2016’12.20・Tue

LAURA ALLAN 「LAURA ALLAN」

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 先日、スチングの新作を買おうと思ってタワレコに行ったのですが、輸入盤で2000円とあまりに高いので即座に諦め、他に何か面白そうなのがないかな~と思ってツラツラとブツを漁っていたところ、これまで見たことも聞いたこともないラウラ・アランなる歌手の1978年のブツを見つけました。オビを見ると「もう一人の隠れたウェスト・コーストの才気溢れる女性シンガー・ソングライター」なんて書いてありまして、この人が「もう一人」なら、元々の一人は誰のこと?などと思いつつ、ジャケからして何だかイケてそうですので試しにゲットしてみた次第であります。

 また、オビには参加ミュージシャンの一覧表みたいなのがありまして、ジェフ・ポーカロ、ジム・ケルトナー、ワディ・ワクテル、デヴィッド・グリスマン、ヴァレリー・カーター等々めっさ色々な連中が大挙して参加しているんですよね~。何だか参加ミュージシャンのネタで内容を誤魔化そうとしてんじゃね?な~んて気にもなって来るのですが、とにかくわっちはこの時代の洋楽には極めて疎いですので、とりあえずは楽しみに聞いてみた次第なのでありました。すると聞こえて来たのは、快活でありつつ極めてスムーズで耳ざわりの良いAORサウンドで、思わず身を乗り出してしまったりして。う~む、やっぱり70年代後半のAORはエエ音するな~なんて思いつつ、浸っているのであります。まあこれだけ名の知れた連中が大挙して参加しているワケですから、そりゃあエエ音になって当然なんでしょうね~。

 音楽的にはソウルとかフォークなんかをベースにしたAORでありまして、上述の如く極めてスムーズで心地好い作品になっております。最近良く使われる言葉で言えば、「オーガニックな」ロックなんて表現が出来るんじゃないでしょうか?音楽を言い表す時のオーガニックという言葉がどんな意味なのかはイマイチよくわかりませんが、シンセとか機械的な処理とかに頼る所の無い、人間の力でジタバタと(?)演奏する、有機的に色々な音が結びついた自然な音ということであれば、その通りの音楽だと思います。ゆったりとリラックスした音は、アランさんが書くエヴァーグリーンなメロディと実によく合っておりまして、忙しい日常の中でホッと一息つける時間を演出してくれることでしょう。

 あと、アランさんの歌なんですが、ハッキリ言って全然上手くはありません。ちょっと素人っぽい不安定さがあって、例えて言えばリッキー・リー・ジョーンズみたいなヘタウマな歌なんですけど、何故か聞いている内に妙にハマって来ると言いますか、人の良さを感じさせるのがよろしいかと思います。多分ですけど、そんな人の良さがあるからこそ、ウェスト・コーストの名の知れたミュージシャンが大挙してこのアルバムに参加しているのでありましょう。う~む、実にステキじゃないですかアランさん。全く知らなかった人ですけど、ゲットして良かったと思います!ところで、アランさんが「もう一人の」女性シンガー・ソングライターなら、元々の一人は一体誰なのか?未だに解けない謎であります。
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