2016’11.15・Tue

酩酊音楽酒場~TOUMANI DIABATE 「KAIRA」

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 みなさん今晩は。ヒワイイ大使のななみーですよ~♪今回の「酩酊音楽酒場」で取り上げるのは、マリのコラ奏者トゥマニ・ジャバテの1987年のソロ・デビュー盤「カイラ」ですよ~。トゥマニさんはグリーオの家系の人ですけど、グリーオって言えばクヤーテ・ソリ・カンディアみたいにピーンと張り詰めた物凄く強い声で歌う人ってイメージがあると思いますが、このアルバムには歌は一切入ってなくて、全編トゥマニさんのコラ独奏になっています。あ、このブツの裏表紙に注意書きがあるんですけど、この盤はオーバーダブは一切無しで、トゥマニさんのコラ1本だけで演奏してますって。確かに、この盤を聞いたらとても1本の楽器でこれだけの音を出しているなんて思えませんしね~、注意書きは必要でしょう。

「音がいっぱい出てますよ!」byななみー
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 ところで、グリーオ系の音楽で歌が入ってなくてコラだけの演奏なんて、これまで聞いたことがありません。どうやら歌無しのコラ独奏盤というのは、この「カイラ」が音盤史上初めてだったようですね。それまでコラという楽器は歌の伴奏に使われるモノであって、器楽曲なんて存在していなかったということですから、言ってみれば常識破りの画期的な作品だったということですね~。でも聞いてみれば、物凄くシンプルなのにイマジネーションが広がって行くとても豊かな音楽になっていますし、どうしてそれまで誰もコラだけのインストをやらなかったのかが不思議に思えて来ます。コラは歌の伴奏楽器という伝統を覆す人が、他に誰もいなかったんですね~。

 それにしても、トゥマニさんのコラが奏でる美しくて心地好い音世界は一体何事?って感じですよね~。ハープに似た音と言えばわかりやすいと思いますけど、とても繊細で可愛らしい音で、しんみりと耳に優しく寄り添ってくるんですよね~。バカころんがコラの音を表す時によく使う表現ですけど、「まるで宇宙と交信しているかのような」感覚もありますし、自分の内面と深く向き合って瞑想しているような感覚もありますし、要はとっても奥が深い音楽なんだと思います。この盤を聞いて思い出すのはカンテ・マンフィーラさんのカンカン・ブルース・シリーズなんですけど、特に1枚目の「トラディション」の静謐で温かい世界に良く似ていると思います。マンフィーラさんのは歌入りですけど。

 この盤はトゥマニさんのコラ1本だけで演奏されているワケで、極めてシンプルな音世界ではあるんですけど、パッと聞いただけでは単調でモノトーンな感じに聞こえるかもしれませんが、ジックリゆったりと耳を傾けていると、素晴らしく色彩感豊かなことに気が付くと思います。心のリラックスが進むほどに豊かな世界が聞こえて来そうで、ストレス社会で常に心を擦り減らしているような人にはピッタリの音楽なんじゃないかって気がしますね~。

 以上、コラ独奏のステキ音楽を取り上げてみました、「酩酊音楽酒場」でした。DJは私、ヒワイイ大使のロリロリ担当ななみーがお送りしました。それじゃあ、またね~♪
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