2008’11.02・Sun

FHONJAR PARPIROM 「TOE HAI TAI KOR MAI RARB」

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 10月12日のネタで、タイに行った時にセントラル・ワールドのメンポーンという店で2枚のブツを店員の兄ちゃんに薦められ、どっちも持っていると思って買わなかったという話を書きました。その内の1枚はタイから帰ってきて調べてみたら持っておらず、サリガレコードさんのセール品でそのブツのVCDを見つけたので買ってみたのですが、それがこのフォンジャー・パーピロムの06年のアルバムです。


 そのメンポーンという店、サリガのmiyaさんのお話では売れ残りをしつこく薦めてくる鬱陶しい店ということでしたので、もしかしたらこのフォンジャーのブツも売れ残って当然の下らない内容なのかな?などと思っていました。


 恐る恐るVCDを再生してみると、出てきたのは研ナオコと川島なお美を足したようなビミョーな顔をした歌手でした。昔陸上で活躍したフローレンス・ジョイナー(っていましたよね?)みたいでもあります。「うわ、きっつい顔やな~…」とかなり引いてしまったのですが、音の方は意外や意外、実に良く出来た作品なのでありました。


 この人の歌はルークトゥンであることに間違いはありません。しかしやっている音楽がかなりルークトゥン離れしています。もちろんいかにもルークトゥンという曲も入っているのですがそれはむしろ少なくて、大半はかなり洗練されたポップス系の音であります。グロリア・エステファンみたいな洗練されたラテンポップス風とか、アイドル歌手なんかが歌ってもおかしくないような爽やかポップス風やら、アンプラグドなロック風のものとか、かなり色々な要素がぶち込んであります。


 特にフュージョンっぽい音作りで、パッと聞いたところではまるでフィリピンのAOR風のポップス?と勘違いしてしまいそうな、ルークトゥンと言うにはあまりに洗練された曲にはかなり刺激を受けますね~。ルークトゥン風味のシティ・ポップスとでも言うべき音作りには感心してしまいました。


 この人、顔がイケてない分(?)歌はそこそこイケてます。コブシ回しはルークトゥンなんですけど、音作りの影響で実に洗練されているように聞こえ、田舎っぽさはあまり感じられません。まあそれが薄味に感じられて物足りないと言う方もいらっしゃるでしょうが、軽妙な洒落っ気が感じられる歌い口は、わっちには魅力的に聞こえるのでやんす。


 ルークトゥンの節回しを持ったシティ・ポップス、いいじゃないですか。やるじゃん、フォンジャーさん!顔がイケてなくても、これだけ歌えるなら私は応援します…って、このアルバム1枚残しただけで音沙汰無くなってしまってますね、この人。一体どこへ消えてしまったのでしょうか?


あと、コメント欄に試聴を貼り付けておきますので、よろしければお試しを。
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1曲だけ試聴が見つかりました。このブツの1曲目のタイトル曲「TOE HAI TAI KOR MAI RARB」です。爽やかなポップス風味で、とても聞きやすいですよ。
http://jp.youtube.com/watch?v=ggoGHch5_HM

ころん:2008/11/02(日) 00:44 | URL | [編集]

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