2016’11.07・Mon

KEOLA BEAMER 「MAUA KEA-WHITE MOUNTAIN JOURNAL」

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 ウィンダム・ヒルの有名人気ピアニスト、ジョージ・ウィンストンがヤッテいるダンシング・キャット・レーベルから1997年に発売されました、現代スラックキー・ギターの第一人者と言われるケオラ・ビーマーのアルバムであります。スラックキー・ギターの第一人者と言えば、わっちにとっては何と言ってもサニー・チリングワースなんですが、世間一般の評価はケオラ・ビーマーの方が高いのかな?どちらにせよ、わっちはスラックキー・ギターが好きですので、ブックオフの280円棚でこの盤を見つけて大喜びでゲットした次第であります。このおっさんの名前は昔から知っていますが、聞くのは今回が初めてですし。

 とりあえずは自室のオーディオで再生してみたところ、めっさイイ音が飛び出して来ました。流石にハワイアン大好きなジョージ・ウィンストンがプロデュースしているだけのことはあります。紡ぎ出される一音一音がシッカリと聞き取れるのがステキであります。ソロ演奏ですので、ギター以外に余計な音が入っていないというのもイイですよね~。勿論おっさんの腕前は確かですし、ギターもめっさ良いモノを使っていると思われますので、音の粒立ちがめっさイイんですよ。曲は「如何にも」なハワイアンが揃っていますので、スラックキー・ギターのアルバムとしてはまさに完璧!というような1枚なのではないかと思います。

 ところが!であります。コレだけ良い要素がシッカリと揃っているにも関わらず、わっちはイマイチ好きになれないんですよね~。それは何故かと言いますと、ココに収録されている音楽って、まるで「クラシック・ギターの村冶香織がハワイアンを弾く」みたいな感覚があるからであります。村冶香織はルックスが良いので好きなんですが、基本クラシックの演奏家ですので、ポピュラー音楽のノリがわかっていないと言いますか、端正で美しい演奏はするんですけど、ただそれだけって感じなんですよね~。このおっさんも、何だかそんな雰囲気なんですよ。このおっさんはもしかしたらクラシック好きなのかもしれませんが、芸術家肌な分ポピュラーのノリよりもクラシック的な端正な演奏を優先しているような感覚があるんですよね~。ですので、美しいんですけどニュアンス不足って気がするのであります。

 なるほどなるほど、ケオラ・ビーマーってこういうタイプのギタリストだったんですね。上手いのは間違い無いんですけど、スラックキー・ギターのホンモノの達人サニー・チリングワースと比べてみれば、決定的に違うモノがあるって感じですね。クラシックのピアニスト、ラベック姉妹がジャズを演奏したら、上手いけど全くジャズじゃなかった、みたいな。単に美しい演奏を聞きたいのならこの盤で十分OKかと思いますが、ポピュラー音楽としてのハワイアン・スラックキー・ギターを聞きたいのなら、あまりお薦めは出来ない盤なんじゃないかな~と思う、今日この頃なのでやんす。
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