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2008’09.23・Tue

AIM APASSARA 「AOK HUK PAI DAENG」

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 タイの中堅どころのルークトゥン~モーラム歌手、エーム・アパサラーの新作です。バンコクのMBK3階にあるブツ屋、メンポーンにてゲットしてきました。この人のアルバムは他に2枚持っていますが、あまり頻繁に聞くことは無いにしても、なかなか上手い歌手として認識しております。しかしアルバムの作りはイマイチ散漫な印象がありますし、存在感としては良くも悪くも中堅どころかな、といった感じでありました。でもこの新作はかなりの力作ですよ。ジャケ写の化粧も気合が入っていますが、歌の方も相当に気合が入っています。


 内容としてはルークトゥンもあればモーラムもありますが、雰囲気的にはターイ・オラタイが歌いそうな、淡々とした感じの切なくてクールな曲が多いですね。しかしターイ・オラタイと比べると歌い口は柔らかくて、とても温かみが感じられる歌です。綺麗な顔に似合わないハスキーなかすれ声も非常にいい感じで、哀愁と共にほのかな色香が漂ってきます。これまでのちょっと淡々とし過ぎる歌と比べると、切々とした熱いソウルが感じられる歌になりましたね。元から実力のある歌手ではありますが、曲と勢いのあるバックの演奏にも恵まれて、その才能を存分にアピールすることに成功した作品をやっとモノにしたと感じられます。歌い続けてて良かったね~、エームさん。


 このアルバムではルークトゥンもモーラムも聞けますが、元々はモーラム歌手のようですので、とにかく歌は非常に上手いですね。細かいコブシ回しも味わい深いです。おそらくこの人、これまでに相当に歌の修行をしてきたのでしょう。叩き上げの底力を感じさせます。本当に素晴らしい歌手ですよ。素晴らしい歌手による良い曲が聞けるアルバムということで、これはどなたにでもお薦めできる作品だと思います。


 ところでバンコクでは屋台やコンビニなんかでルークトゥンを耳にする機会がありましたが、福岡なんかよりは遥かに大都会のバンコクにあっては、何故かあまりルークトゥンが似合うようには感じませんでした。こういう田舎っぽさを持った音楽は、大都会には似合わないという気がしてしまったのですが、それはおそらく私がバンコクの表面しか見ることができなかったからでしょうね。


 でも、もしバンコクでエーム・アパサラーのこのブツの歌を聞くことができていたら、もっと違った印象を持ったかもしれません。華やかな大都会の裏に潜む悲喜こもごもの人間模様を、もっと身近に感じることが出来たかもしれない、などと思う今日この頃でやんす。


3年前のブツ2枚です。化粧の具合なのか、ちょっとおばさんっぽい。
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お前ホンマに同一人物かい!
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あと、コメント欄に試聴を貼り付けておきますので、よろしければお試しを。
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雰囲気だけでもわかっていただけたら、ということで1曲、「Aok Huk Pai Daeng」です。
http://jp.youtube.com/watch?v=C7hY8t_dWBY

ころん:2008/09/23(火) 20:51 | URL | [編集]

確かにバンコクは「ルークトゥンが心にしみるぜ!」といった感じではないですよね。まったりタイポップスの方が断然似合います。
あ、北バスターミナルは田舎者のルツボなのでルークトゥン度がかなり濃いですよ。「上野発の夜行列車降りたときから~」の世界ですかね。

miya@sariga:2008/09/23(火) 22:54 | URL | [編集]

>miyaさん
タイ通のmiyaさんも、バンコクはルークトゥンが心にしみるという感じではないと思われているのですね~。あれだけの大都会ですから、確かにタイポップスの方が似合うと思います。ふにゃふにゃしたFOUR+MODなんかは、まさにピッタリ!といった雰囲気ですよね。
北バスターミナル、ちょっと気になります。次回バンコクへ行った時は、上野発の夜行列車を降りてみようかと…。

ころん:2008/09/24(水) 12:53 | URL | [編集]

 エーム・アパサラー、いい歌手だと思います。ウェーティータイにも登場しますので、Topline社の女性歌手としては、知名度のある方だと思います。
 今回のアルバムはデーン・チタコンとのドゥエットも入っているので、Topline社もそれなりに力を入れているのでは?
 コロンさんは、バンコクでも、中心街にいらしたのではありませんか。サイアムスクエアー等はハイセンスな若者の街です。やや中心地から離れ、市場をうろうろすれば、もうそこは田舎からの出稼ぎ人の世界ですよ。

シライ:2008/09/26(金) 10:47 | URL | [編集]

>シライさん
シライさんもエームが良い歌手だと思われますか。やっぱり良いですよね~。タイでもそこそこ知名度があるとのことですが、そうじゃないとすぐに消えてしまいますよね。
おっしゃる通り、私が行ったのはサイアムスクエア周辺だけです。旅行会社のツアーでは限られた時間しかありませんでしたので、中心街から離れるほどの余裕が無かったんですよね~。次回は色々と行ってみたいと思っております。
ところで「ウェーティータイ」って何ですか?

ころん:2008/09/26(金) 12:36 | URL | [編集]

 対応が遅くて申し訳有りません。
ウェーティータイは毎週土曜日18時-19時にTV5で放送しているルークトゥン中心の公開 生コンサート番組です。
 以前はバンケーのザ・モール、現在は、パパデーンパーサーに常設舞台を設置し、生中継しておりますので、早めに会場に行けば、生コンサートを舞台前で座って見ることが出来ます。
 私はもう60回以上会場に行きました。沢山の常連さんと知り合いになれ、色々コンサート情報を頂いております。終了後、舞台裏へ行けば、歌手に会えるし、歌手に時間があれば、記念写真、サイン、話等のんびりできますよ。人気歌手だと、人が多すぎて無理ですが。
 その他にTV7の生中継が同じく土曜日12時-13時、ラマ2世通りのセントラルであるのですが、こちらはポップス、ロックが中心で、ルークトゥン関係は月に1回程度です。ポップスも聴かれるコロン氏なので、土曜日に梯子すれば、2回確実に生コンサートが見られます。
 私も、TV7でルークトゥンをやるときは、ウェーティータイと梯子をしております。

シライ:2008/11/06(木) 15:27 | URL | [編集]

>シライさん
詳細な情報、ありがとうございます。ウェーティータイの会場に60回以上ですか。流石にシライさんは筋金入りですね~。私なんかはCDは多々聞いておりますが、ルークトゥンのコンサートを生で見たことは一度も無いですから、非常に羨ましいです。ルークトゥンが歌われる現場というものを、私も体験してみたいですね~。
次回タイに行く時は、土曜のハシゴをやってみたいと思います。

ころん:2008/11/06(木) 16:00 | URL | [編集]

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