2017’06.14・Wed

SAYAKA Y SU PALMA HABANERA「A CUBA」

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 SAYAKAと言っても松田聖子の娘ではありません。前にこのボログでヒワイイ大使のめぐりんがデビュー盤を取り上げたことがありますが、ラテン・バイオリン弾きのSAYAKA(香月さやか)であります。この盤は2010年発売の2枚目のアルバムでありまして、ブックオフの500円棚に転がっているのを発見してゲット致しました。別にどうでもいいんですけど、1枚目のジャケ写はなかなかの美人さんに見えましたけど、今回はイマイチって感じがしてしまうのはわっちだけでしょうか?

 というどうでもいい話はさて置き今回のブツでありますが、デビュー盤のネタでめぐりんが書いていましたけど、この人ってまるでクラシックの演奏家みたいに真面目な顔をして、一音一音を丹念に律義に弾いている様子が目に浮かぶような演奏をする人ですよね。このアルバムでもその辺の真面目な雰囲気は全然変わらなくて、相変わらず律義に美しい演奏を聞かせてくれます。ただ、ノリの良さとか楽しさを感じさせるような音ではなくて、物悲しい雰囲気の音色を出すのも相変わらずですので、イメージ的にはラテンよりもヨーロッパ的な音楽性の方が合うのかな~という気は致します。音楽的にはタイトル通りキューバ音楽に的を絞っているんですけど、例えばオルケスタ・アラゴーンとかマラヴォワとかのバイオリンの音と比べると、クラシックの室内楽的な感覚の音に感じられまして、あまりキューバっぽくは聞こえないんですよね~。

 とは言えそれがこの人の特徴ですし、どうやっても真面目で律義な日本人っぽさが出て来るというのが、この人の個性なんだと思います。ですので出てくる音はキューバ音楽的でも何でもないんですけど、「日本人が考える美しいキューバのイメージ」を見事に表現している音楽だと感じられますね。だから日本人が聞けば実にキューバ的な音楽だと感じられるでしょうし、キューバ人が聞けば「こんな解釈があるんだ!」と発見出来るような音楽に仕上がっているのではないかと思います。まあバリバリのキューバ音楽ファンからすれば、「こんなの全然キューバ音楽じゃねえじゃん!」ってことになるんでしょうけど、SAYAKAさんは別にキューバ音楽そのものをやろうとしているワケではないと思いますので、コレはコレでありだと思いますね~。

 う~む、なかなかやるじゃないですか、SAYAKAさん。1枚目はバラエティに富んだ楽しさがありましたけど、キューバ的なものに的を絞って来たこの2枚目も実にイイですね!ジャズっぽさもシッカリと取り入れて、ちょいとプログレッシヴな気取った感覚があるのもカッコいいですし、だからと言って決してスノッブな感じにはならずに、親しみやすさもあるというのがステキです。BGMとして流すも良し、音も良いのでオーディオに向き合ってジックリと聞くも良し、色々な聞き方が出来るお得盤に仕上がっていると思いますよ!
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