
東南アジアの民俗音楽と言えば、すぐに思いつくのがガムランかと思います。ガムランって何?という人であっても、聞けば「ああ、これがガムランか」とすぐにわかると思います。民俗音楽の中でも、ガムランはかなりメジャーな方ではないかと思います。何だかよくわからないけどとりあえずガムランのCDを持っている、という人は結構いらっしゃるのではないかと思います。
実は私もそのような人間の一人でありまして、何だかよくわからないけれどもガムランのCDは数枚持っています。その中で一番最初に買って、一番気に入っているガムランのCDが、マンダラ・ジャティのこの「耽美と陶酔のガムラン」です。このCDをゲットしたのは、大学に入ったばかりの頃だったかと思います。どこがどう良いのかはよくわかりませんでしたが、あまり派手ではなくて非常にいい感じのガムランだと思いました。ガムランと言えば、突然物凄く派手な音を出して聞く者をビックリさせるようなものだと思っていた当時の私には、とても意外な音でした。
聞く者を派手な音で驚かせるガムランはゴン・クビャールと言われる種類のものですが、こちらはハッキリ言って何が面白いのか、私にはよくわかりません。コン・クビャールのブツは何枚か持っていますが、何がどう違うのかさっぱりわかりませんし、じっくりと耳を傾けたいという気にもあまりならないんですよね〜。
ゴン・クビャールに対して、ここで聞けるのはスマルプグリガンと呼ばれる類のもので、王族なんかが寝る時に演奏される静かなガムランだと聞いたことがあります。ガムランなんてみんな同じに聞こえる、なんて思っていた私には、非常に新鮮でしたね〜。静かなガムラン、素晴らしいではないですか。夏の昼寝なんかのお供にお薦めであります。個人的には夏の定番アイテムでやんす。
アジアンな気分を味わいたい昼下がりや夜の寛いだ時間には、梅酒なんかを飲みながら聞きたい音楽ですね〜。まあそんな聞き方をしていると言うと、「ガムランを冒涜している!」などと仰るお堅い方もおられるかもしれませんが、とりあえずは気軽に雰囲気を味わうという聞き方があっても良いかと思います。難しいことはもっと好きになってから、ということで。
あと、今回は試聴の貼り付けは無しです。スマルプグリガンを見つけることができませんでしたので。