2015’09.16・Wed

SUGAR 「COPPER BLUE」

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 シュガーと言えば日本の確か3人組の女子グループで、「くたばっちまえ アーメン♪」とか歌っていた連中でありますが、もう一つのシュガーはメリケンの男3人組ロック・グループであります。このブツはもう一つのシュガーの1992年のアルバムでございますが、発売当時は結構好きでよく聞いたものでありました。でもとっくの昔に売り払ってしまったのですが、この度ブックオフの280円棚で見つけてしまいまして、あまりの懐かしさに思わず手が出てしまいました。

 92年頃のメリケンロックはグランジが盛り上がって来ている時期だったかと思いますが、ニルヴァーナやサウンドガーデン、マッドハニー等々色々なグループが群雄割拠状態だったと記憶しております。シュガーもその流れの中のグループのように見られていたかと思いますが、音の感触はグランジとは全然違っていて、屈託の無いカラッとした明るさを持っているように感じられます。まあ轟音ギターの音がグランジっぽいという気はしますが、中心メンバーのボブ・モールドはハスカー・ドゥというバンドでかなり前から活躍していた人物ですから、グランジに染まることは無かったんじゃないかと思います。あ、別にどうでもいいんですけど、ハスカー・ドゥってハードコア・バンドにしては結構良いバンドだったと思いますが、所属していたレーベルのSSTが制作する音ってどれもこれもスッカスカな感じで、とても聞いていられないブツばっかり出しやがる…なんて話が通じる人は誰もいませんね。ヘンリー・ロリンズがいたブラック・フラッグの音も酷かったな~。

 このシュガーはギター、ベース、ドラムの3ピースバンドですが、必要最低限の音で実にニュアンスに富んだ音を出す、極めて真っ当なロックバンドであります。まあ、あまりに真っ当過ぎてロクに評価されなかったバンドという気はしますけど、良い曲を確かな技術でキッチリと演奏するという当たり前のことを当たり前にヤッテいたハードロック・バンドということで、わっちは結構好きだったんですよね~。そんなことを言っている割には随分前にさっさと売り払ってしまっていたワケでございますが、こうやって現在の耳で聞いてみてもやはり実にイイですね。曲は全てボブ・モールドが書いているのですが、流石に優れたメロディメーカーだけあってその才能を遺憾無く発揮していますし、申し分ないロック盤に仕上がっていると思います。

 ケチを付けるとしたらボブ・モールドのヴォーカルがイマイチ弱いってところでしょうけど、確かに没個性的な歌ではありますが、これだけイイ曲とイイ演奏を聞かせてくれるなら、歌の弱さなんてそこまで気になりません。言ってみればこのシュガーは(ハスカー・ドゥ時代も含めて)今でいうメロコアの元祖的なバンドでしょうし、その後のロックバンドに与えた影響は極めて大きかったのではないかと思います。今時このバンドのことを思い出す人もいなければ聞き直そうなんて人もいないと思いますけど、機会があれば耳を傾けてみるのもイイんじゃないかと思いますね~。特に轟音ロックがお好きな人はですね。マジで良いロックバンドだと思いますよ!

あと、下に試聴を貼り付けておきますので、よろしければお試しを。


「それでは1曲、激しくも真っ当なロックですよね?」→コチラ
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