2016’09.29・Thu

MINOR THREAT 「COMPLETE DISCOGRAPHY」

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 マイナー・スレットなんて言っても誰も知らないかと思いますが、1980年代初頭にちょっとだけ活躍してすぐに解散したメリケン西海岸のハードコアパンクバンドであります。ヴォーカルがイアン・マッケイというおっさんなんですが、メリケンのハードコア・シーンではめっさ有名な人でありまして、マイナー・スレット解散後はフガジなんてバンドを結成しております(活動休止中ですが)。わっちはフガジは結構好きで、ブツを何枚か持っていたんですけど、現在は1枚も手元に残っておりません。

 イアン・マッケイという人が有名なのは、「ストレート・エッジ」なる思想を音楽活動に持ち込んだからであります。それは何かと言いますと、酒・タバコ・ドラッグ・女遊び(男遊びも?)を否定するという、それまでのロックに付きまとっていた「セックス・ドラッグ&ロックンロール」みたいな自堕落な生活を問い質すという考えでありますね。言ってみれば「『世の中はクソだ!』なんて言って自堕落な生活を送っているヤツだってクソだ!オレはクソじゃねえしクリーンな生活をしてクリーンな頭でちゃんと物事を考えるぜ!」ということであります。反体制イコール反社会的で自堕落、という図式を変革しようとしたワケなんですよね~。そこが凡百のパンクバンドとは根本的に違っていたのでありました。めでたしめでたし!・・・イヤイヤ、別にめでたくはないんですけど、わっちはその思想に共感する部分もありますが、まずは音楽が面白くないと意味がありません。実はこのバンドの音楽を聞くのは初めてなんですが、とりあえずはジックリと聞いてみましたよ!

 音楽としてはハードコアパンク以外の何物でもないシロモノですが、とにかく早く速く演奏するということをモットーとしていただけに、猛烈なスピードでせわしない演奏を矢継ぎ早に繰り出して来ます。殆どの曲が1分台ですので、次から次へと曲が移り変わって行くんですけど、どの曲も同じように聞こえるんですよね~。「早く速く」の曲ばかりですから、金太郎飴的になるしかないって感じですが、歌詞にはストレート・エッジ思想が込められているんでしょうけど、そんなモン英語がわからない日本人のわっちが聞いたって理解出来ませんし、そもそもわっちは歌詞なんて重視してないし。

 というワケで全て同じに聞こえるこの盤、ぶっちゃけ言うと聞く価値無し!・・・とは言い切れないのが不思議なんですが、チンピラがギャーギャー喚き散らしているだけの、音楽的には薄っぺら極まりないモノではありますが、何かヤリたいことがあって猛烈に全力で取り組んでいるという姿勢とか熱意が伝わって来ますので、なかなかに微笑ましいんですよ。金太郎飴的とは言っても、このブツの後半ではちょいと工夫した音楽を展開していますしね~。まあ特にお薦めするようなブツではありませんが、機会があれば聞いてみるのも一興かもしれませんよ!
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