2017’02.17・Fri

LA LEYENDA DE LA ESMERALDA

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 先日ジューリ・ブエナベントゥーラの盤を取り上げた時に、コロンビアの音楽に興味があれば「エメラルドの伝説」というコンピレ盤を探すことをお薦めします、なんてことを書いた手前、このボログでも取上げないワケには行かないかな~ってことで、今回ネタにする次第であります。この盤は日本独自編集盤で、選曲と解説は田中勝則氏です。全24曲収録されていて、謎が多いコロンビアの多様な音楽を幅広く集めて1曲1曲に詳細な解説が付けられていますので、コロンビア音楽入門編としては最高のアルバムになっていると思います。と言いますか、後にも先にもこれ程までに優れたコロンビア音楽編集盤は、他に存在しないんじゃないですかね~。聞いて楽しいのは当然ですが、資料的な価値も甚大であると思います。

 収録されているのは、前半は首都のボゴタ周辺で発展した白人系の音楽が中心で、パシージョ、バンブーコ、ブンデ、サンフアネイロ、ルンバ・クリオージャ、ガレロン、ホローポ・・・って、書いていても一体何が何だかワケがわからない音楽が「これでもか!」とばかりにギッシリ詰まっています。後半は黒人系の音楽が中心となっていて、パセーオ、メレンゲ、ポロ、クンビア、メレクンベ、ガイタ等々、コチラも何が何だかワケがわからない音楽がズラリと並んでいます。どれもこれも貴重で珍しい録音ばかりで非常に興味深いのですが、ワケがわからないとは言っても音楽としては楽しいモノばかりですので、聞いていて単純に面白いと思いますね~。

 わっちはどちらかと言えば前半の白人系の優雅な舞曲風の音楽の方に興味がありまして、特にギター中心のストリングバンドにクラリネットをプラスしたスタイルのバンブーコに興味津々であります。打楽器を使っていないので黒人的な要素は稀薄になって来るのですが、一説によるとバンブーコはアフリカ起源とのことで、一体何がどうなったらこんな白人的なアフリカ起源の音楽が出て来るのか、全く意味不明であります。出来ればバンブーコの盤を色々と聞いてみたいな~なんて思ったりして。まあ黒人系の音楽も面白いモノが目白押しですので、興味は尽きませんね。ポロと呼ばれる14曲目のブラスバンドの演奏の素晴らしさなんかはニューオーリンズのブラスバンドにも通じる感覚がありますし、同じくポロの15曲目のジャズっぽさも面白くてたまりません。

 まあ何にしても興味津々の音源ばかりですので、聞くほどにコロンビア音楽の泥沼にハマってしまいそうになりますが、残念ながらコロンビア音楽なんて日本ではクンビアしか手に入らないでしょうし、おそらくコロンビア音楽をちゃんとリリースしているレコード会社なんて無いんじゃないですかね~(地元はどうか知りませんけど)。いくら興味を持ったところでどうしようもない、それがコロンビア音楽の現状なんじゃないかと思いますが、機会があれば色々と聞いてみたいな~と思っております。
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