2015’07.21・Tue

安達祐実 「VIVA!AMERICA」

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 先日ブックオフの500円棚を見ていたら、安達祐実なんて名前が目に飛び込んで来ましたので、思わず抜き出してしまいました。「へ~、安達祐実ってCD出してたんだ~」なんて思いながら。ジャケを見るとまだまだ子供時代の写真でありまして、パッケージを見ると1996年の作品でしたので、ということは安達祐実15歳の時のブツですか。コレは下らなそうでイイな~なんて思いつつ曲のクレジットを見てみると、白井良明、直枝政太郎、大槻ケンヂ、広瀬香美、朝本浩文、かの香織、中山加奈子、かまやつひろし、サニーデイ・サービスなんて名前がズラリと並んでいるではないですか!しかもアルバム・タイトルが「VIVA!AMERICA」ですから、これはこの作者連中が安達祐実をダシにしてアメリカ趣味を全開にしたヤラセ・アルバムだろうと思いまして、レジにダッシュしてしまいました。

 このブツって安達祐実がまだカワイイ頃の作品ですから、それだけでも聞く気になるワケでございますが、実際に聞いてみますと、コレがかなり下手クソな歌なんですよね~。思わずズッコケそうになる歌と言いますか、声を聞けば一発で安達祐実とわかる特徴的な歌声なんですけど、地声と歌声が同じですから、まるでセリフを棒読みしているようなお経歌唱に聞こえるのでございますよ。当時この娘がアイドルだったのかどうかはよくわかりませんけど、このド下手な棒読み歌唱はなかなかに破壊力満点でありまして、思わず同情の手拍子をしてあげたくなる仕上がりは、アイドル歌謡としては満点なのではないかと思います。まあそんなことを言うと「同情するならカネをくれ!」と言い返されるんでしょうけどね。

 それにしても凄いな~、この歌唱は。曲自体が良いのかどうかさえ判別出来なくなる位の、音程もリズムも取れない全てをブチ壊しにする無邪気な棒読み歌唱は、安達祐実だからこそ許されたのでありましょう。「わ~、祐実ちゃんって上手だね~♪」なんておべんちゃらを言っている周りのスタッフの姿が目に浮かんで来る、とってもトホホな仕上がりの素晴らしい作品だと思います。音楽CDとしてここまでボロッボロな作品の存在は、仲谷かおりとか小阪由佳以来の衝撃があると思います。

 う~む、それにしても本当に素晴らしくヘッポコな作品ですね~。よくぞこんなブツを出してくれたと思います。まあこんなブツを聞いて喜んでいるのはわっちしかいないと思いますけど、こんな酷い出来にも関わらず本人が本当に楽しそうに歌っているのが、わっちはステキだと思いますね~。こんな歌を聞かされる人間のことを何一つ考えない神経の図太さは、流石に天才子役と言われた安達祐実ならではのモノでありましょう。そして、そんな安達祐実をダシにしてこんなブツを作り上げた周りの連中の図々しさも、これまた特筆モノであるかと思います。存在すること自体が信じられない位の、凄まじい奇々怪々盤でございますよ♪名盤です!

あと、今回は試聴が見つかりませんでしたので、試聴の貼り付けは無しでやんす。
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