2016’03.28・Mon

GALAXY 500 「TODAY」

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 前にルナと言うメリケンのロックバンドを取り上げたことがありますが、そのダルダルで弛緩し切った彼岸の世界のような音楽はなかなかに心地好く、実はわっちは大好きなんですよね~。そのルナの母体となったバンドがこのギャラクシー500なんですけど、ブックオフの500円棚で発見してしまいましたので、ついついゲットしてしまいました。メンバーは歌とギターのディーン・ウェアハム、ドラムのデーモン・クルコウスキー、ベースのナオミ・ヤンの3人でありますが、詳しい事は知りませんけど、ディーンの知らぬ間にデーモンとナオミがデキてしまったので、取り残された気の毒ディーンはイジケてこのバンドをやめて、新しくルナを結成したんだとか。男女混合バンドだったらそんなこともありますわな。

 このブツはそんな愉快なギャラクシー500の1988年のデビュー盤ですが、プロデュースとエンジニアがマニアの間ではめっさ有名なクレイマー(懐かしい!まだ生きてるのかな?)でありまして、インディーロック・ファンの間ではめっさ話題になった・・・なんて形跡は一切無いアルバムであります。あ~そう言えばクレイマーのブツって色々持ってたな~、でも全部売り払ってしまったな~、今時買い直すことなんて出来ないな~、と言うか買い直す気なんて全く無いんですけど、今更クレイマーなんぞに興味無いし。そんなことよりもギャラクシー500でございますが、クレイマー云々に関係無くなかなかにステキなバンドだと思いますよ♪

 まあルナもギャラクシー500も中心人物は気の毒ディーンですから、ルナが好きならギャラクシー500も好きなのは当たり前でありましょう。どちらも似たような音を出すバンドですので。ただ、ルナと比べるとギャラクシー500の方がプログレ的展開を見せるインスト部分が多いので、弛緩した中にも緊張感があるのがなかなか不思議な感じがします。ルナの音楽はもっと寛いだポップソングって感じですから、ギャラクシー500の方がもっとロックバンド的と言えるかもしれませんね。ただ、どちらのバンドの印象もそんなに変わらないのは、気の毒ディーンの腑抜けた歌と陽炎のようにユラユラと鳴るギターの音が一貫して変わらないからでありましょう。

 気の毒ディーンの腑抜けた風呂場の鼻歌ヴォーカルは、あまり存在感が無いように聞こえますけど、実は意外にこの二つのバンドの核になっているのかな~って気がしますね。やる気があるのか無いのかわからない社会生活不適合者のつぶやきみたいな歌声ですが、これが実にナイーヴで優しい味わいを持っているんですよ。そしてサイケな響きを持ったギターが、何とも言い難い不思議な陶酔感をもたらすんですよね~。何と言いますか、全てがいい湯加減の風呂みたいな音なのであります。まあこのユルくてダル~い音を受け付けない方が多いのも事実でしょうけど、後にイギリスで発生するシューゲイザーなんかにも影響を与えたと言われる音ですので、ロックに興味がおありの方にはチェックしてみていただきたいバンドだと思います。
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