2016’09.27・Tue

VIOLENT FEMMES

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 80年代の初めから中頃にかけてのメリケンで、ペイスリー・アンダーグラウンドと呼ばれるムーヴメントがありました。その流れから出て来たバンドで一番有名なのがR.E.M.でありますが、他にバングルスなんかもめっさメジャーになりましたね。まあ変な連中が多々おりまして、例えばレイン・パレード、ドリーム・シンジケート、グリーン・オン・レッド、ロングライダーズ等々、わっちはめっさ好きだったんですよね~。そんな中でも一際おかしなバンドがこのヴァイオレント・フェムズなる3人組でありまして、アコースティック・ギター、アコースティック・ベース、スネアとちょっとした太鼓だけで奏でられるスッカスカな音がかえって強烈なインパクトを残すという、実に不思議な連中でありました。この連中ってプリテンダーズのクリッシー・ハインドに見出されてデビューしたという話ですけど、本当かどうかは知りません。

 この盤は1984年に発売されたこの連中のデビュー盤ですが(ブックオフの500円棚で発見!)、建物の窓を覗く少女の写真のジャケが何だか妙に不気味で、高校生だった当時のわっちには実に印象的だったんですよね~。ですのでめっさ聞きたいブツではあったのですが、当時はカネなんて全然持っていませんでしたしレンタル屋にも置いてありませんでしたから、結局聞けたのは大学に入ってからでありました。念願叶って中古盤屋でLPをゲットした時はめっさ嬉しかったんですけど、音を聞いてみてわっちはズッコケたんですよね~。コレをスッカスカと言わずして何をスッカスカと言うかという音で、まさに「何じゃこりゃ?」って感じでありました。しかし繰り返し聞くうちに段々と面白くなって来まして、ペイズリー・アンダーグラウンドの連中の中では一番好きなバンドの一つになったのでありました。

 音楽的にはスッカスカで素朴なロックンロールなんですけど、ベースがグイグイと音を引っ張って行く感じで、意外なほどドライヴ感と力強さがあるんですよね~。曲によってはエレキ楽器に持ち替えて演奏していますが、これが原始ロックンロールみたいな感じで実にカッコいいんですよ。ブッキラボーな歌もこの音楽性にはピッタリとハマっていまして、下手クソではあってもなかなか聞かせてくれますね。まあポップさのカケラも無い音楽ではありますけど、アンダーグラウンドな連中ですから演奏する側も聞く側もそんなモノは端から求めていませんし、簡素な演奏から感じられる過激なロックンロール衝動が実に面白いワケであります。

 この連中は確か85年に2枚目のアルバムを出していますが、その後の活動はどうなったのか、わっちはよく知りません(調べればわかるんでしょうけど、面倒なので調べる気がしない)。まあ長続きしようと突然空中分解しようと、コレだけユニークで強烈に変な盤を残したワケですから、それだけでも存在意義はあったんじゃないですかね~。今時ヴァイオレント・フェムズなんて知っている人は殆どいないと思いますけど、過激に簡素でパンクなロックンロールを聞いてみたい人にはお薦め致します~♪
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