2017’04.12・Wed

PUBLIC IMAGE LIMITED 「FLOWERS OF ROMANCE」

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 イギリスのロックバンド、PILの1981年のアルバムです。実はわっちはPILって結構好きで、以前は「COMPACT DISC」と「メタル・ボックス」を持っていたんですよね~。どちらも結構気に入ってたんですけど、かなり前に何故かどちらも売り払ってしまって現在は手元にありません。それでも「COMPACT DISC」に入っていた「RISE」なんかは今でも鼻歌で出て来る位に好きな曲ですし、PILのブツは買い直したいとずっと思っておりました。そんな折にブックオフの500円棚で今回の盤を見つけまして、このブツはこれまで一度も聞いたことがありませんでしたので、思わずゲットしてしまったのでありました。

 ところで何故PILが好きなのかは、自分でもよくわからないんですよね~。わっちはジョン・ライドンの見た目が嫌いで、あの狂人そのものみたいな目付きがイヤですし、それにあの顔はわっちの大嫌いな爆笑問題の太田を思い出させて、とにかくイヤなんですよ。それでもそれ以上に、呪術的と言えそうな声が強烈に耳に残ってしまっているんですよね~。別に歌が上手いわけでもありませんし、良い声でもなければ強い声というワケでもないんですけど、妙に強い磁場を持った声ですよね?多分ですけど、わっちはこの声に惹き付けられているのかな~って気がしますね。

 今回取り上げます盤はPILの3枚目のアルバムにあたるワケでございますが、調べてみますとわっちの好きなベーシスト、ジャー・ウォブルが既に脱退した後の作品だったんですね~。そっか、ジャー・ウォブルの在籍は「メタル・ボックス」までだったんだ。そう言えば「メタル・ボックス」で顕著だった重低音の響きが、ここでは違っている感じがしますね。このブツでは重低音がどーのこーのと言うよりは、原始的なパワーを感じさせるドラムの音が強調されていますし、その上をフリーキーなギターとドローンみたいなベースが浮遊していて、どこの国の音楽なのかわからなくなるようなエスニック風の音楽が展開されているのが印象的です。そしてジョン・ライドンはもはや歌とは言えないような無調な声を聞かせていて、ロックもポップスも完全否定しているような感覚が全編に漂っています。それを受け入れられるか否かで評価は違って来ると思いますけど、わっちはこの得体の知れなさとやりたい放題具合が面白いと思いますね~。

 このブツは、どちらかと言えばあまり評価されていないようですが、80年代前半のニューウェーヴ期だからこそ出て来た、あの頃ならではの作品だと思います。まあポップさのカケラもありませんし、聞いていて楽しくなるようなブツでもありませんけど、何故だか妙に耳を惹き付けられてしまうのが、やっぱりPILならではの音楽だからかな~って気がしますね。ニューウェーヴ期の怪盤にして傑作、なんて言うのはわっちだけなんでしょうけど、聞いてみる価値は十分にあると思いますよ!
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