2016’01.05・Tue

ELVIS COSTELLO & THE ATTRACTIONS 「BLOOD & CHOCOLATE」

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 90年代以降のコステロには全く興味がありませんが、80年代までのコステロのブツで一番好きなのは、1986年の「キング・オブ・アメリカ」であります。あ、84年の「グッバイ・クルーエル・ワールド」もかなり好きかな~♪どちらも曲作りの鬼と呼ばれたコステロの真骨頂を聞くことが出来るステキ盤だと思いますが、「キング・オブ・アメリカ」と同じ年に立て続けに発表されたのが、この「ブラッド&チョコレート」であります。当時は日本の歌手であれば1年に2枚のアルバムを出すのは珍しくなかったですが、洋楽のロック・ミュージシャンがそんなことをするなんて、非常に珍しかったと思います。今でも珍しいですけど。

 「キング・オブ・アメリカ」は牧歌的にも感じられる、ゆったりと寛いだアコースティックな音が印象的な傑作でしたが、コチラのアルバムは初期の「怒れるコステロ」が戻ってきたかのような、なかなかに性急で激しい衝動が感じられる1枚に仕上がっております。コレはコレで実にコステロらしくて、わっちは結構好きなんですよね~。お馴染みのアトラクションズの荒っぽくも堅実な演奏も実にいい感じでありまして、まさに怒れるロックンローラーのイメージを裏切らない、しかも高揚感のある作品になっているように思います。

 出来映えとしては「キング・オブ・アメリカ」とは対照的なアルバムでありますが、いくら激しくて荒っぽい演奏とは言ってもメロディの良さは相変わらずでありまして、ノリノリのロックンロールとジックリ聞かせるスローな曲のメリハリがしっかりしているのがイイですよね~。その辺は流石にコステロかな~って気がしますね。あ、別にどうでもいいんですけど、わっちは3曲目の「TOKYO STORM WARNNG」という曲がめっさ好きであります。約6分半の間に延々と同じフレーズを繰り返し続ける曲なのですが、「反復こそ人間の日常生活を最も端的に表しているモノであり、人間の生活に密着したポピュラー音楽の真髄なのである!」、なんて大袈裟な事は全然考えていないんですけど、わっちはこの手のフレーズ反復曲って好きなんでやんすよ(だからスキャンダルの「おやすみ」もめっさ好きなんですよね~)。あと、8曲目の「BATTERED OLD BIRD」も素晴らしい曲だと思います。

 まあ作りとしては結構シンプルなロックンロールだけに、曲の良さとか演奏や歌の良さが聞くほどに味わいを増して来るブツだと思います。比べれば「キング・オブ・アメリカ」の方が好きなんですけど、それに並ぶと言うか負けない位の出来のアルバムだと思いますね~。コレをコステロのベストの作品と推す人がいらっしゃるのも頷けますし、わっちとしてもコステロ作品の中ではベストに近いアルバムだと思っております~…って、コステロの全アルバムを聞いたワケでもないわっち如きが言うセリフではありませんね。失礼致しました~♪
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