2016’08.22・Mon

豊崎愛生 「ALL TIME LOVIN’」

ptoyosakiaki002.jpg

 アニメ声優豊崎愛生(とよさきあき)の、今年発売のアルバムであります。この人のアルバムは前に取り上げた事がありますが、ベスト10の最終候補に残るぐらいのなかなかのステキ盤に仕上がっておりました。前から言っていますが、最近のアニメ声優のブツはそこらのJ-POP歌手の盤のレベルを軽々上回るモノがありまして、例えば飯田里穂とか花澤香菜春奈るなとか喜多村英梨等々のアルバムなんかがあるワケでございますが、そんな中でも今回の豊崎さんのアルバムは、素晴らしく充実していると思います。ぶっちゃけ、コレは傑作でありますよ!最近はスキャンダルよりもコッチを多く聞いてるかな~♪

 このアルバムはとにかく曲が充実しているんですよ。1曲目のストリングスを使ったスピード感溢れる曲なんかは、如何にもアニメ声優の音楽というような大袈裟なアレンジですので、コレで萎えてしまうという人もいらっしゃるかと思いますが、ちょっと待って下され。そんな方には2曲目以降を聞いていただきたいんですよ。派手なアレンジは控え目になって、美しいメロディをシッカリと聞かせる作りになっているんですよね~。音楽的にはフォーク・ロックとか昔風のロックンロール、オールディーズ・ポップスみたいな、シンプルな感じの曲が多くなっておりまして(アジアンな美メロ歌謡もあるけど)、言ってみれば渋谷系っぽさのある音楽に仕上がっているのであります。まあ渋谷系がお好きな人がアニメ声優のブツを聞くとは思えませんけど、先入観とか偏見とか無しに聞いていただければ、必ずやこのブツの良さは伝わるかと思います。

 そしてどの曲もメロディが実に良くて、豪華な顔触れが楽曲を提供していた前作よりも今回の方が充実していると感じられます(・・・って、今回は誰が曲を書いているのかよく知りませんけど)。印象に残るメロディは多々あるんですけど、フォークロック調の「クローバー」とか「ディライト」、「シャムロック」なんかは軽快なアレンジと相俟って実に素晴らしい仕上がりになっていますし、シンプルなロックンロールの「Uh-LaLa」や「叶えたまえ」、ロネッツなロックンロール(?)の「恋するラブレター」なんかは悶絶する位にキュートであります。そんな中で安藤裕子が書き下ろしたラストの「一千年の散歩中」が、めっさ美しく響くのでありますよ。う~む、素晴らしい。

 非常に充実した楽曲群が揃っておりますが、主役は勿論豊崎さんの歌であります。まあ豊崎さんって全然上手い歌手ではありませんし、アニメ声優ですから当然アニメ声で歌う人であります。ただ、アニメ声とは言っても匿名性の高い如何にもアニメキャラ的な声ではなくて、声そのものに豊崎愛生という生身の人間を感じさせる所がよろしいかと思います。歌唱力云々ではなくて愛嬌で歌うタイプ(?)の人ではありますが、心を込めて丁寧に歌っているのが伝わって来ますし、楽しんで歌っているな~って感じられるのが好ましいです。これまでアニメ声優歌手の中では花澤香菜か飯田里穂が一番かと思っていましたが、このブツで断然豊崎さんになってしまいましたね~♪
スポンサーサイト

Categorie日本  トラックバック(0) コメント(0) TOP

Next |  Back
Post your Comment











 管理者にだけ表示を許可
この記事のトラックバックURL