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2017’07.05・Wed

CROWDED HOUSE 「TEMPLE OF LOW MEN」

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 オーストラリアのロックバンド、クラウデッド・ハウスの1988年のアルバムであります。発売当初に輸入盤のLPでゲットしたことがあるブツでありますが、この度ブックオフの500円棚で発見しましたので、久し振りに聞いてみようかな~ってことでゲット致しました。でもこの盤ってわっちに取っては因縁の盤(?)でありまして、前に「ころんの音楽遍歴」なんてネタを書いた時に、大学1年のある時に急に欧米のロックが下らなく思えて来て、それ故にワールド系音楽の大海に飛び込んだなんて言いましたけど、欧米の音楽が下らないと思った時にまさに聞いていた盤が、R.E.M.の「グリーン」とこのクラウデッド・ハウスの「テンプル・オブ・ロウ・メン」だったのであります。わっちにとってこの盤は、欧米のロックを一度捨てるキッカケになった盤なのであります。

 とは言え別にこの連中のことを嫌いになったワケではなくて、たまたまそんな時期にこの盤を聞いていただけなんですけど、当時熱心に読んでいたミュージック・マガジン誌でも非常に評価の高かったこの盤を切り捨てることには大して抵抗は無かったですね。この盤を聞くのはそれ以来ということになりますが、こうやって改めて聞いてみると、やっぱり良いバンドだな~って気はしますね。ニール・フィンが中心人物だけあって流石に良いメロディの曲が揃っていますし、プロデュースがミッチェル・フルームで、録音がチャド・ブレイク、ミックスがボブ・クリアマウンテンという、制作陣も今考えれば相当に高名な連中が揃っていますし、悪くなりようが無いって感じではあります。

 で、ここからは最近の関心事である「良い音」の話になるんですけど、制作陣にこれだけのメンバーが揃っていますので音質はかなり良いかと思います。しかし、ボニー・レイットの「ギヴ・イット・アップ」なんかの自然な音に比べると随分人工的と言いますか、スタジオで作っている音だな~って感触があるんですよね~。まあスタジオ盤ですから、当たり前っちゃあ当たり前なんですけど。どの楽器もシッカリと聞こえて定位もハッキリとしていますし、全てが見渡せるイイ音作りなのは間違い無いんですけど、イマイチ有機的な音じゃないと言いますかね~。上手く説明する事は出来ないのですが、あの自然で耳に刺激の少ない温か味のある音は一体何処へ行った?って感じなんですよ。

 まあ80年代って独特の音が発達した時代で、言ってみれば人工的でプラスチックみたいな感覚の音が大々的にもてはやされた時代ですから、その手の音に比べればそれ程の時代性を感じさせる音ではないですし、おそらく今の時代でも通用する位の音作りになっていると思うんですけど、70年代みたいな「もしかして人生変わっちゃうかも~?」なんて思わせるような音ではないことは確かであります。そんなことを考えると、例えばマシュー・スウィートみたいな徹底的に70年代の機材にこだわった盤を作る連中が出て来たりするのも、実は必然なのかな~なんて思ったりもします。「良い音って何?」なんて、考えるほどにわからなくなって来ますよね~。
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