2008’09.27・Sat

タイのポップス歌手パーンの、07年のアルバムです。ラマ一世通りのスーパー「TESCO LOTUS」の入り口にワゴンで安売りの店が出ていたのですが、そこで買ったブツです。59バーツ也。日本円で約190円ほどですね。一瞬海賊盤か?と思いましたが、プロモーションCDの横流し品でした。だから安売りできるんですね~。
パーンと言えばタイポップス界では誰もが認める実力ナンバーワンの歌手で、私も彼女は大好きです。元々ロック色の強いポップスを歌ってきた人ですが、タイロックの雄であるカラバオと共演したりもして、単なるポップス歌手に収まらないスケールの大きさを感じさせる歌手であります。そんなパーンのこのブツ、聞いてビックリであります。何と、パーンがルークトゥンをやっている!?
ここで聞けるのはロック色が強いロッキン・スタイルでありますが、これがまためっちゃカッコいいんです。ドラム、ベース、ギターを軸に据えたロック・バンド形態のバックの演奏ですので、ルークトゥンと言うよりは、むしろカラバオとの共演の時に聞けた音楽に近いんですけど、本職顔負けのルークトゥン的コブシ回しを聞かせる曲があったり、かと思えば爽やかポップス風の歌を聞かせたりと、馬力で押してきそうなルックスとは裏腹に、実に器用に歌い分けをする人であります。しかも基本的に「歌うのが楽しい」という気持ちが伝わってくる歌声ですので、単純に聞いていて気分がいいんですよね~。パーン、やっぱり最高の歌手であります。今回はカラバオのおっさん達のむさ苦しい歌が出てこないので、最初から最後まで実に爽やかに聞くことができます。カラバオとの共演で「もっとパーンの歌を聞きたい!」と思った方には是非お薦めしたいブツですね。
それにしてもこのブツ、奥が深いですね~。ローカルなタイ色をしっかりと出しつつ、誰が聞いてもカッコいいと思えるようなロッキン・サウンドをベースにして、どんな人にもアピールするだけの魅力を備えていると思います。うーむ、流石にパーンですね。いかつい顔してますが、やっぱり歌は素晴らしいでやんす。
あと、コメント欄に試聴を貼り付けておきますので、よろしければお試しを。
スポンサーサイト