2017’06.28・Wed

KZ TANDINGAN 「SOUL SUPREMACY」

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 フィリピンの歌手KZタンディンガンの、今年発売のアルバムであります。これが2枚目ですが、デビュー盤が2013年でしたから随分と間が開きましたね。スッカリと忘れていたところに新譜の知らせでしたので、思わずゲットしてしまった次第であります。前作はポップやらロックやらボサノバやら何やらと随分バラエティに富んだ内容で、聞けば一発でそれとわかる特徴的な歌声と相俟って、風変わりながらも聞きどころの多いステキ盤に仕上がっておりました。年間ベストには入賞しませんでしたけど、次点扱いでしたし。ですので今回のブツはめっさ期待していたんですよね~。あ、別にどうでもいい話ですが、ジャケ写がめっさ青いですけど、実物はもっと白っぽいです。わっちのポンコツ・デジカメがおかしいだけですので。

 で、今回の盤でございますが、随分R&B色が強くなった印象がありますね。歌ってるんだかラップしてるんだかよくわからない曲もあれば、しっとりと歌う曲もあり、ロックっぽいダイナミックな曲もあるのですが、どの曲も感覚が実に黒っぽいんですよ。ちょいとカスレたような独特の歌声は相変わらずなんですが、歌に切々とした感情を込めているのがよく伝わって来るようになりまして、その佇まいはまるでサザンソウルの歌手のようであります。前作ではちょっと品が無いように聞こえた歌声が、今回は唯一無二の個性として輝くようになっていまして、何だか風格みたいモノが出て来ましたね。へ~、なかなかイイ歌手になったじゃないですかKZタンディンガン。ハスキー声のラップもめっさ決まっておりますよ!

 曲もカッコいいモノが揃っているのですが、わっちがぶっ飛んだのは10曲目の「SA AKING MGA KAMAY」であります。ジャズっぽく叩きまくるドラムに超絶ぶっといベースが強烈な曲なんですが、この地響きがするようなベースは一体何事?本当にとんでもなくカッコいいんですけど~♪ただ、こんなにも強烈な音にも負けない存在感を出しているKZの歌声も、実に素晴らしいと思います。この曲の途中にはドラムとベースだけをバックにKZがラップする部分がありまして、もうマジでチビってしまうぐらいのカッコ良さであります。ちなみにこのベースは、あのカレル・ホナサンが弾いています!・・・って、誰じゃそりゃ?全然知らない人ですけど、凄いですわこの人。

 う~む、それにしても今回の盤は実にイイですね~。とっ散らかった印象があったデビュー盤と比べると、黒っぽさでビシッと筋を通したこのアルバムは、水をも漏らさぬ完璧な仕上がりになっていると思います。先日取り上げましたベトナムのハ・アイン・トゥアンの盤と同様に、ゴリゴリのワールド系音楽愛好者にはピンと来ない音楽だと思いますが、普通のポップスファンとかR&Bファンにはビシバシにアピールする音楽だと思います。フツーの音楽ファンの方々は、是非ともこのカッコ良さにシビレて下さい!などと大々的に宣伝したくなってしまう傑作であります。マジ凄いですわ、KZタンディンガン!
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これもスポティファイでチェックしてたんですが、まだちゃんと聴いてませんでした。要するに私好みのようですね。なくならないうちにいっとこうかな。フィリピンのブツは安いですしね。

Astral:2017/06/28(水) 23:08 | URL | [編集]

>Astralさん
こんばんは。
KZがこんなに素晴らしい歌手になるとは思っていませんでしたが、既にフィリピンでは大人気ですし、本当に要注目だと思います。Astralさんに気に入っていただけたら、とても嬉しいですね~♪よろしければ是非!

ころん:2017/06/29(木) 00:13 | URL | [編集]

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