2017’02.10・Fri

CUMBIA CUMBIA

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 コロンビアの音楽クンビアの2枚組編集盤であります。2012年にワールドミュージッカーの間では有名なレーベル、ワールド・サーキットから出ていますが、音源はコロンビアの著名なレーベル、フエンテスのモノを使用していて、1954年から1988年までの全30曲が収録されています。クンビアの音源をこれだけまとめて聞けるのはありがたいですけど、こんなモノが一体誰に売れるのか、疑問ではありますね~。まあ日本を含めてクンビアは世界的に流行していますから、売れるっちゃあ売れるのかもしれませんけど。

 ところで、先日取り上げましたパシージョは高原の都市部で発達した白人系の音楽ですが、クンビアは北側の沿岸部で発展して来た黒人系の音楽であります。おそらくですけど、それぞれの音楽的な交流なんて無いんでしょうね。コロンビアって白人系音楽と黒人系音楽がスパッと分かれて存在していますし、もしかして白人系と黒人系(インディオもいますが)が住み分けているんでしょうかね~。クンビアの特徴はレゲエにも似たゆったりとした2拍子のリズムですけど、コレが何故DJ世代の連中に大ウケしたのかは知りませんが、聞いて一発でそれと分かる音楽ですよね?しかも何だか貧乏臭いと言いますか、背中を丸めて下を向いて歩いているような活力の無さや、やるせない気だるさとかイジケた感じがあるのが、2拍子のリズム以上の大きな特徴だとわっちは思っています。

 それにしてもクンビアを覆う、この倦怠感みたいな気だるさとか哀感って、一体何事なんでしょうかね~。こういう音楽って他にあまり無いかと思いますが、強いて言えば初期の頃のレゲエとかアメリカのカントリー・ブルースとかに似た感覚があるのかな?という気がしますね。レゲエやブルースは搾取されまくった行き場の無い黒人達の恨み・嘆き節みたいなところがありますけど、コロンビアの北部沿岸地域ってそんなに黒人達が搾取されていた場所なんでしょうか?とりあえず、この盤に収録されている曲でもそんな雰囲気は濃厚に漂っていると思いますね~。ただ、色々なタイプの演奏が収録されていまして、例えばパジェナート風とかブラスバンド風、ドミニカのメレンゲ風等々、クンビアの音楽的な広がりを実感出来るところは実に興味深いかと思います。

 まあ人によって感じ方はそれぞれですから、クンビアをめっさ楽しい音楽として聞いておられる人もいらっしゃるかとは思います。でもわっちはどうしてもこのショボクレた倦怠感とか哀感を強く感じてしまいまして、聞いていて楽しいという気分にはならないんですよね~。ケーハクでテキトーなわっちなんぞには、ちょいと荷が重い音楽かな~って気がしてしまうのでありますよ。こういう音楽がDJネタとは言え世界的に盛り上がったなんて、何だか不思議な気が致します。まあブルースもレゲエも重苦しい音楽なのに世界的に盛り上がったワケですから、クンビアが世界的に流行ってもおかしくはないんですけど、何だかクンビアってよくわからない音楽だな~って気がして仕方のない、ころんなのでありました。
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