2017’02.07・Tue

ALFREDO GUTIERREZ 「EL PALITO」

palfredgutierrez001.jpg

 コロンビアのパジェナートという音楽をヤッテいるおっさんアルフレード・グティエーレスの、1990年に発売された20曲入り日本独自編集盤であります。先日のクリスマスの関西の旅で、難波中のブックオフにて発見致しました。500円也~。このおっさんの名前は学生の頃から知っておりまして、実は「EL PALITO」と題されたオリジナルのLPなんかも持っていたんですけど、あまり聞く気になるジャケではありませんので、どんな内容だったのかは全く覚えておりません。そもそもこのおっさんがヤッテいる音楽がパジェナートということも、スッカリ忘れていましたし。

 ところで日本ではコロンビアの音楽と言えば、2拍子のリズムが特徴的なちょいと貧乏臭い雰囲気の音楽「クンビア」が有名ですよね。DJ達のネタとして取り上げられ、若い世代に何故だか妙に面白がられて世界的に大流行しましたし(現在も流行ってるのか?)、特にクアンティックとかいうおっさんの貢献度が大だったように記憶しております。まあクンビアの何がそんなにウケたのかはわかりませんが・・・。で、このおっさんがヤッテいるパジェナートですが、クンビアと同じ2拍子系の音楽で、表面的にはクンビアと似たような音楽であります。特徴はアコーディオンと朗々と声を張り上げて歌うヴォーカルにありまして、どうやらこの特定のスタイルにハマっていなければパジェナートとは言えないようであります。

 聞いた感じではクンビアみたいな貧乏臭さはあまり無くて、歌が朗々としている分活力溢れる音楽に感じられますね。クンビアは黒人系の音楽ですけど、パジェナートは聞いている限りでは白人系の優雅な舞曲の影響が強いように感じられまして、メキシコの歌曲とかプエルトリコのヒバロ、ペルーの山岳地帯のフォルクローレに似た感覚もあると思います。勿論グティエーレスの音楽にもそんな要素はビシバシに感じられまして、アコーディオンを使っていない曲とか、安っぽいシンセの音を使いまくった安直な曲なんかもあったりしますけど、パジェナートの複雑怪奇な成り立ちに興味を抱かせるに十分な魅力を放っていると感じられますね~。

 まあこのグティエーレスというおっさんは、面白いと思ったことはあまり考えることなくケーハク&安直に取り入れてしまう人のようで、子供相手に小銭を巻き上げるインチキ手品師みたいなアコギな雰囲気がプンプンに漂っています。しかしその分大衆音楽的な猥雑さとかパチモンの哀感みたいな感覚を見事に体現している人でもありまして、聞くほどに興味が尽きないんですよね~。イヤイヤ、実に面白いではないですか、アルフレード・グティエーレス。学生の頃聞いたクセに全然記憶に残っていないなんて、やっぱりわっちの耳は節穴なんですね~。よ~し、グティエーレスで俄然コロンビア音楽に興味が出て来ましたので、今後はパシージョとかエストゥディアンティーナとかも含めて白人系音楽を中心にブツを探そうかな~。黒人系のクンビアは流行っているので手を出したくない、ヒネクレころんなのでやんす~♪
スポンサーサイト

Categorieラテン  トラックバック(0) コメント(2) TOP

Next |  Back
褒めてるんだけ貶してるんだか分からないレビューですね(^^;)。クンビアは聴いた事があるんですが、パジェナートは知らないもので、こんど調べて聴いてみようと思います!ワールドミュージックにぜんぜん詳しくないくせに興味だけは深々なもので、いつも参考にさせていただいてます!

BACH BACH:2017/02/08(水) 12:45 | URL | [編集]

>BACH BACHさん
こんばんは。
勿論貶しています…イヤイヤ、褒めておりますよ!このおっさんはケーハクなパチモンっぽさが面白くて、興味の尽きない人であります。パジェナートを聞くなら他にもっと良いモノがありますけど、このおっさんも外せないですね~。
とりあえず、クンビアもイイけどパジェナートもね!ということで、機会があれば是非お試し下さい。

ころん:2017/02/08(水) 22:18 | URL | [編集]

Post your Comment











 管理者にだけ表示を許可
この記事のトラックバックURL