment











 管理者にだけ表示を許可
この記事のトラックバックURL