2017’02.24・Fri

ABASS AKANDE OBESERE 「CAPTURED LIVE USA ‘94」

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 ナイジェリアのフジの歌手アバス・アカンデ・オベセレの、1995年のアルバムであります。先日のクリスマス関西旅にて神戸の中古盤屋でゲットしたブツでございます。フジのブツなんてなかなか手に入りませんから、見つけた時は思わず握り締めてしまったのですが、このブツはナイジェリア盤ではなくてアメリカで発売されたブツのようですね。何故アメリカ盤なのかは知りませんけど、劣悪な品質のモノが多いナイジェリア盤よりはアメリカ盤の方が安心ですし、ナイジェリア人コミュニティがアメリカの中にあってある程度の需要があるのでしょう、きっと。

 ところでわっちはオベセレなんて歌手は全く知らなかったのですが、フジのマイケル・ジャクソンと呼ばれて本国では大スターなんだそうです(現在はどうなのか知りませんけど)。1965年生まれらしいので、先日取り上げましたキング・ワシウ・アインデ・マーシャルの次の世代の歌手にあたるようですね。ということは、アデワレ・アユバと同世代になります(アユバは確か1966年生まれ)。とは言っても現在は既に50歳を超えているワケでありまして、下の世代の歌手が続々と出て来ているはずなのですが、残念ながらわっちは現在のフジのことは全く知りませんので、フジの現状をご存知の方は是非お教え下さいませ~♪

 とりあえずはこのブツが出た当時、オベセレは30歳前後だったワケでありまして、次世代のフジを担う若手として勢いに乗っていた頃かと思われます。それはこのギラついた顔のジャケからも想像は付くのでありますが、実際に音を聞いてみますと、意外なことに大人しい感じがするんですよね~。フジ特有のパーカッション群とイスラミックなヴォーカルという構成ではあるのですが、熱気が噴出して来るバリスター部長とかワシウ、アデワレ・アユバなんかに比べると、パーカッション群の演奏は随分機械的でクールな感じに聞こえます。そしてオベセレの歌の方も、イスラミックなコブシ回しが巧みで実に上手いと思うのですが、やはり迫力控え目と言いますか、クールな感覚の方が強いと感じられますね。ちょい若い世代なので、上の連中よりは醒めた感覚を持っているのでしょうか?

 ただ、4曲目で「FUJI/ SAKARA RAP」という5分程度の短い曲をヤッテるんですけど、コレが実に素晴らしいんですよ!呪術的とも言えるつぶやく様な歌い方と、おどろおどろしく響くパーカッション群の音が、マグマのように蠢く底知れぬ不気味なパワーを感じさせるのであります。サカラはフジのルーツの一つと言われる音楽ですが、フジとは感触が違ったサカラをシッカリと演奏出来る辺り、オベセレがフジの伝統をちゃんと受け継いでいる歌手ということが窺えますね~。なんてことを考えると、これまで機械的でクールに聞こえていたオベセレの音楽が、何だか有機的なパワーを秘めた音楽に聞こえて来てたりして・・・って、相変わらずテキトーでエエ加減なわっちの耳、情けなくて涙が出て来ますわ。
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