2016’08.10・Wed

MACO 「FIRST KISS」

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 日本の歌手マコの昨年発売の1枚目のアルバムです。この人の顔と名前は以前から知っていましたが、歌を聞くのは今回が初めてであります。わっちは全然興味が無かったんですけど、嫁さんが聞いてみたいってことでレンタル屋で借りてみた次第であります。どういう経歴の人なのかは全く知りませんが(調べる気がしない)、ジャケの雰囲気的にチャイみたいな感じだったらイイな~ってことで。

 ぶっちゃけ言いまして、このマコという人はかなり歌えます。体から声が沸いてくるような歌い方で、軽く歌っているのに声量が豊かって感じなんですよね~。なかなか才能に恵まれた人だと見受けられます。発声がしっかりしていますので歌も実に安定しておりまして、安心して聞けるタイプの歌手であるのは間違い無いかと思います。曲はありがちなR&Bっぽいポップスなんですけど、この声で歌われると実に魅力的に響きまして、ついつい耳を傾けてしまいますね~。

 ただ、注文をつけるとしたら、どの曲でも同じような発声で同じような調子で同じような強さで歌っていますので、歌の表情が変わらないんですよ。それが歌のニュアンスを削いでいると言いますか、続けて何曲も聞いていると段々飽きてくるんですよね~。決して悪い歌ではないと言うか、せっかく良い歌を歌っているのに、押したり引いたりが出来ないから随分損をしているように思います。勿体無い話ですね~。

 まあ配信なんかで単発で歌を聞く分には問題無いでしょうし、曲自体は良いモノが揃っていますから、言ってみれば配信世代にジャストフィットした歌手なんてことが言えるのかもしれませんけど、アルバムをトータルの作品として制作するという意識が無くなれば、このマコみたな「せっかく歌は上手いのにアルバムを聞くとニュアンス不足」みたいな歌手が増えて来るんじゃないですかね~。今やアルバムという概念自体が過去のものになりつつあるんでしょうけど、トータルとして作品をどのように聞かせるかで制作側も「どのように歌を歌うか」に気を使うようになるんだと思います。配信にどんどん偏っている状況というのは、音楽そのものにはあまり良い状況とは言えないのではないかな~と思う、今日この頃なのでやんす。
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ころん 様

もうアルバムを、それもCDで聴くという行為自体が、時代遅れ若しくは変わり者(笑)ということなんでしょうね。
ある意味、昔のシングル・レコードの時代に戻ったという見方も出来るかも知れませんが、シングルはアーティストの本音が出るB面曲が面白かったりしたので、やはり配信とは全然違うと思います。
Apple Musicなどのストリーミング配信の台頭は、レコードの時代をリアルタイムで過ごしてきた者としては少々寂しいものがありますが、それも時代の流れでしょう。
おっしゃるとおり「ニュアンス不足」の歌手が今後は益々増えるでしょうが、聴き手側のポップ・ミュージックに対する愛情が、ストリーミング配信の台頭によってどんどん薄くなってきているというのもまた原因の一端かと。

おやぢ:2016/08/12(金) 07:38 | URL | [編集]

>おやぢ様
こんにちは。
アルバムをCDで聞くのは既に時代遅れかもしれませんが、この楽しみを知っていたらやめられないですよね~♪
配信で音楽を聞くのが当たり前になって来た現状を、「昔のシングル時代に戻っただけ」という人もいますけど、おっしゃる通りワタクシも全然違うと思います。配信は「その曲だけ」ですし、強制的に(?)オマケのB面曲が付いて来たシングルとは全く別物でしょう。B面が面白いというのは、よくあることでしたよね~。
何でもかんでも配信だの何だので聞けてしまう現状って、イイんだか悪いんだかよくわかりませんけど、利便性と引き換えに作り手からも聞き手からも「音楽に対する思い」みたいなものが無くなって来ているように感じられますね。時代の流れとは言え、何だかな~って感じですね・・・。

ころん:2016/08/12(金) 12:55 | URL | [編集]

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