2016’08.15・Mon

LUNACHICKS 「BABYSITTERS ON ACID」

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 メリケンのガールズロックバンド、ルナチックスの1990年のデビュー盤であります。わっちはこの盤を90年代前半のグランジ花盛りの頃にゲットしまして、その頃はグランジなブツを大量に聞いていたんですけど、そんな中でもこの盤はかなり好きな方でありました。その後その手の音楽に飽きて一気に売り払った時にこの盤も一緒に処分してしまったのですが、ちょっと前ぐらいから何故かまた聞きたくなりまして探していたんですよね~。でもこの連中の他の盤はちょくちょく見かけるものの、この盤だけは全然見かけることが無かったのであります。で、つい先日ですが、ブックオフの280円棚でコレが隠れているのを発見しましたので、ここぞとばかりに捕獲したのでありました!

 この盤ってジャケからしてド馬鹿なんですけど、中身もジャケの通りにド馬鹿です。下手クソな演奏でやかましい騒音を撒き散らす「工事現場ハードロック」でありまして、知性の無さ丸出しとでも言いますか、クルクルパーとしか思えない内容であります。グランジ花盛りの頃って同様の頭悪そうなやかましい女子ロックバンドって他にも色々いましたけど、例えばL7とかベイブズ・イン・トイランドとかホールとかビキニ・キル等々、どれもうるさい連中ではありましたが、ルナチックスって図抜けて下手クソでうるさかったかと思います。出てきた当初はあまりに下手過ぎてノイズ・バンドだと勘違いされていたらしいですから、曲を演奏出来るようになっているだけマシなのかもしれませんけど。そんな下手バンドの盤が何故好きなのかと言いますと、下手でやかましい中にも独特のポップなセンスと憎めない愛嬌が感じられるからであります。

 まあこの盤を聞いて、ポップだの愛嬌があるだの感じる人は少ないかもしれませんけど、L7みたいな近づくとオッサン臭がしそうな硬派な(?)連中とは違った感覚があるんですよね~。ちょい女の子っぽい可愛らしさがあると言いましょうか、実際に会ったら物凄くガサツで気分が悪くなるような連中かもしれませんが、音を聞いている分にはカワイイ感じが少しはあるかと思いますけど、いかがでしょうか?それにこの盤、意外に曲が粒揃いでポップなフックを持っているものが多いんですよ。基本はジャンクでグッチャグチャなやかましいロックなんですけど、よく聞くと結構親しみやすいメロディを演奏してやがるのであります。曲は誰が書いているのか知りませんけど、なかなかやるじゃないですか!でもこのポップさってこの1枚目だけで、他のアルバムも持っていましたけど(既に全部売り払いました)この盤ほどイケてなかったですもんね~。

 別にどうでもいいんですが、この盤はBLAST FIRSTなんてレーベルから出ているんですけど、ソニック・ユースとかビッグ・ブラックとかバットホール・サーファーズとか、結構大物のやかましいバンドをリリースしていたレーベルですよね。そんな肥溜めみたいなバンド群の中で咲いた、ちょっとだけカワイイ連中がルナチックスだったワケでございますが、多分この手の音が好きな人の中ではかなり人気があったものと思われます。来日もしてるし。まあ機会があれば耳にしておいても悪くは無い盤かと思います。
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