2017’03.07・Tue

CHIQUITO TEAM BAND 「LA INDUSTRIA SALSERA」

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 プエルトリコのバンドだと思われますチキート・チーム・バンドの、2014年のアルバムであります。ブックオフの280円棚で見つけたブツなんですけど、ケース裏に「DISTRIBUTED IN USA & PUERTO RICO」なんて書いてありましたので、最近のプエルトリコのサルサバンドのブツなのかな?と思ってゲット致しました。最近のサルサ事情なんて全く知りませんし、一体どんな音を出しているのかめっさ気になるじゃないですか。あまりイケてなさそうなジャケではありますが、もしかしてヒップホップなんかを取り入れた勢いのあるサルサを展開しているかも知れませんし。

 などと思いながら聞いてみたこのブツでありますが、これはこれは、なかなかイケてるではないですか!言ってみれば実に真っ当なサルサなんですけど、奇を衒わないストレートな演奏ぶりが非常に好感度高いです。おそらく世代的にはロックやヒップホップなんかにもドップリと浸かって来た連中じゃないかと思うんですけど、あまりそんなことを感じさせる音ではないんですよね~。チャラそうに見えるジャケのルックスとは裏腹に、70年代のサルサが大爆発していた頃の音をお手本としているみたいな感じの、勢いに溢れるストイックなサルサをヤッテいるのでありますよ。へ~、最近のサルサ・バンドにはこんな連中がいるんですね~。全く知りませんでした。

 おそらくこのバンドはピアノとキーボード担当のエマヌエル・フリアス(と読むのかな?)と、ティンバーレス他のパーカッション担当のラファエル・ベロアの2人を中心とするバンドなんだと思いますが、なかなか才能に恵まれているみたいで、実にイイ音を作り上げますね~。曲もイイものが揃っておりまして(多分カバー集なんだと思います)、ジョー・アロージョやペレス・プラードの曲を取り上げたり、スペインの変なおっさんが大ヒットさせた「マカレナ」なんて曲を見事にサルサに仕上げたり、かと思えばアルバム後半ではサルサの枠に捉われない大らかな海洋性を感じさせる演奏を聞かせたりと、汎カリブ音楽的な志向性を持っているところを見せたりするのもステキです。意外にも(?)なかなか聞きどころが多い盤だと思いますね~。

 演奏も良いですが、3人いる歌い手もなかなか良い感じであります。サルサ歌手らしく朗々ロマンティックに歌うおっさん、ハスキーで熱血な感じの男らしい声のおっさん、女性っぽい高めの優しい声で歌うおっさんがいるワケですが、個性の違いがある歌手が3人いますから、全編を通して飽きること無く楽しく聞けるんですよね~。あ、3人が一緒に歌う曲もありますよ!何にしても、イイ演奏とイイ歌を聞くことが出来る盤に仕上がっておりますので、ラテン音楽ファンだったら安心して聞けると思いますね~。コレはお薦め出来る盤でございます・・・って、お薦めしたところで一体どこで入手出来るんだ?って話ですが。
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