2017’03.06・Mon

MARIA ANA BOBONE 「SENHORA DA LAPA」

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 ポルトガルの歌手マリア・アナ・ボボンの1998年のアルバムです。実は全く見たことも聞いたことも無い歌手なんですけど、たまたまブックオフの500円棚で見つけまして、ジャケの雰囲気もイイ感じでしたので試しにゲットしてみた次第であります。先日カティア・ゲレイロの盤をネタにしましたし、ファドにちょいと興味が出て来ましたので。ただ、オビを見ますと「天使のような美しい歌声と、ハンブルク・スタインウェイのフル・コンサート・ピアノの響き合いが、リスボンのゴシック教会に満ち溢れる!」なんて書いてありまして、「ん、ファドではない音楽なのかな?」なんて思ったりして。

 で、実際に聞いてみますと、これは全然ファドではないですね~。オビに書いてある通り、ゴシック教会に響き渡る賛美歌みたいな宗教音楽的雰囲気を醸し出しております。かなり厳かな感じがありまして、わっちみたいな不届き者にはちょっと近寄り難いって気もしますね~。基本的にピアノの伴奏と歌だけの音楽なんですけど、純化された美しさがシッカリと感じられますし、意外な色彩感もありますので単調ということは全然無くて、途中で聞き飽きるということは無いんじゃないかと思います。そして、多分ですけど、この美しいピアノの響きはクラシック好きの方には結構親しみ易いんじゃないかと思いますね~。ポピュラー音楽的なノリとかスウィングとかがあるピアノではないですから、拒絶反応が出る人もいらっしゃるかと思いますけど。

 ちょいクラシック的な感じがする音楽ではありますが、マリアさんの歌はクラシックのキンキンうるさい唱法ではありませんのでご安心を。ファドの歌い方を取り入れた部分もあると感じられまして、良く響く朗々とした歌を聞かせてくれますが、ファドの歌手みたいに強い歌というワケではなくて、聞く者を癒すような優しい響きがあるのがよろしいかと思います。ファドに親しまれている方にはそこが物足りないと感じられるかもしれませんが、わっちみたいなファドがちょい苦手な者には、このソフトさが丁度イイって感じであります。この声で本格的なファドを歌ってもらえたら、わっちは大ファンになってしまうかもしれませんね~。

 まあぶっちゃけ言いますと、ポピュラー音楽的なノリを持った音楽ではありませんので、聞いていてそれ程楽しいと感じられるタイプの音楽ではないと思います。でもエンヤなんかの音楽と同じような美しさがありますし、心を静かにする鎮静効果があると思われますから、ちょいと心を落ち着けたい時なんかにはかなり効くんじゃないですかね~。忙しくてイラつくことが多い日常を過ごしているわっちみたいな人間は、折に触れて聞くべき音楽なのかもしれませんね。
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